子供達への遺書に、私を火葬してキンケイドの遺骨(灰)と混ぜて橋の周りに撒いて
欲しいと書き残したのがアメリカ人には衝撃だったんだな。
アメリカでは火葬は少ないし、地面に撒いてくれなどという人はいない。
それにアメリカの火葬は骨を残すのではなく、高温で焼いて粉にしてしまうみたいだな。
映画ではバッと風に散って肥料の粉を撒いてるみたいだったものな。

灰にして好きだった人の骨(灰)と混ぜるというのも、日本人には理解できる心情だが
アメリカ人には分からないらしいよ。

あと、アメリカ人の女なら、本気で好きな男ができればそっちへ行ってしまう。
子供たちのために家庭は壊さなかったというのも驚きなんだろうな。

女はアメリカ兵に求婚されてニューヨークのようなところに住むのだと思った。
来てみたらアイオワの、ネブラスカ州に近い田舎で、畑と荒野しかないようなところ。
キンケイドとの話で、女がイタリアの小綺麗な町の人間であることが分かる。
にもかかわらず、
女がこんな田舎でもイタリア女と軽く見られていると感じていることが分かる。
窒息しそうな田舎で、外の世界の臭いを体中にまとった男が現れて、しかも
その男が自分の故郷の町に行ったことがあると知る。
女は男を離したくなくなった。
女の恋には望郷の思いも重なっている。

>>239
兄妹で見つめ合うのはお互いの心を探っているから。信じられる?いや信じられない。
どう捉えていいか分からないから相手の気持ちを探ってしまう。
それくらいアメリカ人にとっては衝撃的だった。