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【物語】欅坂46orけやき坂46の小説 ★3【エロも可】
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0001名無しって、書けない?(やわらか銀行)
垢版 |
2018/03/11(日) 09:17:32.61ID:b3/LyH/X0
素人レベルからでも投稿できる小説スレです 
ただし投稿作品に対するすべての中傷は禁止です 

投稿者は多大な時間と労力をかけて 
作品を投稿していますのでご協力をよろしくお願いします 

この度小説スレと原案ありスレを統合しました 

以下は原案ありの簡単な説明です 

インスパイア、オマージュ、パロディ、パクリ、何でも結構です。 
その原案も小説、戯曲、映画、テレビドラマ、マンガ以外にも、ルポルタージュやテレビのドキュメンタリーとかでもかまいません。 
テーマだけでもOK、冒頭だけでもOKです。 
少しでもかすったから原案ありだと書いた当人が主張するのなら、そう見なしてあげましょう。 
「『パクった』と言ってるけどさ、全然パクってなく、それはお前のオリジナルじゃん」という非難はやめましょう。 

あとは作家さん各々の良心に従い思うままに書いてください 

最後に、このスレの投稿される作品はすべてフィクションであり 
実在する人物や団体や建物等との関係は一切ありません 
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0101名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/03/25(日) 23:23:15.17ID:cZvSPMq+0
誤爆と言って、優しさをひた隠しにする庭さんに拍手

>>100
マキアートすごいですね
めっちゃ細い
0102名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/03/25(日) 23:24:10.88ID:cZvSPMq+0
『トローチ』

小林由依の右頬には涙が伝っていた。
誰一人として観客居らずとも、誰も居ない舞台の上を歩き回れば、万雷の拍手が聞こえてきた。
やがて拍手は消え失せて、客席の上段に目を移せば、スポットライトが目に染みる。
光は滲み、陰は揺らいでいた。
上に向けた手のひらは、葛藤と絶望に満たされ、重く震え上がっている。
「ああ、どうして私は主役になれないのかしら」

ホテルはシングル部屋だった。これまでよりも良い待遇だった。
まだ脇役ながらも、役者としての地位が確立されてきている証拠でもあった。
風は自分に向いていた。窓の外から打ちつける暴風さえも、今は自分に向かって吹いていた。
由依は目をつぶった。
「大丈夫、きっと上手くいく」
荒れる嵐の暗闇を、由依は進み始めていた。


翌日は朝からリハーサルがあった。本番まで、あと二日だ。
「えー、平手のことなんだが…」
プロデューサーは口ごもっていた。また、いつもの事態だ。
主役の不在、首脳部は明らかに焦っていた。

「私が代役やりましょうか。共演者のセリフは全部覚えてますから」
由依は、プロデューサーに話しかけた。
「そうか、小林という手もあるか…」
「ギャラも今のままでいいですよ、困った時はお互い様ですから」
「うん、まあ考えとくよ。まだダメと決まったわけではない」

Il treno passa per tutti.(チャンス行きの電車は誰にでも来る)
そう、あとは飛び乗るだけだ。チャンスなんてそこら中に転がっている。
0103名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/03/25(日) 23:24:38.09ID:cZvSPMq+0
平手が稽古を休んだその日の夜、部屋のベルが鳴った。のぞき穴には平手がいた。
ドアを開けても、何のことかわからなかった。平手は黙って泣いていた。
筆談の結果、平手は声が出ず、その原因はトローチの紛失にあるようだった。

『こばゆい、私のトローチ知らない?』
メモの内容に、由依は首を振った。そして、メモに返事を書く。
『トローチ 失くなったの?』
そのメモを見た平手は笑った。由依は首をかしげた。
『あのね、耳は聞こえるんだよ』
平手がそう書いたことで、ようやく由依は笑みの意味を理解できた。

『私ね、トローチのおかげで声が出るんだ。魔法のトローチなの』
「そうなんだ。どこで失くしたか心当たりは?」
『わからない。でも主役だから、色んな人に狙われてるかも。例えば…』
平手は指を差した。由依はドキッとした。

平手の視線は冷蔵庫から動かなかった。完全にバレていた。
由依は冷蔵庫からトローチの入った箱を取り出した。
「ごめん。いつも、あんまりにも大事そうに持ち運んでたから、どんなものかなって…」
平手はトローチを一つ口に入れた。そして、咳払いをして、話せるようになった。
「普通の人が舐めても変わらないよ。私にしか効かない魔法だから」
「うん、ほんとごめん。でもちょっと気になったんだけど、なんで私が盗ったと思ったの?」
「本気で引きずり降ろそうとしているのが、ただ一人、こばゆいだけだったから」
「引きずり下ろす…主役になりたいとかそういうこと?」
「主役になりたい人なら幾らでもいる。そうじゃなくてね…」
平手は二個目のトローチを口に含んでから言った。
「いつか、仲間が撃ってくれるんじゃないかと思ってね」


原案
欺きたいなら 僕を抹殺してから行け!
---『不協和音』より---
0104欅坂ヒストリーA ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/03/26(月) 00:38:06.11ID:gq++pmix0
モノクロに見えた目の前の景色が綺麗に色づき始めた。しかしその後、ゆっくりとその景色が揺れ始めた。その場所のことを考えれば当然のことだ。
そして彼女は同世代の少女たちより遥かに密度の高い日々を過ごしてきた。そして遥かに傷ついてきた。それは彼女だけではない。その場所にたったもの全員だ。
しかし彼女の場合、それが人より顕著であったかもしれない。
彼女は別れの場面においては常に送る側にあった。それは彼女の頑なな意思でもあり、周りの祈りに満ちた願いでも合った。

彼女自身はまだ自分の表現が未完成であると考えていたし、周りも彼女が居なくなった後の景色を見ることに恐れを抱いた。
彼女の所属するグループ。欅坂46を街の人々が想起する時、必ず浮かび上がるのがモーゼの十戒を模したパフォーマンスをする彼女であった。
つまり彼女は欅坂46にとっての’’顔’’であった(だが彼女はそれが不本意であった、と言った)。
あれから、年号は変わり新たな時代となりついに、彼女の頑なな意思が反転するときがきた。
0105欅坂ヒストリーB ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
垢版 |
2018/03/26(月) 00:39:11.22ID:gq++pmix0
「収録開始5秒前、4、3...」
ADがカウントし、カメラが司会の土田と澤部をクローズアップすると、澤部は乃木坂工事中を捩って作られた冠番組のタイトルを叫ぶ。そのあとでカメラは横に居るメンバーを映した。
土田は「本日の企画は澤部さん。」と澤部をみる。
澤部は土田を見て軽く頷く。そして企画を叫ぶ。
「欅坂46、結成10周年記念企画、今だから語れる欅坂ヒストリー!」
澤部の声は狭く老朽化したスタジオにめいっぱい響く。するとすかさず澤部の近くにいる渡邉理佐が「澤部さん、煩い。」
と顔を歪める。
「いいだろ、みんなに伝わるようにでかい声でも」
澤部は理佐に言う。
それが火種となり2人は言い争いをする。
これはYouTubeなどでまとめができるほど番組の名物となった。
メンバーの眼差しは2人を笑う。しかし結成当初とは違いその眼差しが柔らかい。
暫くして澤部は「ええい!このくだりを何時まで続けるつもりだ。」と言う。
するとスタッフの野太い声とメンバーの高い声が潮騒のようにスタジオの隅まで轟く。
そんな中馬鹿みたいに手を叩き笑う織田奈那をカメラはクローズアップする。
「ほらカメラさんに見つかってるよ」澤部は苦笑いをする。
そして土田は咳払いをして「澤部さん、企画を説明してください。」と言う。
その日は欅坂46の結成10周年を記念し、ボードに書かれた年表を見ながら今までを振り返るというものだった。
土田はその説明を聞きながら
「それ乃木どこでやらなかった?」と澤部に言う。
「いいんですよ、そこは突っ込まなくても。」とカラカラ笑いながらツッコミを入れる。
ボードはどこかのミヤネ屋を模した巨大なものだった。
それを見てメンバーから叫声が上がる。
「では菅井、菅井どこだ。」土田はメンバーを見渡す。
「ここ此処」菅井はすかさず自分を指さす。
「ああ、居た、土生に隠れて見えなかった。」土田は悪びれる様子なく言う。
「ではキャプテン菅井お願いします。」
澤部が言う。
菅井はボードの隣に行き、
「さてそれでは欅坂46の歴史を振り返りましょう。」と言う。
しかし菅井の滑舌が悪いせいか、
「えっ?」と聞き返すメンバー。
「もう!」頬を膨らます菅井。
0106名無しって、書けない?(庭)
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2018/03/26(月) 20:56:41.32ID:k5GjM4gAa
>>100
>>101
見抜かれていたとは・・・

なんかスレチみたいで気が引けてしまいましてw
0107名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/03/26(月) 22:51:12.71ID:fp71vkKH0
>>106
不器用な優しさが理佐ちゃんにそっくりです
それに全然スレチじゃないっすよ
0108名無しって、書けない?(庭)
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2018/03/26(月) 23:40:32.38ID:DFyDx6VWa
>>107
ありがとうございますm(__)m

過疎っていたらまた書きにくるかもしれません

でも冷静に考えたらこのてのスレは過疎ってるのが普通な気がするんですよねw
0109隣の席の理佐ちゃんNEO 第1話(庭)
垢版 |
2018/03/28(水) 11:28:56.49ID:Q+J7qcAqa
「やべえ!?教科書忘れちゃった」
わざとらしく嘆きながら隣の席の理佐ちゃんに視線を送る俺

俺の視線に気づき慌てて目を逸らす人見知りの理佐ちゃん

高1の頃から超美人な理佐ちゃんに片想いしてた俺

高3にして遂に同じクラスになり運良く理佐ちゃんの隣の席になれた俺

しかし、隣の席になってから1ヶ月も経つのに人見知りで警戒心の強い理佐ちゃんが相手故になかなか仲良くなれずにいる俺

「理佐ちゃん教科書見せてもらってもいいかな?」って理佐ちゃんを大げさに拝む俺

「ちょっと、見せてあげるからやめてよ・・・」
恥ずかしがり屋の理佐ちゃんに大げさに頼むことで断られずに毎日教科書見せてもらってる俺

「ありがとう、助かるよ〜」って理佐ちゃんの机に自分の机寄せる俺

「毎日忘れてんじゃねーよ」って小さな声でドス効かす理佐ちゃん

可愛い顔してたまに口が悪い理佐ちゃん・・・それはそれで可愛い

「ねぇ、わざと忘れてきてない?」って小首かしげる最強可愛い理佐ちゃんに

「わざと忘れるわけないじゃん」って恋のドキドキを隠しながら答える俺

「どっちでもいいけどね」って笑う理佐ちゃん


「どうやら理佐ちゃんにバレたみたいだな・・・」
放課後、学校帰りに思案する俺

バレたとなると毎日教科書忘れたふりしてたのが堪らなく恥ずかしい俺

そして翌日

「ねぇ、どうしたのそれ?」

鞄から教科書出してる俺を見て珍しく理佐ちゃんから話しかけてきた〜!?

理佐ちゃんの隣の席になって苦節1ヶ月、ついに理佐ちゃんから話しかけてくれたことに感動する俺

「俺君・・・?」感動でフリーズする俺に戸惑う理佐ちゃん

「今日は忘れずに持ってこれたんだ」って我に返り照れ笑いする俺に

「持って来てんじゃねーよ」ってドス効かす理佐ちゃん

俺が教科書忘れないと何故か拗ねちゃう理佐ちゃんだから好き
0110名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
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2018/03/28(水) 11:55:50.39ID:jS5+gFilK
再び保守乙ですm(_ _)m

前スレ本日dat落ちしたようです
最終書き込みから6日ちょっと生き長らえました
0111名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/03/28(水) 12:16:31.54ID:s5jcmZ10a
>>110
突然「隣の席の理佐ちゃん」を書きたくなってしまいまして・・・

だから好きスレに書くと「同じクラスの理佐ちゃん」と区別がつかなくなる恐れがあったので小説スレを利用してしまいましたw

前スレが落ちるのは寂しいものですな・・・
0112隣の席の理佐ちゃんNEO 第2話(庭)
垢版 |
2018/03/28(水) 16:35:24.71ID:fOYkOPTpa
「どうしようかな・・・」
朝も早から鞄と教科書を並べて悩む俺

隣の席の理佐ちゃんに教科書をわざと忘れてるのがバレてるくさいので教科書を持って行った昨日の俺

結果、何故か理佐ちゃんが拗ねてしまい一言も口を聞いてもらえなかった俺

散々悩んだ挙げ句、原因は教科書にありと気づいた俺

しかし、万が一ハズレてたら理佐ちゃんに教科書見せてもらわなきゃいけないわけで・・・

やっぱりバレてたら恥ずかしいから持ってくことにする俺

「理佐ちゃんおはよう」
自分の席に座りながら恐る恐る理佐ちゃんに挨拶する俺

「おはよう〜」って普通に挨拶返してくれる理佐ちゃん

もう拗ねてないみたいだなってほっとしながらも

ビビりながら鞄から教科書を出す俺

「今日も忘れないで教科書持って来たんだ、偉いね」
なんて褒めてくれる理佐ちゃんに安心しながらも、教科書忘れて来ない俺に拗ねてると思ったのは勘違いだったかとちょだけがっかりな俺

でも理佐ちゃんが「偉いね」なんて褒めてくれたのは毎日理佐ちゃんに教科書見せてもらってた成果だと前向きな俺

教科書忘れた作戦に替わる隣の席の理佐ちゃんと仲良くなるための新しい作戦考えないとなぁ・・・なんて思案してたら

「ねぇ俺君、教科書忘れちゃったから見せて欲しいんだけど・・・」
なんて恥ずかしそうに俺にお願いする理佐ちゃん

理佐ちゃん・・・マジですか?って無言の俺に

「びっくりしてんじゃねーよ」って照れ隠しにドス効かす理佐ちゃん

「まさか・・・わざと忘れたとか?」
理佐ちゃんの机に自分の机を寄せながら聞く俺に

「そんなこと聞かないで」
なんて照れ笑いしながらそっぽ向く理佐ちゃんだから好き
0113名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/03/28(水) 22:57:05.19ID:uavJxegPa
軽く存亡の危機迎えとるやないか・・・
0114hidamari(5) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/03/29(木) 00:56:55.73ID:nMYOZa/20
「体調、大丈夫?」
いくちゃんに尋ねる。いくちゃんはビーフシチューを口いっぱいに頬張りながら
なにか言ってるけど。なんて言ってるのか聞こえない。
「大丈夫。」
飲み込んでから笑顔でいくちゃんはいう。
「絵梨花もまたあんまり無理しないでよ。」
お母さんは言う。
いくちゃんは弱音を吐かない。ひたすらひた向きに努力している。
それはいいけど時々この前みたいに頑張りすぎてキャパオーバーすることもある。
だからお母さんも(もちろん僕も)心配になる。
「わかってるよ」
いくちゃんは言う。
「無理しないでね。」
僕は重ねて言う。
「もーわかってるよ。うるさいな」
頬を膨らますいくちゃん。
そのあと僕はビーフシチューを2杯もお代わりして生田家をあとにした。
0115hidamari(6) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/03/29(木) 00:57:40.91ID:nMYOZa/20
生田家ではいくちゃんとお母さんのふたり、彼が帰ったあと、片付けをしている。

私が布巾でテーブルをふいているとお母さんが言う。
「ねぇ、絵梨花。お母さん、あの子ならいいと思うよ。」
「なんのこと?」
私は手を止めてお母さんを見る。
「ずっと仲良さそうに話してたから。しかもあなた時々寝言で喋ってるわよ。彼のこと。」
顔が熱い。おそらく私の顔は赤くなっているのだろう。
「それに、いつだっけ。夕方郵便確認しようとしたらあなたと彼が手を繋いで……」
「うそっ。ねぇ、お母さん!」
私は恥ずかしいような怒りのような複雑な感情。
「あら、本当なの?」
ニヤニヤしながら手を口で抑えた。
「えっ、だっていま」
「手を繋いでたりしたの?って聞こうと思ったのにあなたが」
お母さんは時々こういうことをする。ニヤニヤ笑いながら。
「ピアノも怠けないでよ。」
そう言ってお母さんは台所へ消えた。
私はただ、お母さんの後ろ姿を見ていた。
0116名無しって、書けない?(千葉県)
垢版 |
2018/03/29(木) 01:17:48.13ID:nMYOZa/20
ストックが切れた...
0117名無しって、書けない?(庭)
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2018/03/29(木) 01:23:29.75ID:glAV7o7Wa
>>116
千葉県さん居てくれたんですねw
0118名無しって、書けない?(千葉県)
垢版 |
2018/03/29(木) 01:46:15.79ID:nMYOZa/20
>>117
しばらく離れてましたがいますよ。まだいろんな作品を放りっぱなしですし。未だまだ。これから。
0119名無しって、書けない?(千葉県)
垢版 |
2018/03/29(木) 01:49:17.90ID:nMYOZa/20
またこのいくちゃんシリーズは長くなりそう。どうしてこうなんでもかんでも長くなるんだろう?
0120名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/03/29(木) 02:26:59.34ID:0KNDQTgia
>>118
>>119
頼もしいお言葉ですm(__)m

また過疎ったら保守がてら続きを書きに来ます
0121名無しって、書けない?(千葉県)
垢版 |
2018/03/29(木) 17:34:52.21ID:nMYOZa/20NIKU
>>120
よろしくお願いします!
0122名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/03/29(木) 23:52:39.00ID:2Hhs9KlraNIKU
>>121
こちらこそお邪魔させていただきますm(__)m
0124 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
垢版 |
2018/03/30(金) 19:56:25.24ID:2XEB5Yf00
偶像の評価、それはどれだけの信者がいることかによって判断される。
この場合は、アイドルにつくファンとなる。
評価により偶像の地位は高まり、多くの人間に影響を与えることができるようになる。
それは結果的に偶像自身の名前を高めていく正のスパイラルを発生する。
そのために、偶像は情報を発信する。
このネットという膨大な情報が氾濫する現在……。
偶像のネットの評価は、アンチの巣窟となる場合も存在をする。

アイドルの少女たちは、その膨大な見えない敵と戦うことを否応なく強制される。
幼き少女たちは、それらに耐えることができるのだろうか。
耐えたとして、それは少女たちに何をもたらすのだろうか。

身近になりすぎた少女たちは、勝手気ままに攻撃されていく。


欅坂46怪異譚

今泉佑唯の場合


アイドルとは成熟をするにつれて、その商品価値を失くしていく。
それは呪いである。


「おはよ〜〜〜!!」

元気よく挨拶をする佑唯。
彼女はその持ち前の明るさと、元気いっぱいの笑顔でメンバーを明るくさせることができる。
その笑顔に、つられてメンバーも笑ってしまうことがあるくらいだ。
佑唯は、メンバーの中でも目立つほど小柄な体型であるにもかかわらず、
一生懸命なパフォーマンス・表現力を武器にして、人気メンバーとして頑張っていた。

「おはよ!まなかちゃん!」
「あーおはよ、ゆい。ってか朝から顔を近づけるな、鬱陶しい」

朝はテンション低目の志田愛佳に対しても今泉佑唯は満面の笑みで声をかける。
愛佳はそんな、佑唯を片手を振りながら、あっちへいってと振り払うような仕草をして見せる。

「もう!せっかく挨拶してるのに」
「そうだよ、愛佳。あんまりゆいちゃんを邪険にしないであげて」

それはゆいちゃんズとコンビを組んでいる小林由依である。
小林由依はどちらかといえば大人しい存在、対する今泉佑唯は騒がしいキャラという相反するコンビなのだが、どういう訳か仲が良い。
二人で、フロントメンバーにも選ばれたりするものだから、不思議な関係だ。
志田愛佳は、ここのところ頻発するメンバーに起こる怪異現象を調べるのに時間を費やしていた。
元々は趣味で始めたものだったのだが、結局各メンバーが抱える闇が強力な形で具現化しやすくなっているということだった。
さらに、怪異は怪異を呼ぶとあり、一度起これば頻発する可能性があるということもわかった。
要は、またメンバー間でのいざこざのようなことが起こるのも否定できない。
渡邉理佐、鈴本美愉と相次いでメンバーが怪異に囚われている。

「はあ、私もゆいみたいに何も考えなくていいならなー」
「ちょっと!!私もいろいろ、ちゃんと考えてるんだから!」
「え?そうなの?」
「初めて聞いたみたいな顔しないで!」
0125 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
垢版 |
2018/03/30(金) 19:58:00.29ID:2XEB5Yf00
愛佳とのコントを終わらせて、佑唯はゆいちゃんズとしてフロントメンバーを任されている曲の練習をレッスン室で行ってる。
今夜は、テレビでの放送で披露されており、全国に自分たちが大きく映し出される。
ここで頑張って、欅坂46メンバーとして頑張らなくちゃいけない。
自分達はフロントメンバーとして欅坂46メンバーの顔となるのだから。
だから、頑張らなくちゃいけない!

「ゆいぽん?」

レッスン室での休憩中、佑唯が小林由依に問いかけた。

「どうしたの?ゆいちゃん?」
「今日の本番、頑張ろうね!!」

いつにも増して気合が入っている佑唯。
由依はうんとゆっくり頷いた。
由依は、佑唯が気持ちが入りすぎているのではないかという不安を覚える。
いつもの調子で頑張ればいい……由依は、そう思う。
今のままでも佑唯は十分、表現力はずば抜けているし、問題がある訳じゃない。

「大丈夫、ゆいちゃんはいつも通りで十分だから」
「うん!ありがとう!」

フロントメンバーになり、テレビで目立つということは、それだけ世間に評価されるということだ。
多くの欅坂46を知らない人間も大勢見る。
それだけに責任も重要となるわけだ。

「頑張ってね!ゆいちゃんズ!」
「大丈夫、練習通りやれば問題ないから」

坂道AKBでセンターをやっていた長濱ねるや、ダンスを纏めるリーダー役である齊藤冬優花からも激励の言葉を受ける。

『頑張ってね、二人とも!』

体調不良でいない平手友梨奈のラインもきて、今泉佑唯の気持ちはより高まる。
佑唯は、自信を持つよう親に言われてきた。
どんなことだっていい、自分に自信をもって生きなさい、と。
それが彼女にとっての強みであり、彼女にとってどんなことだって頑張ってこれたことでもある。
自信がなければ、パフォーマンスで人を納得させることなどできない。
彼女の根拠の有無は問わない自信と、類まれな才能と努力、そして彼女の職業であるアイドルが見事に合致していた。

そして……歌番組が始まる。

大勢の歌手たちと一緒に欅坂46メンバーが呼ばれ
そして、大きく手を振り、自分たちをアピールする。
小さい体を一生懸命大きく見せようとしながら……。

「それでは、欅坂46です……」

司会者に促されて、彼女たちは照明に照らされ、カメラを前にして歌う。
身体を動かし、大きく口を開けて……。
自分の想いをのせて奏でる・表現する。
ライブと違うのは、そこにファンの人がいるわけじゃない。
でも、このカメラの向こうには、それこそ武道館・さいたまスーパーアリーナどころじゃない。
もっと大勢の人間が見ていて聞いているんだ。
そう思って、佑唯は歌い切った。

出演が終わり、捌けてくるメンバー。
0126 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
垢版 |
2018/03/30(金) 19:59:43.30ID:2XEB5Yf00
「よかったよ!ゆい!」
「いまゆい、凄いよかった!」

ダンスメンの齋藤冬優花、鈴本美愉にも褒められる佑唯と由依の二人。

「ゆりなの穴をしっかり埋めれたよね」

キャプテンの菅井友香からも賞賛の言葉を受けることができた。
佑唯は、嬉しそうに頭を下げて笑顔を見せる。

「やったね!」

そういってVサインをする彼女。
周りからは笑い声が漏れた。
楽屋に戻る廊下……佑唯の元へとやってくるのは愛佳である。

「お疲れ、さすがだったよ」

愛佳はそういって佑唯の肩を抱いて告げる。

「ありがとう、愛佳ちゃん」
「あとこれは親切心でいうんだけど、今日はすごい良かった。だから下手にエゴサとかで検索はしない方がいい」
「え?どうして?」
「……ネットの評価なんてアテにならないから」

愛佳はそれだけ言うと他のメンバーのところにと歩いていく。
佑唯は、愛佳の言葉の意味が理解できなかった。
凄い良かったのならば、その声を聞きたいとそう思ってしまっていたからだ。
楽屋にもどり、衣装を着替えると愛佳たちが見ている前だと気まずいので、こっそり隠れながらスマホを見て
今日の音楽番組の感想を見る。

期待に胸を膨らませながら……。

『なんだよ、てちいないじゃん』
『あーあ、折角期待してたのに、誰やねんフロント二人は?』
『すべてがフロントのせいで台無し』
『平手いないんじゃ意味ない解散解散』
『うわーショボいなー』
『【悲報】平手の偉大さを知ることになる、平手アンチ憤死』
『ずーみんフロントはまだ早い』
『ダンスも表現力もダメ、やり直し』
『欅坂46も、もう終わりだな』

容赦なく書かれる罵詈雑言の嵐。
テレビの前で頑張った自分の自信が崩れ去っていくのを感じた。
頑張った……自信を持って、欅坂46のために……。
だけど、それが結果的には。
スマホを握りしめながら、佑唯はその場でしゃがみ込んでしまった。
力が入らない。
立つことができない……。
前を見ることが出来ない。

「……ごめん、みんな」
0127 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
垢版 |
2018/03/30(金) 20:00:49.49ID:2XEB5Yf00
佑唯はつぶやくことしかできない。
みんなに向かっての謝罪を……。
彼女のまっすぐなまでの気持ちが、闇にと覆われる。
感情のエネルギーとは、高ければ高いところから落ちるとそのエネルギーは膨大となる。
今泉佑唯の感情の急激な降下は、彼女を闇にと落とす。

『偶像』

偶像とは、皆の憧れであり、皆にとっての夢である。
では、その逆とは何か?
皆にとっての恐れであり、皆にとっての悪夢の姿とは何か?

それは……『悪魔』である。


「!!」

志田愛佳は目を開けた。
彼女の視界に入ったのは、黒板である。
顔をあげて周りを見渡す愛佳、そんな彼女の隣に立っているのは渡邊理佐、平手友梨奈。
二人も制服を着て愛佳を見ている。

「いつまで寝るの?愛佳」
「ホントだよ、ぴっぴ。次移動教室だよ?」

愛佳は、二人が何を言っているのか理解が出来なかった。
顔をあげて、周りを見渡せばいつもの欅坂メンバーが、荷物を持って席を立っている。
先ほどまで、自分は何をしていたんだっけ?
なんでこの場所にいるんだっけ……。

「愛佳?」
「あ、いや……ごめん。えーっとなんかの撮影だったよね?」
「え?」
「もー何寝ぼけてるさ、ぴっぴ。私たちは同じ欅坂高校のクラスメイトでしょ?」
「え……」

愛佳は、友梨奈からの言葉に思わず言葉を漏らす。
友梨奈がそんな嘘をつくとは思えない……愛佳は、立ち上がりもう一度、教室の中を見渡した。
そこにいるのは、いつもの欅坂46メンバー。
年齢も違う彼女たちが一緒の教室にいる。
それがまるで当たり前かのように。

「……なにこれ」

愛佳は、呆然としながら、当たり前となっている欅坂高校の世界を見渡しながら呟いた。
異常な世界……。
だが、それが当たり前として動作している世界。
それは、愛佳にとっての非日常でしかない。
明かな異変……それは、渡邊理佐や、鈴本美愉と同じもの。
だが、その変異は今までの比ではない。
先ほどの二人は個人の異変であった。
しかし、今回起こっていることは、今いる世界全ての変異……。
こんなことは果たして可能なのか?
呆然とする愛佳のいる学校の屋上にて制服を身に着けながら、青空を見上げる佑唯。
彼女は、いつもの満面の笑みではない、影のある笑みを浮かべる。

私は……欅坂46メンバーが大好き。
だから、そんなメンバーを傷つけるすべてを私は否定する。
0129名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/03/30(金) 21:26:26.34ID:xtBzYSdT0
>>128
ずーみんの苦悩をここまで書いておいて、もなちゃん視点に移るとは…
楽しみです
0130名無しって、書けない?(庭)
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2018/03/31(土) 03:27:31.95ID:txMMgbiha
>>128
今回も面白いです

早く続きを読みたいです
0131隣の席の理佐ちゃんNEO 第3話(庭)
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2018/03/31(土) 23:18:56.88ID:U+LQh/Baa
「今日はありがとうね」
1日中教科書見せてあげた俺にお礼を言う理佐ちゃん

「うん・・・」って複雑な俺

「どうしたの?」
なんか言いたそうな俺に帰り仕度する手を止める理佐ちゃん

「明日は教科書持ってきなよ」
思いきって理佐ちゃんに言う俺

「毎日忘れてた人に言われたくないな」ってムッとする理佐ちゃん

大人しいわりに気は強いみたいだ

「理佐ちゃんには忘れ物似合わないからさ」ってムッとする理佐ちゃんに怯みながらも言うべきことは言う俺

「なにそれ、そんなの俺君が決めないでよ」ってますます怒る理佐ちゃん

「違うんだよ理佐ちゃん、明日からまた忘れちゃう気がするから、そしたら理佐ちゃんに見せてもらえないと困るからさ」
なんて怒る理佐ちゃんにビビり思いもよらない方向に行ってしまう俺をよそに

「仕方ないな〜」
なんてニヤニヤしちゃう理佐ちゃんだから好き
0132hidamari(7) ◆pZLaUoYPXc (公衆)
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2018/04/01(日) 19:02:04.80ID:YoOZI04RF
僕が鍵を開け家の中に入ると奥のほうから声がした。
僕はその声のする方へ向かう。
「あ、おかえり。どこいってたん?」
姉がニヤニヤしながら僕を見る。
「いくちゃんの家で夕飯ご馳走様になってた」
「えー、羨ましい、うちも行きたかった」
頬を膨らまし、不満げな顔をする。

僕は、ダイニングテーブルに座るもう一人の女性を見た。
「あ、この子な、看護師の守屋茜ちゃん。めっちゃ可愛いやろー?」
「はじめまして。守屋茜です。」
ぺこりと頭を下げる。
テーブルにはビールとおつまみ。
僕はそそくさと2階へ行く。
服を着替えてベットへ横になっていると、なおもしたから二人の談笑する音が聞こえる。騒がしい。

ノックの音がした。
「コンコン、入るでー。」
姉だ。頬は紅く、仄かにアルコールが香る。
「なに?」
「いや、あかねんが酔い潰れてしまってな。うち、泊めなあかんねん。ほんであかねんにはまっちゅんの部屋に寝てもらうことにしてん。」
「うん、だから。」
「今日ここで寝てええ?」
「はっ?だれが?」
「まっちゅん!」
姉は自分の頬に人差し指を当てた。
0133名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/01(日) 21:30:46.54ID:8Ro6BIt5a
>>132
投稿乙でありますm(__)m
0134名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/01(日) 23:23:14.43ID:KtVfC7Nf0
二人とも乙です
0135名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/01(日) 23:23:54.71ID:KtVfC7Nf0
Hello, hello, hello, how low?

平手友梨奈の顔を意識的に見たのは、中学生の時以来二度目だった。
あの時と全く同じ顔をして、駅のホームに並んでいた。あの時に同じく、全く目が離せなくなった。
人を引き付ける顔を持ち、男を惹き付けるルックスがある。「危ない」と何故かそう感じさせるところも変わっていない。
耽るような顔で線路に目線を落としていた。

「死にたくなる時ってある?」
昼休みの教室でドグラ・マグラを開いている女の子が、そんな風に呟けば、精神に異常を来していると考えるのが普通だ。
ましてや普段からほとんど接点のない人の前で呟けば、事態は相当に深刻だ。
「あぁ…いや、無いかも」
「そう」と満足そうに窓の外を眺めている姿を見て、僕はとんでもない過ちを犯した感覚に陥って、慌てて訂正した。
「やっぱり、あるかも」
平手は黙って首を振った。少し笑って、教室を出ていった。
卒業式後の閑散とした教室での出来事だった。

暗闇を走る地下鉄の車内は時間を忘れさせる。白い蛍光灯が黒一色の窓に映り込み、人々を鏡写しにしている。
呼吸音を打ち消す線路の轟音は乱雑に頭蓋骨へ鳴り響き、高いブレーキ音に鼓膜が揺れる。
つり革が持てない程の朝の混雑は拷問に値する。唯一救いがあるとすれば、女と密着していることぐらいだ。
恋人だっただろうか、そんな錯覚を覚えるほどに平手と密着していた。

恋の運命を感じたことなど一度も無いが、他人が運命の岐路で藻掻いている姿を見るのはこれで二度目だった。
もしかしたら平手にとっては毎日が運命の岐路かもしれないが、どちらにしても僕には選択を迫られているように見えた。

「あなた私と友達だったっけ」
「いいや、友達じゃないよ。ただ、懐かしくなって声をかけただけ」
散りゆく桜の花は風に巻かれて悲劇の渦となっていた。渦から溢れた花は、黒髪ボブの先端をかすめていった。
「じゃあ、あなたにとっては友達かもね。私は知らないけど」
「お願いだから僕の前で死にたいなんて言わないで欲しいんだ」
平手は止まった。黒いトレンチコートの裾がひらりと揺れた。
「思い出した。あの時も桜が散ってたね。で、あの時生きようって思ったんだわ」
僕の思いなんか恐らく届いていないだろうけど、教室を出ていった時と同じ顔をしていた。
あの時生きる決心をしたのなら、平手は今も大丈夫だ。
0136名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/01(日) 23:24:47.83ID:KtVfC7Nf0
タイトルはニルヴァーナ『Smells Like Teen Spirit』より
0137名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/02(月) 02:07:30.58ID:y67xL9sw0
>>135
まさかドグラ・マグラが登場するとは...
0138名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/02(月) 06:10:32.89ID:4vmG1tOUa
>>135
投稿乙でありますm(__)m

現代人の命に対するナイーブさが表現されていて考えさせられる作品ですな
0139名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/02(月) 19:21:22.87ID:qhHwv/iy0
>>137
意味不明な奇書ですよね
読了までに1年半かかったんですけど、結局何も分からず仕舞いでしたw

>>138
『僕の将来に対する唯ぼんやりした不安』
90年も前の芥川の言葉ですが、彼の動機が分からないでもないです
0140名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/02(月) 19:52:16.29ID:XniY+IAxa
>>139
芥川の不安は自我をもってしまった故の不安ですよね

その存在に生と死を内包している自我を根底として生きる我々にとっては他人事ではないですね、芥川の言葉は

我々現代人のほうが芥川の時代より自我がより確立されてるからより深刻かな

芥川の言ってるぼんやりとした不安に打ち勝つためには、自分がいつか死ぬという事実と向き合わなきゃいけないんだろうけど・・・

そんな死と対面する勇気のない私は日夜理佐ちゃんとの妄想に逃避することでぼんやりとした不安から逃避しているのですw
0141名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/02(月) 20:39:57.36ID:XniY+IAxa
>>140
芥川のぼんやりとした不安に引っかかり数年間魂の彷徨したのを思い出してつい愚見を述べてしまった、、、涙

良かったら大阪府さんの見解も聞かせてください
0142名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/02(月) 22:22:46.70ID:qhHwv/iy0
>>141
芥川のぼんやりした不安と云う表現は、これ以上ない修辞であり、単に不安と表現するよりもどこか絶望感が感じられますよね
「ぼんやり」にどんな印象を持つかは人それぞれですが、僕は抽象的で大きいものという印象を受けます

感覚を別として、概念的に「人間の」生と死を区別すると、明らかに死の方がスケールが大きい
よりスケール大きいものがデフォルト状態に近い
自殺という形で生には抗えても、決して死には抗えず、人間はどこかの時点で必ず死に負ける

よく生存本能なんていう言葉を耳にしますが、僕は逆だと思っています
死ぬことを本能的に知っている、更には死にたいとさえ思っている
思考、言語に表れずともすでに悟っているのではないかと

「芥川君は病的で異常でしたね」
論争を繰り広げた谷崎の彼に対する印象です
しかし寧ろ彼の精神は正常であり、誰しも突き詰めれば芥川のような精神状態になるのではないかと、僕は思ってます

そして全ては机上の空論であり、人間は自己をある一例にのみ捉えて、
知識欲により哲学的議論を展開してるのであって、
その議論が生きることそのものとは直接結びつかないと思っとります

という暴論でしたw
0143名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/02(月) 23:20:02.23ID:lKlWhYsYa
>>142
リクエストに応えていただきありがとうございますm(__)m

大阪府さんの見解を理解するには俺の読書量が足りないらしく消化するのに手間取っていますw
01441リットルの理佐ちゃん 第1話(庭)
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2018/04/03(火) 07:35:04.04ID:EgMC9bZ3a
「親に無理無理薦められた高校のテストなんて受けたくないな」
そう呟き今にも降りだしそうな空を見上げる俺

受験の朝だというのに気乗りしないまま駅前で時間つぶしてる俺

やはり受験なのだろうか?そんな俺とは対称的に急ぎ足で道行く女の子がよろめき放置自転車の列に

ガラガラガッシャーン!?

けたたましい音をたてて倒れる放置自転車たち

「やっちゃった・・・」そう呟いた女の子

とぼけて歩き去っちゃえばいいのに倒れた自転車たちを起こし始めた

「試験に遅刻しそうだったんじゃないの?」
そう言って手伝い始めたのはその女の子が世界一可愛くて美人に見えたからだ

「あなたこそ、手伝ってたら遅刻しちゃうよ」
学生服の俺を見て自分同様受験生だと判断したらしく、顔に似合わないぶっきらぼうな物言いながら俺を心配してくれる女の子

「俺は気乗りしないからいいんだ」って笑う俺

「なにそれ」って俺に釣られて笑う女の子

間違いない、世界一可愛くて美人だ

そう確信した俺

自分のチャリの後ろを顎で示し乗れよの合図送る俺

「チャリならまだ間に合うよ」
躊躇い勝ちに俺を見てる女の子を促す俺

「ありがとう・・・」小声でそう言って俺のチャリに乗る女の子

「どこの高校まで送ればいい?」って聞く俺に

「県立欅坂高校」って偶然にも俺の受験する予定だった高校の名前をつげる女の子

欅坂高校に着く頃にはどしゃ降りさ

しかも、最初のテストには間に合わないという不運

それでも諦めない女の子が先生に頼み込み保健室でテストを受けれることに

世界一可愛くて美人な女の子に釣られてテスト受ける俺

「あなたもここの高校だったんだ」って笑う女の子

「名前教えて?」
可愛い笑顔に釣られて聞いちゃう俺

「渡邉理佐、受かったらよろしくね」
なんて微笑む理佐ちゃんだから好き
0145名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/03(火) 07:39:19.01ID:EgMC9bZ3a
>>144
原案である「1リットルの涙」からタイトルつけたんだけど・・・

変なタイトルになってしまった、、、涙

しかし、トリップの付け方がイマイチ分からないw
0146半分、青いA ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/03(火) 11:40:05.84ID:aF7evEov0
彼女のことを、今、記憶しているものはどれだけ居るだろう?
エプロン姿の彼女は忙しそうに部屋のなかを動き回る。
ここは神奈川県の大和駅から徒歩15分のところにある男性向けクッキングスタジオ。オープンして3年ほどになる。
室内は広く、シルバーのテーブルが9つほど並び、それぞれのテーブルに調理器具がある。また、スタジオには換気のため、窓が多くある。そこからは青く塗りつぶしたような空が広がり、
その下にはジオラマのような街の風景を眺めることができる。
「みなさーん。みりんは大さじ一杯じゃなくて小さじ一杯ですからね」
このスタジオの講師を務める彼女は
音を立てて煮えるステンレスの鍋を心配そうに覗き込んでは頷く。
ぎこちない造作に似合わないエプロンの男達はバラついた声で返事をする。
柱にかかった時計は午後1時をさす。
そしてガラス張りの壁にはその講師の名前が書いてある。
その名前は「秋元真夏」。

彼女は鏡の前にある椅子に座っておよそ女性らしくない派手な嚔をした。およそ20畳くらいの控室にその音は空しく響く。
そのあとテーブルにあるティッシュをとり、強く鼻をかむと、ゴミ箱へ投げ捨てる。そのあとで、鼻をすすりながら隅の方に置かれた白い冊子を取り上げた。
左隅には放送するTBSの名前があり、右隅には生と控えめに書かれている。そして中央には大きく「オールスター感謝祭」と印刷されていた。
その冊子には何回も読み込まれた跡があるった。彼女はその冊子をめくりブツブツとつぶやく。
ノックの音が聞こえ彼女が返事をしたのは、何分かブツブツ呟いたのちの事である。
「高山さん、そろそろスタジオにお願いします。」
ドアを乱暴に開け、慌しくそう言うとまた出ていった。高山さんと呼ばれた彼女は返事をするまもない。彼女は軽く息を吐くと台本を手に控室をあとにした。
0147名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/03(火) 11:43:06.55ID:aF7evEov0
いつか乃木坂工事中で話に出てきた同窓会ネタ。どっかで欅ちゃんも絡む予定ですが書いても書いても出てこない😭
0148名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/03(火) 18:28:10.56ID:BgpG8i8sa
>>147
ドンマイ!
01491リットルの理佐ちゃん 第2話(庭)
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2018/04/03(火) 20:05:17.43ID:BgpG8i8sa
「いやはや、また俺君と3年間一緒なのかぁ」
合格発表の掲示板を見て肩を竦める澤部

「こっちこそ貴様の顔にはうんざりなんだけどな」って憎まれ口叩く俺

「よく言うよ、親友の俺と別れがたくて名門進学校を蹴って欅坂高校来たくせに」って笑う澤部

そんな澤部を無視して入試の日に出会った理佐ちゃんを探す俺

「何をキョロキョロしてんだよ俺君?」って高校に合格してテンションが上がってるせいかうるさい澤部

「もしかしてあれかい?入試の日にあった娘を探してんのかい?」って鋭い澤部

「探してねえよ、クズ野郎!」って理佐ちゃんが見当たらない苛立ちを澤部にぶつける俺

「そうそう都合の良い偶然起きねえか・・・」って肩を落とす俺

「俺君さあ、惚れっぽいのもいい加減にしとけよな」って俺の様子見て呆れる澤部

「別に惚れてねえから!チャリの後ろに乗っけた時に俺の腰を控え目に掴んでた理佐ちゃんの手の感触忘れらんねえけど、惚れてねえから!」って澤部を怒鳴る俺

「理佐ちゃんまさか落ちてないだろうな・・・」って肩を落とす俺

理佐ちゃんが居なきゃなんのためにこの高校来たかわからんぞ・・・

「俺君やっぱり惚れてんだよ、会えなくてがっかりするのは恋の始まりだぜ」
なんて顔に似合わないこと宣う澤部

「ちきしょう!理佐ちゃんの受験番号聞いとけば良かったぜ〜!」
澤部の言葉で理佐ちゃんに恋してるって気づいて受験番号が並ぶ掲示板に遠吠えする俺に

「遠吠えしてんじゃねーよ」って背後から初めてのドス効かす理佐ちゃん

「ねぇ、私の受験番号がどうしたの?」って笑顔で聞いてくる理佐ちゃん

「いや、俺が受かってたから理佐ちゃんは受かったのかなと思って」って理佐ちゃんの笑顔が眩しすぎてドキドキが止まらない俺に

「お陰さまで受かりました」
なんて丁寧にお辞儀する理佐ちゃんだから好き
01501リットルの理佐ちゃん 第3話(庭)
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2018/04/03(火) 20:53:57.21ID:BgpG8i8sa
「理佐〜どうしたの?」
俺にお辞儀してる理佐ちゃんに声をかけるゴボウみたいな女の子

「こんにちは・・・?」
俺と澤部に気づいて戸惑いながら挨拶するゴボウちゃん

「あっ、葵・・・ごにょごにょ」って俺が入試の日にチャリで理佐ちゃんを助けた男だと小声で説明する理佐ちゃん

「親友の原田葵、小4に見えるけど同級生だから」ってクールに紹介する理佐ちゃん

「もう」って理佐ちゃんを睨み頬を膨らます葵ちゃん

「うーん」って睨み返す女王様な理佐ちゃん

「その節は理佐がお世話になりました」
理佐ちゃんとのコントをひとしきり終えて改まり俺に挨拶する葵ちゃん

見た目は小4だけど理佐ちゃんよりしっかりしてるみたいだな・・・

「俺君、俺君・・・」って俺の腕を引っ張り自分も紹介してくれとアピールしてくる澤部

「葵ちゃんよろしくね」って澤部を華麗にスルーして葵ちゃんに挨拶する俺

「俺君、この高校に興味無いとか言ってたから合格発表も見に来ないのかと思ってた」
俺に倣い澤部を華麗にスルーして話し始めるドSな理佐ちゃん

心配そうに澤部を見る常識人な葵ちゃん

「うん、なんとなく見に来ただけだよ」って理佐ちゃんの手前カッコつける俺に

「待てい!」って無理矢理会話に加わるめげない澤部

「本当は理佐ちゃん目当てに本命の高校を蹴って欅坂高校に入学する気満々のくせにスカしてんなよな」
なんてスルーされた怒りで暴露野郎な澤部

「バカ!?お前なに言ってんだよ」って澤部に腹パン入れて黙らす俺

「あはは、理佐良かったね」って無邪気に笑う葵ちゃん

怪訝な表情浮かべる俺に

「この娘ね、今日俺君のこと見つけられなくてがっかりしてたんだよ、もう会えないのかと思って」って無邪気に暴露しちゃう葵ちゃん

「ちょっと、変なこと言わないでよ」って慌てて葵ちゃんを黙らす理佐ちゃん

会えなくてがっかりするのは恋の始まりな理佐ちゃんだから好き
0151名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/03(火) 20:59:06.48ID:BgpG8i8sa
1リットルの涙が原案だけど理佐ちゃんが不幸になるなんて許せないから多分病気にはならない・・・
0152名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/03(火) 21:38:27.38ID:v7xvMGtf0
>>143
実は自分でも書いた内容を理解してないので大丈夫ですw

>>151
たしかに変なタイトルw
葵ちゃんは初めての登場ですかね?
個人的には暴れ回って欲しいです
0153名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/03(火) 21:43:29.18ID:v7xvMGtf0
>>146
朝ドラ始まりましたね
お産に2日も費やすとは思いませんでしたが

乃木坂板には小説スレ見当たりませんからいいんじゃないですかね
僕は乃木坂ちゃんも好きなので、いいコラボ期待してます
0154名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/04(水) 00:20:41.81ID:IZEtVQ150
>>153
お産から始まる朝ドラは初めて見ました笑
0155名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/04(水) 23:43:24.16ID:iQ171Kvv0
『マヨネーズとって』

控えめに言っても理佐ちゃんは相当な美人な姉ちゃんだ。僕より五つも年上で、少し価値観が違う。
だから喧嘩になることもない。喧嘩は似たもの同士に起こりやすい。
そうかと言って仲良しでもない。話が噛み合わないことも多々ある。

夕食は一緒に食べることが多い。僕は部活で夜遅くに帰宅し、姉ちゃんはバイトで遅くなる。
どんなに遅くなっても、必ず家で食べる。健康に気を遣ってか、毎日サラダを食べている。
そして決まって僕に言う。
「マヨネーズとって」
僕は渡す。もちろんお礼なんか言われない。
「あのさ、お姉ちゃん」
「ごちそうさま」
僕が話しかけると、すぐにどこかへ行ってしまう。

普段はそんな感じだ。マヨネーズはバロメーター、ケチャップと違って安定している。
それでも、中身が無くなると空になる。空っぽになるのはきまって僕だ。

「どうしたの元気ないね」
姉ちゃんが僕に声をかけるのは、僕がほんとうに元気のない時だけだ。
「いや、明日試合でさ。緊張してるだけだよ」
「ウソばっかり。お姉ちゃん知ってるんだからね」
哀しそうに姉ちゃんは食器を持ち上げて行ってしまう。
姉ちゃんにウソを見透かされた日は眠れない。いつ鳴るか分からないアラームにおびえて朝を待つ。

「こんなとこで寝てんじゃねーよ」
気づけば姉ちゃんの部屋の前の廊下で寝ていた。自分でも意味がわからない。
「今日は試合じゃなかったの?」
「あ、そうだ。急がなきゃ」

姉ちゃんは「もう」って言いながらも、急いでエプロンをつけた。
いつの間にマスターしたのか、母さんと同じサラダが出てきた。
僕は言う。
「マヨネーズとって」
姉ちゃんは僕の皿に直接マヨネーズをかけた。ちょっと量が多い。

「帰ったら元気なかった理由聞かしてもらうからね」
なんて言ってるけど、僕はすっかり元気だ。


愛は食卓にある キューピー
0156名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/04(水) 23:46:45.93ID:iQ171Kvv0
お姉ちゃん居ないからどんな感じかわかんねえやw
0157名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/05(木) 07:51:34.36ID:X7piTr+Ua
>>155
理佐ちゃんがお姉ちゃんなんて羨まし過ぎますね

絶対にお風呂とか覗いてしまう・・・
0158名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/05(木) 11:56:39.29ID:F+6lhdKo0
>>157
周りの友達に姉ちゃんいる人が多くて、エロい目で見ることはないとか言ってるんですけど、
どうも信じられないんですよね

そういえば庭さんは姉弟ものを書いたことなかった気がしますね
0159名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/05(木) 20:41:46.30ID:4pxfA/5Ea
>>158
娘とお父さん設定はあるけどお姉さんになってもらったことは無いかな

俺の妄想は受動的妄想なので基本的には自分の経験談がベースになってるので姉が居ない俺には縁が無いのかも
0160名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/05(木) 22:03:16.85ID:F+6lhdKo0
>>159
地味に凄い事言ってますね
楽しそうな人生で何よりですw

現実の世界に嘘を一滴たらすと化学反応が起こるってある作家さんは言ってましたが、
庭さんの場合はその魔法の一滴が理佐ちゃんだったんでしょうね
0161名無しって、書けない?(東京都)
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2018/04/06(金) 00:35:45.92ID:MIOORwLQ0
エロも可ならたまにはベッドインの話もほしかったり…( ˘ω˘ )
0162半分、青いB ◆pZLaUoYPXc (茸)
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2018/04/06(金) 08:48:21.98ID:EOpBesuHd
中央線の快速東京行は新宿あたりで
混み始めた。高円寺あたりは空いていたのに。私は列車の外から見えるいくつもの若葉が芽生え始めた桜の木を眺めた。

「花のない桜を見上げて満開の日を思うことはあったか?」
あの曲が発売されてもう何年すぎただろう?今でも時折テレビで取り上げられる。それを見る度、自分がそのなかにいたことが信じられない気持ちが起こる。
そのグループはいまどうなっているのか?
それを調べるのは容易い。然しながら忙しさを言い訳に調べようとしなかった。

列車がガクンと揺れ停車した。足元には冷たい風が吹く。いつの間にか転寝をしていたらしい。少しあくびをして、斜め上をみる。そこにはふたつの液晶ディスプレイがあり、そのうちのひとつが今何処に停車しているかを知らせた。
「ただいま阿佐ヶ谷」
どうやらかなり、乗り過ごしたらしい。私はその列車の終着駅、東京についたことにも気づかず睡り、折り返して神田、御茶ノ水を過ぎても尚気づかなかった。
ため息を大きくはいて周りを見渡す。
いつの間にか人はいなくなっていた。あんなに混んでいたはずなのに。あの頃だったら、こんな失敗もブログの冒頭にあるネタにしていたのだろうか。
小林由依です♪
を添えて。
0163半分、青いA(2) ◆pZLaUoYPXc (茸)
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2018/04/06(金) 08:53:24.04ID:EOpBesuHd
銀座駅より数分、高級ブランドのショップが立ち並ぶ通りを歩くと、
とある建物にたどり着く。
その建物は博品館劇場といい、いままで数多くの劇団による公演がおこなわれている。
月曜日の真昼だというのにその博品館劇場の前には中年の男女が列をなしていた。当日券目当てである。
その公演は既にチケットが売り切れており残すのは僅かな当日券のみである。連日のようにこうして当日券を求めて並ぶ行列が発生する。
三百人ほどの収容人数の劇場には誰もいない。まだ開演二時間前である。
しかしながらすでにロビーには人が居る。その気配を背に黒いドレスを来た女性は透き通る声で自らのセリフを口にした。
するとそれに呼応するように白い口ひげを蓄えた男性がまた何やらセリフを
口にする。
どうやら直前まで練習をしているらしい。
その女性はそのセリフのあと、「すいませんありがとうございます。」と頭を下げた。これはセリフではない。
男性はいやいや、と手を振ってのち、
「じゃ、いくちゃん今日もよろしく」と微笑んだ。この男性の方が先輩らしい。いくちゃんとよばれた、黒く艶のある髪の女性は「よろしくお願いします」と返した。
どうやら間もなく舞台は始まるようだ。
0164名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
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2018/04/06(金) 09:50:47.36ID:IWKDb6D9K
>>161
なーこ「というリクエストがあったんで、とりあえずサハラ砂漠に取材に行こうよ」
米さん「ベドウィンの話じゃねーよ」
なーこ「じゃ、ジーンズ工場に…」
米さん「エドウィンじゃねーよ」
なーこ「そういえばサハラ砂漠っていう名前、本当はおかしいんだよね」
米さん「急に流れ変えるんかい」
なーこ「サハラっていうのが元々は砂漠っていう意味なんだって」
米さん「なるほど。砂漠砂漠ってことになるんやな」
なーこ「そう。頭痛が痛い、みたいな」
米さん「ちょっと例えが違うやろ。美少女よねみん、みたいな」
なーこ「それはあらゆる意味で違う」
米さん「おい」
0165名無しって、書けない?(大阪府)
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2018/04/06(金) 19:24:29.99ID:OBRna/f20
>>163
何とも言い難い文字だけの世界が広がっていますね

>>164
民族とダジャレを絡ませるとは博学ですな
ベドウィンなんて初めて聞きました
0166ぽん民(大阪府)
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2018/04/07(土) 12:34:10.18ID:oT2fCUjE0
大通りから1本入った路地裏にその店はある。
蔦が絡まった白い壁、その一部がガラスケースになっていて、
古い壁鏡、金のおまる、戦国武将がつける甲冑が飾られている。
木で出来た背の低い立て看板には、白の浮き出し文字で
「アンティーク YUIPON」と書かれている。

僕は木のドアをギギッと押した。
店内に客は一人もいない。
ピンクの壺、赤い大きな靴、漢文の書かれた掛け軸たちが今日も
僕を迎えてくれる。僕はいつものように、乱雑に積まれた古い文芸雑誌の上の
書棚に並ぶ、茶色くなった背表紙を目で追いながら、
ときおりカウンターの方に視線を向ける。
あの子を見るために。
少し茶色の長い髪に二重瞼の彼女は、僕に気づいていないのだろうか。
暇そうに週刊誌をパラパラとめくっている。
僕は、近くにあった痩せた豚の貯金箱を手にとって眺めていた。
0167ぽん民(大阪府)
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2018/04/07(土) 12:36:28.90ID:oT2fCUjE0
「変わった趣味でしょ?」
ハスキーがかった声にドキリとした。
笑顔の彼女が僕の前に立っていた。
声を聞いたのは初めてだった。
「その豚の貯金箱、私のお気に入りなんですよ。痩せた豚さん。
なんか愛おしくなっちゃって」
親しげに微笑みながら話す彼女に、僕の胸は高鳴った。

この店に初めて来たのはふた月も前のことだった。
親が離婚して僕は母親に連れられて上京してきた。
新しい父親に馴染めず、母も弟がお腹の中にいることが分かってからは
僕のことを煙たがるようになった。
東京の学校では虐められていて友達もいなかった。
家にも学校にも居場所のなかった僕は、
その日もいつものように、寄り道して帰っていたのだった。
偶然入った路地裏を歩いていて、気付けば僕は店の中にいた。
時の止まったようなこの店が、不思議と僕の心をあたためてくれた。

それから何度も通った。
店の雰囲気と骨董品が純粋に好きだったからだ。
でも初めから、僕は彼女に惹かれていたのかもしれない。
0168ぽん民(大阪府)
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2018/04/07(土) 12:39:42.22ID:oT2fCUjE0
「これも見てもらえませんか」
彼女はそう言うとレジから一つの時計を持ってきた。
四角い枠に円形の文字盤が埋まった、小さなゼンマイ式の懐中時計だった。
「この子はね、捨てられてたのを拾ってきたんですよ」
時計を優しく撫ぜながら言った。
「まだ、動くんですよ」
彼女はそう言うと、ゼンマイを巻いてみせた。
時計が、ちっちっちっと音を響かせる。
「ほらね!」
彼女は嬉しそうに声を上ずらせると、ヤエバを見せて笑う。
それからそっと呟く。
「ゼンマイ仕掛けの夢の中へようこそ」

その言葉を合図に、
店の中がぱっと明るくなった感じがした。
商品たちに魂が宿り、今にも動き出しそうな気さえした。
「ここにある物はね。誰からも必要とされなくなった、
一人ぼっちたちなの。でもね、みんな一緒だから寂しくないの」
店の中を見渡しながら優しい笑みを浮かべる彼女を見ていると、
ここだけが僕の居場所のように思えた。

「あっお客さん!いつも来てくださるお礼にこの時計、差し上げます」
「いや、そんなの悪いですよ」
「お客さんだったら、この子のこと大切にしてくれそうな気がするの」
彼女はそう言うと、僕の掌にそっと懐中時計を置いた。
ちっちっちっと時を刻む音が鼓動のようで、心地よかった。
彼女から貰った時計を大事に胸のポケットにしまいこんだ。
「あの、また来てもいいですか?」
「はい!お待ちしています!」
ハスキーがかった声が、僕の鼓膜にいつまでも優しく響いていた。

それから僕は、学校や家で辛いことがあると懐中時計のゼンマイを巻いた。
ちっちっちっと時計が動き出すと、彼女の顔が浮かんでくる。
すると、僕の止まってしまった時間も動き出してくれるのだ。
0169ぽん民(大阪府)
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2018/04/07(土) 12:43:58.84ID:oT2fCUjE0
数日後、僕は路地裏を歩いていた。
彼女に時計のお礼を言いにいくためだ。
いや違う。僕は彼女に想いを伝えたかった。

いつものように大通りから路地に入る。
僕は唖然とした。見えてくるはずの店がない。
駆け寄ると、そこには所々草の生えた、だだっ広い肌色の地面と
「立ち入り禁止」の看板があるだけだった。
なんで? どうして?
僕は何度も周りを確かめたけれど、ここに間違えなかった。
通りすがる人が、不審の目を僕に向けている。
「ここにあった骨董屋さん、どこにいったんですか!?」
自分でも狼狽しているのが分かった。
「何言ってんだ。ここはもう何年も空き地じゃないか」

僕は茫然とした。
そして思い出したように、胸のポケットから懐中時計を取りだした。
確かに彼女から貰った時計だ。
僕は急に不安になって、ゼンマイを巻いた。だけど針が動かない。
何度も何度もゼンマイを巻きなおした。
だけど二度と、時計は時を刻まなかった。

「ゼンマイ仕掛けの夢の中へようこそ」
ハスキーがかった声が遠くで聞こえた気がした。

出典
「ときめきアンティーク」 AKB48チームサプライズ
「ゼンマイ仕掛けの夢」 欅坂46ゆいちゃんず
0170 ◆.nO1rkdGpI (大阪府)
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2018/04/07(土) 19:27:58.56ID:BTD8Y88a0
>>169
お久しぶりです
素敵なファンタジーですね
今にも消えてしまいそうな儚さを持つゆいぽんにはぴったりのストーリーで、
ゆいぽんに永遠に追いつけない憧れのような気持ちと、ラストの失恋にも似た虚無感に思わず心動かされました
0172 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
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2018/04/07(土) 19:34:27.93ID:sicWNTMR0
『もし』自分が、〇〇だったならば……。

その途方もない夢の世界を求める人間は多い。
それこそ、前途多難な人間であれば余計にだ。
人は、自分にないものを求める。
もし、それを手に入れることができたならば、禁断の果実を口にするだろうか。
現実世界に地獄しかない状況でもなお、希望を見ることができるだろうか。


欅坂46怪異譚

今泉佑唯の場合A


欅坂46高校……。
それは存在しない学校、欅坂46メンバーが同じクラスに集う学校。
その中で、志田愛佳は目を覚ました。
本来ではありえない、その教室の中で、彼女は違和感を覚えながらも
渡邉理佐と平手友梨奈に付き従いながら学校の授業を受ける。
二人は、まったくこの学校に対して違和感を覚えてはいないようだった。
当たり前のように授業を受けているし、話しかけてもそれはいつもの平手で理佐であって……。
ただ、彼女たちの記憶にあるのは、この学園で過ごした記憶。
そこには欅坂46メンバーで過ごした記憶はない。
彼女たちの記憶は消えている。
欅坂46メンバーの誰もが同じ……。

「これは、間違いなく怪異」

放課後の教室で愛佳は叫んだ。
誰もいなくなった教室……。
これはすべて作られたものであり、誰かが自分を閉じ込めているのは明白であった。
だが、ここまでの影響を与える怪異は今まで知らなかったこともあり、驚きと恐怖も愛佳にはあった。
それに、愛佳にとっては誰がこの怪異の発信源なのかも知る必要がある。
愛佳は、教室で荷物をまとめて、霊媒師である忍野の元へと向かおうと思っていた。
荷物を持って教室を出ていこうと扉を開ける愛佳。
そんな愛佳の前にと立っている今泉佑唯。
彼女は扉の前にと立って、愛佳の道を塞ぐように足を延ばしていた。
愛佳は、今泉を見下ろす。

「どいて」

愛佳がはっきりと告げる。
そんな愛佳を見上げる今泉佑唯。
彼女の瞳には躊躇や迷い恐れがない……愛佳は彼女の目を見て、佑唯が今回の怪異の犯人であることを見抜いた。
だが、今泉佑唯自身も、自分が犯人であろうということを隠そうとしている気配はない。
実際、犯人であり見つかりたくないならばこうして表に出ることはリスクでしかない。
それが堂々と正体を見せるということは……。


「佑唯……、この事件の犯人は佑唯のせいなの?」

信じたくないが故の問いかけ。
だが、佑唯はそんな愛佳の問いかけに対して目だけは笑わずに頷いた。

「そうだよ、私がこの理想の世界を作り上げた」
「理想の世界?」
「そう」

佑唯はそう言い切り、愛佳の隣を通り過ぎながら教室を歩く。
振り返った愛佳は佑唯の堂々とした態度を見つめる。
0173 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
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2018/04/07(土) 19:35:07.36ID:sicWNTMR0
「私はメンバーが好き。ひらちが好き、ゆいぽんが好き、まなかちゃんが好き」
「……」

佑唯は愛佳の方にと振り返った。

「でも、私は私たちメンバーを否定する世界が嫌い。大嫌い!!
私はみんなと一緒に楽しく過ごすことが出来ればいい。それだけで私は幸せなの……」
「そのために、私達を……」
「安心して、愛佳ちゃん。この世界は私だけの理想の世界じゃない。愛佳にとっても、理想の世界だから」
「?」

佑唯の言葉の意味がわからない愛佳。
佑唯は、再び愛佳の隣を通り過ぎながら、教室を出ていく。
愛佳は、首をかしげながら佑唯の言葉の意味を探る。
この世界は、佑唯が求める理想の世界……。
欅坂46メンバーが一緒にいて、誰もが傷つけない世界……。
それ以外に、何の理想があるというのか。

「愛佳。ごめん、遅れちゃった」

教室にとやってきたのは渡邊理佐の姿である。

「あ、理佐」

そう声をかけた愛佳にと抱き着く理佐。
一瞬、何のことが起こっているかわからなくなる愛佳。
理佐がこうやって自分に抱き着いてくることはそうそうない……どちらかといえば、自分から抱きしめることのほうが多いくらいだ。
愛佳は、驚きながら理佐を見る。
理佐は、顔をあげた。

「今日、急におかしなこというから心配したんだよ?寝ぼけすぎ」
「あ、うん……そ、そうだね。ごめんごめん」

愛佳は話しを合わせながらそう答えた。

「付き合っている私のことも、忘れてたらどうしようって……」
「あ、うん……そ、そうだよね。ごめんごめ……え?」
「ん?」

何か今、とんでもないキーワードが入っていたような気がする。
愛佳は先ほどの会話を逆再生しながら、理佐を見つめる。

「えーっと、理佐。もう一度言ってくれる?」
「忘れたらどうしようって……」
「その前」
「寝ぼけすぎ」
「その後」
「付き合っている私のことも?」
「そこっ!!」

愛佳の言葉に理佐は首をかしげながら頬を染めつつうつむきながら、甘えた表情で
改めて愛佳の胸元に顔をうずめる。

「もう恥ずかしいから言わせないでよ」
「えー……あ、う、うん」
「愛佳……」
「り、理佐?」
0174 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
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2018/04/07(土) 19:35:53.67ID:sicWNTMR0
顔を見合わせる二人。
理佐は愛佳にと顔を近づける。

「好き」

今泉佑唯の言った理想の世界。
それは、個人の願いが叶う世界……。
愛佳が願った世界こそが、理佐と付き合っている世界。
実際は織田奈那のことが好きな渡邉理佐……だが、ここでは志田愛佳と渡邉理佐が付き合っている世界となっている。
今泉佑唯が作り上げた世界は、誰もがその願望の世界にと溺れるよう仕向けられていた。
誰も傷つかない、誰も苦しまない世界……。
そこでは、自分たちが主役になれる。
現実という理不尽で、曖昧で、残酷な世界など何の意味もない。

佑唯は、廊下を歩く。

誰もいない学校の廊下……。
彼女が歩く廊下の壁には、メンバーが選んだ様々な夢の世界がまるで壁に掛けられた絵画のように表示される。

守屋茜は、欅坂46メンバーのセンターに抜擢され
音楽番組で主役となり、周りからの歓声を受けている。

鈴本美愉は、織田奈那と付き合い、一緒の家に住み
彼女は織田奈那の前で料理を振舞いながら誰にも見せたことのない笑みを浮かべている。

土生瑞穂は、進撃の巨人の世界観で立体起動装置を手にしている
彼女は、巨人を前にしながら、他の欅坂メンバーと一緒に巨人征伐に乗り込んでいる。

それぞれが導き出した理想の世界。
それは彼女達だけのものだ……誰にも傷つけられるものではない。
誰にもその権限は存在しない。

「ねえ、そう思うでしょ?ゆいぽん」

佑唯が開けた教室に座っていたのは、小林由依。
彼女は疲弊した表情で、扉を開けた今泉佑唯を見る。

「……間違ってる、こんなのゆいちゃんらしくないよ」

由依は、佑唯の暴走にはっきりとNOを突きつける。
いつもポジティブな彼女らしくない……どんなことだって、彼女は自分の確固たる自信をもってやってきた。
それが由依にとっては憧れであり、一緒にいることでエネルギーをもらうことができた。
そんな佑唯が、今は全く別人だ。


「私らしい?私は、何も変わってないよ。私は欅坂メンバーが大好き。だから、それを否定する人間は、私が排除する。
見て由依。みんなすごく幸せそうなんだよ。由依の夢も私が叶えて上げる。言ってみて?
愛佳みたいに好きな人と付き合えるし、あかねんみたいにセンターにだってなれる。どんなことだって私は叶えることができるの!」

佑唯は、嬉しそうに周りを見渡しながら告げる。
彼女の小柄な体が教室の中心で回る……黒いショートの髪の毛が舞い、スカートが揺れる。
由依は、そんな彼女を見つめる。

「佑唯ちゃんは、そんなこと望んでない」

由依の言葉に、佑唯の動きが止まる。
由依は、辛そうな表情のまま佑唯を見る。
0175 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
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2018/04/07(土) 19:36:35.53ID:sicWNTMR0
「佑唯ちゃんは、私の知っている佑唯ちゃんは……『今』の欅坂46メンバーを愛していた」

由依は、言葉を続ける。

「このやり方はずるいよ。佑唯ちゃん。私達なら現実の世界で見返せる。だから、こんな方法はやめよう?」
「……ゆいぽん」
「ねえ、佑唯ちゃん」

由依の言葉に、佑唯はうつむく。
欅坂46メンバーで一緒にユニットを組み、一緒に過ごす時間も多かった。
だからこそ、佑唯ならわかってくれる……由依はそう思った。
今までやってきたことを無駄にしてはいけない……今までやってきたことを無意味にしてはいけない。
このやり方は結果、誰も幸せにはなれない。
由依はわかっていた、そして佑唯だってわかっているはずだって。

「ゆいぽん、私間違っていたよ」
「佑唯ちゃん……」

今泉佑唯が、由依のほうにと顔を傾け見つめる。
その表情は笑ってはいなかった……目を見開きながら、由依にと顔を向けている。

「ゆいぽんも、私の幸せを邪魔するんだね」
「佑唯……ちゃん」

届かない。
それだけ、悪魔と化した佑唯は、その悪魔の力に墜ちている。
由依の言葉は彼女の耳には届かない。
由依は力なく顔をうつむけた。
佑唯の世界への失望がここまで大きいとは思わなかった。
自分一人だけでは、佑唯を取り戻すことができない。

「人の幸せを勝手に決めないでもらえる?佑唯?」

その聞きなれた声にと顔をあげる由依。
扉の前にと立っているのは、愛佳であった。

「愛佳ちゃん……、理佐と一緒に」
「あれが私の幸せだって?はあー随分と甘く見られたものだね。私はね、『今』の理佐が好きなの」
「そう……それなら、愛佳ちゃんが願っている通りに……」

佑唯はそう告げて新たに世界を構築しようとする。
だが、愛佳は余裕の表情を浮かべながら、腕を組み、壁にと持たれる。
そうすると、扉から次々とメンバーが姿を見せる。
すべて、佑唯が彼女たちの理想の世界にと導いたはずのもの……。
それがこぞって、『理想』の世界を拒絶したというのだ。

「自分の夢は、自分で努力して叶えるものだから」

守屋茜はそうため息交じりに告げる。

「ま、まあーいい夢っていうのもあったけど、でも、それは私の知っている人たちの姿じゃないからね」

織田奈那は捕まっている小林由依を見ながらつぶやいた。
彼女たちの姿を見た由依は、目を輝かせる。

「佑唯、帰るよ?」
0176 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
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2018/04/07(土) 19:37:47.62ID:sicWNTMR0
愛佳が声をかける。
その声は優しく、レッスン終わりに声をかけるのと同じような日常の口調だった。
怒っているわけでもない、悲しんでいるわけでもない。
当たり前の、ありふれた言葉。
愛佳だけじゃない……ほかのメンバーも佑唯に言う。

「ゆい、帰ろう」
「ゆいちゃん……」
「いまゆい!」

佑唯は、そんな、みんなの言葉を聞いて、うつむく。

「どうして……理想を選ばないの?現実はみんなを傷つける。これからも……ずっと!!」

佑唯の濡れた声を聞いた愛佳は小さくため息をつきながら周りにいるメンバーを見渡す。
愛佳に見られたメンバーは、小さく笑った。
メンバーは、腰に手を当てながら、天井を見上げながらそれぞれ苦笑いを浮かべている。

「アンチなんていて当たり前」
「そうそう、言いたい奴は言わせとけばいいんだから」
「私達は、私達で出来る限りのことを精いっぱいやるだけ」

メンバーの言葉は、まるでアンチの言葉が傷ついていないようだった。
でも、そんなはずはない……どんな人間だって誹謗中傷されて普通でいられるはずがない。
そんな人間いるはずがない。

「ねえ、佑唯。なんで私達ってチームだと思う?」

顔をあげた佑唯の前にいる小林由依。

「チームだから共有できる。痛みは分けて、楽しさは倍になって。
だから私達はチームなんだ。欅坂46というチームだから……私達は、『今』を頑張れる」
「ゆいぽん……」
「さあ、帰ろう?佑唯ちゃん……一緒に」

腕を差し伸ばす小林由依の手を取る今泉佑唯。
メンバーに囲まれて、今泉佑唯は欅坂46へと帰る。
0177 ◆VB3EeL1xw6 (やわらか銀行)
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2018/04/07(土) 19:38:53.69ID:sicWNTMR0
「!!」

顔をあげた志田愛佳。
彼女は、周りを見渡した。
そこは、レッスン室のみんながよく寝ているマットレスの上。
愛佳は体を起こして周りを見る。
そこには平手友梨奈と渡辺理佐の姿があった。

「ね、ねえ?理佐って私と付き合ってるよね?」

唐突な愛佳の質問に理佐は大きく咽る。
平手友梨奈は思わず口元を両手で隠し、驚きの表情で理佐と愛佳を交互に見た。

「ち、違う!違うから!!」

慌てふためく理佐に、愛佳はその世界が元の世界へと戻ったことを確信する。
しかも、どうやらみんなにはあの時の記憶はないようだった。

「おはよう〜〜〜」

レッスン室へとやってくる今泉佑唯、そして小林由依。
平手友梨奈は、先ほどの愛佳の言葉を二人に言おうと駆けだす。
慌てて止めようとする理佐。

「ねえ!佑唯、ゆいぽん!聞いて聞いて!さっき、理佐と愛佳がね!?」
「やめて!!やめなさい!ひらて!」
「もう!!愛佳が変なこと言うから!」
「なに?なに?ききたーい!!」

そこいは嬉しそうに笑顔を向ける今泉佑唯の姿があった。
変わらない、いつもの笑顔の佑唯の姿。

彼女に似合うのは満面の笑顔。


もう……迷わない。
私は、みんなと一緒に『今』を生きる。
かけがえのないみんなにありがとう!


欅坂46は今日も平和だ。



以上です。
ありがとうございました!!
0178半分、青いA(3) ◆pZLaUoYPXc (千葉県)
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2018/04/07(土) 22:56:15.52ID:BbbqClwU0
「えぇ、同窓会?」
その男性はタバコを灰皿に押し付けて素頓狂な声を上げた。その男性の真向かいに座るメガネの中年男性は「設楽さんこれ...」と言いながらA4サイズの紙を渡した。
渡された設楽はその紙にデカデカの書かれた文字を読みあげた。
「乃木坂工事中 同窓会SP(仮)」
そのあとで小さく書かれたその文字を見て「ねぇ長尾さん、出演者未定ってなによ。」と訝しげに尋ねた。
「いやー、それが」長尾は頭をかいた。
「メンバーのスケジュールがなかなか合わなくて...それに芸能界を引退したメンバーも居るのでその人もどうしようかと。」と困惑の表情を浮かべた。
「っていうことはまだ放送日も収録も決まってないの?なにそれ、」
と薄笑いを浮かべた。
「収録は5月10日位を頭を目安にしてるのですが、出演者のスケジュール次第でずらすこともあるかと。なので一応まだ未定ですが、放送は決定してるので設楽さんの耳に入れて置いた方がいいかなと。」長尾は額に汗を浮かべ少し早口で言う。
「取り敢えず誰か出演の決まったメンバーはいるの?」設楽はタバコに火をつけ、長尾を見た。
「取り敢えず...高山と西野と齋藤飛鳥とあと深川の4名です。あ、あと秋元真夏と松村沙友理もです。」
「あれ、白石は?」
「映画の撮影でダメでした。」
「その5月10日?」
「はい。本人は出たがってるみたいですけど。」
「あ、あと桜井と若月は。」
「2人とも舞台が入ってるので...ですがいまスケジュール調整してもらってます。」
「そう...あ、あと生田は?」
「あ、そうだ忘れてました。さっき連絡があって出ると。」
「出るのは1期生だけなの?」
設楽はタバコを揉み消す。
「いや、ラジオのパーソナリティやってる新内とかには出てもらうつもりで交渉中ですがただもう芸能界引退したメンバーが多いので連絡に手こずって。」
「ふーん。あ、日村さんに話したの?」
「はい、昨日。」
「あ、そう。」
設楽は天井を見つめる。
煙は狭い楽屋に細く立ち上る。
0179名無しって、書けない?(千葉県)
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2018/04/07(土) 23:25:31.58ID:BbbqClwU0
規制が
0180半分、青いC ◆pZLaUoYPXc (茸)
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2018/04/07(土) 23:26:15.05ID:LhkDLjNUd
設楽「はいということでバナナマンのバナナムーンGOLD」
日村「やっておりますー」
設楽「ところで日村さん」
日村「なんですか、設楽さん」
設楽「乃木坂46というグループがあるんですけど知ってますか」
日村「知ってるよ!もう何年も一緒に番組やってるだろ!」
設楽「いやいや、そんなムキにならなくてもいいじゃん。」
日村「別にムキになってねえよ。」
設楽「ところでこんど乃木坂工事中のね、同窓会SPやるんですけど、日村さん、乃木坂工事中で同窓会の話したの覚えてる?」
日村「なんだっけ?思い出せねーや。」
設楽「オークラは?」
オークラ「いや、知らないっす。」
日村「なんで今オークラに訊いた?」
設楽「いやいや、なんとなく(笑)」
設楽「あの成人のメンバーでSPやったじゃん。生田と北野とひめたんと堀と四人だっけ?で、そのあとさ、スタジオで北野がすぐに好きになっちゃったとか言ってさ...」
日村「あー、なんとなく覚えてる。あのほらなるべく早くやらないと死んじゃうとかいって。」
設楽「あれ、そーだっけ(スタジオを見渡す)。...みんな、一斉に目、そらした。」
日村「だれもしらねーのかよ」
設楽「んで、本当に同窓会やるらしいのよ。」
日村「そーなの?」
設楽「知らないの?」
日村「いや。知らない。」
設楽「まぁ、いいや。とにかくまだ日付はわからないんだけどそれをともかくやるって、この前長尾さんから、聞いてさ」
日村「へー。でも同窓会くるのかね。深川とか朝ドラやって忙しいし白石も映画の主演だし。」
設楽「(笑)日村さんって深川推すよね。」
日村「いや、なんとなく」
設楽「つーか前もこんな話したような。まぁ、いいや一旦お知らせです。」
0181名無しって、書けない?(千葉県)
垢版 |
2018/04/07(土) 23:27:13.81ID:BbbqClwU0
日村さん結婚記念のスピンオフです。
0182名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/04/08(日) 12:55:36.55ID:WEVVCXP4a
久々に賑わっとりますな

良き良き
0183名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
垢版 |
2018/04/08(日) 14:52:38.20ID:HBbKbxgUK
やはりチワンが現れるとスレが賑わうというジンクスは生きていたか(笑)

>>169
乙です
私が言いたかった感想を大阪府先生に的確に表現されました(笑)

米さん「でもさ、ゼンマイ仕掛けの夢って、どんなもんかイメージしにくいな」
なーこ「私、そういう感じの夢を見たことあるよ」
米さん「え?どんなん?」
なーこ「お浸しがすごく美味しくて、感激してるうちに目が覚めた」
米さん「そっちのゼンマイじゃねーよ」
なーこ「(笑)ずいぶん昔に見た夢だけど印象的で未だに覚えてるんだよ」
米さん「どのぐらい昔なん?」
なーこ「ゼンマイだけに、3歳(山菜)の夢です(ドヤッ」
2人「お後がよろしいようで〜」

>>177
理想と現実、そして現実の苦しさというのは生きていく上の永遠の課題ですよね
配役も違和感無くバッチリで一気に読めました

うる星やつらビューティフルドリーマーもちょっと思い出したりしました

>>180
乃木坂vsバナナマンのまさに他に類を見ない関係性はもちろん素晴らしいですが
その根底には、バナナマンの2人のこれまた類を見ない関係性があるんだよなということを改めて感じさせてくれる作品でした

さて、ご報告ですが、お絵描きスレ@欅坂板は本日dat落ちしたっぽいです(笑)
続きはAKB裏サロン板でやってます
坂道関係の絵は極めて少なくなりますが興味あれば覗いてみてくださいm(_ _)m
0184 ◆.nO1rkdGpI (大阪府)
垢版 |
2018/04/08(日) 19:56:43.28ID:KPtWGBET0
>>183
単に週末だから賑わっているだけじゃないですかねw
チワンさん批評もなかなか読み応えあるのでまたお願いしますm(_ _)m
0185ぽん民(兵庫県)
垢版 |
2018/04/09(月) 18:58:05.70ID:WFj5JFBZ0
>>170
>>183
お二人とも、ありがとうございます。
そのように読んでいただけると、
ぽん推しとして、嬉しさもひとしおです。

僕の話はいつも切ない結末になってしまうので
誰かを楽しませることができないのが悪いところかもしれません。
ときにはエロくて楽しく爽やかな物語も紡いでみたいものです。
0186名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
垢版 |
2018/04/09(月) 19:28:44.43ID:erhnHIrDK
>>185
ぽん民先生が描くちょっとエロチックな楽しい作品っていうのも非常に楽しみです(笑)ワクワク

ただ、釈迦に説法ですけど、ストーリーが切ないことと、作品が楽しめるかどうかは全く別個な問題だと思います
例えば下ネタとダジャレで話を作ったとしても不快に感じられる人も多いですし←誰のことだい?

単に笑える・気分が上がるというだけではなく、
主人公や登場人物に共感する・切ない感情が満ちてくる・涙が流れる・考えさせられる・ハッと何かに気付かされる、などなど
こういった全てのものが、「作品で人を楽しませる」という言葉に含まれるのではないかと思います

普段から小説とかを全く読まない私が言っても説得力無いですが(笑)
そういう意味で先生の作品は楽しませるという面でも満点ではないかと思っとります
0187名無しって、書けない?(庭)
垢版 |
2018/04/09(月) 19:35:11.46ID:IoLY0sEqa
>>185
切ない結末でもぽん民さんの紡ぎ出す物語は俺の心を捕らえて離さないです

世界観というか人生観というか・・・なんだかよく分からないけど共感を感じてます

俺も理佐ちゃんと切ない話書きたいけど切ない経験ないんですよね・・・
0188名無しって、書けない?(熊本県)
垢版 |
2018/04/09(月) 23:01:44.69ID:OIFjmP+W0
※注意※
キャラ崩壊してます。二次創作のパロディです。


理佐「あー、ここの振り難しー」

志田「もうちょっと楽な振りだったらいいのにね〜」

理佐「今回、9人のユニット曲だからなるべく振りとか合わせたいじゃん?」

志田「わかる〜」


ガララッ


尾関「あれっ?まだ、理佐と愛佳だけ?」

理佐「あ、お疲れー……って…ッ」

志田「ん?どう……っ………」

尾関「二人ともどうかしたの?」ボイン

理佐「な、なんでもない……」

志田「う、うん。理佐の言うとおりだよ…」

理佐(ちょっとwwwwwwww尾関どうしたのwwwww胸の自己主張っぷりがハンパないんですけどwwwwwww)

志田(何なのwwwwあれwwwwww)

尾関「私の顔に何かついてる?」ボイン

理佐「な、何にもついてないよ」

理佐(胸には異物がついてるんだけどwwwwwwwwwwwwwww)

志田(尾関どうしちゃったのwwwwww)

理佐(わかんないwwww)

志田(これって、胸の話題を振ってあげた方がいいの?)

理佐(それもわかんないwwww)

志田(じゃあ、どうするのwwwwwwwwwww)

理佐(私が聞いてみるわって何言わせんのwwwww)

志田(wwwwwww)
0189名無しって、書けない?(熊本県)
垢版 |
2018/04/09(月) 23:02:35.98ID:OIFjmP+W0
尾関「さっきから、ぶつぶつと何を話してんの?まあ、いいや」ボイン

尾関「ねえねえ、二人とも、今日の私を見て、何か気が付くことない?」ボイン


理佐「え?」

理佐(聞いてきちゃったwwwww尾関wwwww)

志田(めっちゃ胸反ってるんだけどwwwww)

理佐(どうしようwwwwww触れてほしいのかなwwwww)

志田(理佐wwww触れてあげなよwwwwwww)


尾関「…………」ボインボインバインバイン


理佐(絶対ムリwwwww絶対笑っちゃうパターンだわ、これwwwwww)

志田(ほらwwwwでもwwww目の前でめっちゃ待ってるよwwwwww)

理佐(目の前のwwww尾関に言えwwwwwww握りしめた拳でおおーwwwwwww)

志田(やりたいことやってみせろよwwwwおまえはもっと自由でいいwwwwwふwwれwwろww)

理佐(うざいからwwwww)


尾関「え、えっと二人とも?さっきからコソコソと、どうしたのよ?」アセアセ

理佐「い、いや……あの……尾関、髪型変えたとか?」

尾関「ううん、変えてないよ」ボインボイン


理佐(無理だwwwwwwww無理wwwwww)

志田「そうだった。今日はブログに理佐と2ショットあげる予定だったんだ。理佐ちょっといいかな?どんなポーズで撮るか考えよう。尾関ごめんね」

尾関「え…うん……」シュン…ボインボイン
0190名無しって、書けない?(熊本県)
垢版 |
2018/04/09(月) 23:03:45.88ID:OIFjmP+W0
理佐(愛佳wwwww初耳wwwwwwwwww)

志田(ごめんごめんwwwwwwww窮地を脱出する嘘wwwwww)

理佐(wwwwwwさすが愛佳wwwwwww頼れるwwwwww)

志田(なんとかwwwあの場を離れることに成功したねwwwwww)

理佐(尾関すごく残念そうwwwwwwちょっとかわいそうwwwww)


尾関「……はぁ。みんな、おそいよ」ボインボイン


理佐(wwwwてかwwwwさすがに大きすぎない?wwwww)

志田(もんたやwwwwwずみこよりもwwwwww大きいwwwwwww)

理佐(対抗心wwwwwなのかなwwwww)

志田(ほらwwこの前ww莉菜含めて4人でお泊りしてたらしいじゃんwwwww)

理佐(あーwwwwww莉菜もwwww大きいもんねwwwww)


尾関「肩が凝っちゃうよ」ボイン


理佐(ならないwwwwwならないよwwwwww)

志田(PADはそんなに重くないもんwwwwww)

ガララ

石森「遅くなりましたー。!?」

織田「どうしたの、虹花……えっ?www」

尾関「あ〜二人とも、お疲れ様〜」

石森「え?え???」

織田「……wwww……w……」

理佐(固まっちゃってるwwwwwww)

志田(助けたいけどwwwww出ていきたくないwwwwwwwww)

理佐(でもwwww助けてあげないとwwwwww)


理佐「虹花、ダンス教えてくれるって言ってたよね」

志田「オダナナも、ゆいぽんのことでちょっといいかな?」

石森「ん?」

織田「虹花行こwwww」

尾関「あれ。みんな忙しいんだね」ボイン
0191名無しって、書けない?(熊本県)
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2018/04/09(月) 23:04:57.45ID:OIFjmP+W0
理佐(尾関wwww胸のアピールに忙しいwwwww)

志田(てかwwwwオダナナwww笑うの早すぎwwwww)

織田(あれwwwwなんなのwwww尾関wwwww)

石森(いつもは貧相なのに……どうしたの?)

理佐(虹wwwww花wwwww辛辣wwww)

石森(一晩であんなに胸が大きくなるはずないし。病気かもしれないよ)

志田(めっちゃいい子だったwww天使だったwwwwwww)


ガララッ

理佐(あ、葵だwwww)

原田「遅れちゃった〜。あれ?なんか静か……」

尾関「葵〜、遅かったじゃ〜ん」ボイン

原田「学校あって……。あれ?おぜ?、なんか雰囲気変わった?」

尾関「うふふふ、気づいた?」ボインボイン


志田(葵wwwwwww)

原田「うぅーん…」

尾関「…………」ムネソラシー

原田「うーん……」

尾関「…………」ボインボイン

原田「おぜ、なんか胸が大きくなった?」

尾関「葵!よく気が付いたね!」バイン

原田「でも、急にそんなに大きくなる?」

尾関「成長したんだよ!」バイバイン

原田「そうなの。おぜすごいね」
0192名無しって、書けない?(熊本県)
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2018/04/09(月) 23:05:46.01ID:OIFjmP+W0
理佐(成wwww長wwwww成長wwww)

志田(僕は嫌だwwwww)

理佐(名曲wwww汚さないでwwww)

志田(何かwww乱すwwことでww気づくwwもっとwww新しい世界wwwwwwwwww)

理佐(wwww愛佳wwwwwwww)

石森(やっぱり、尾関は病気なんじゃ……)

織田(虹花wwwwあれwwww多分wwwwPADwwwww)

石森(ぱっど?)

理佐(詰め物ってことwwwww)

石森(胸に詰め物wwwwwwうけるwwwww)

志田(やっぱりwwwww畜生だったwwwwww)

石森(尾関wwww意味不明wwwwww)


ガララッ

齋藤「みんな〜〜おっつ〜〜〜〜!」

尾関「ふーちゃんうるさいよ。もっと静かに入ってきてよ」ボインボイン

齋藤「そんなにうるさくしてないじゃん!それに……wwww……」

尾関「どうしたの?」ボインボイン

齋藤「わ、私、今日はねるの握手会行かないといけないからレッスン休むね」

尾関「は?」ボイン

齋藤「じゃあね!!!」ダダダダダダ

原田「ふーちゃん!!」

尾関「行っちゃった……」ボイン…ボイン…


理佐(めちゃくちゃな理由で逃げたwwwwww)

志田(wwwwねるの握手会ってwwwwwwww)

石森(wwwねるちゃんだけ握手会wwwwwwww)

織田(あwwww冬優花からwwwwwメッセージwww)
0193名無しって、書けない?(熊本県)
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2018/04/09(月) 23:07:25.76ID:OIFjmP+W0
齋藤冬優花:ちょっと!!尾関の乳の上にボールがくっついてる!!

理佐(wwww乳wwww言い方wwwww)

石森(wwwwwボールってwwwwwwww)


齋藤冬優花:私、今日は悪いふーちゃんだから、レッスン休むね。オダナナたちは頑張って!!

志田(悪い冬優花wwwwwwでもwwww最後に応援wwww)

理佐(やっぱりwwwwいい子wwww)


尾関「そういえば、ぺーとてちは用事があるから来ないんだったね」ボインボイン

原田「そうなの?それじゃ、全員そろったことになるね!」

尾関「そうだね。みんな、練習始めよー」ボイン


理佐たち「はーい…」


理佐(wwwこれでwwww練習できるのwww私たちwwww)

志田(wwwやるしかないでしょwwww)

織田(私はwww既にwwwヤバイwwwwww)


尾関「今日は、手をつないで帰ろうかでアップしようよ!」ボイン

原田「はーい」

石森(なんでwww小刻みに跳ねる曲wwwww)

志田(サビでwwww胸がwwww)

理佐(堂々と街を歩いて見せびらかそうよwwwwwwww)

織田(理佐wwwwwやめてwwww腹筋がwwww)
0194名無しって、書けない?(熊本県)
垢版 |
2018/04/09(月) 23:09:56.31ID:OIFjmP+W0
尾関「じゃあ曲流すよ〜」ボイン


♪手を繋いで帰ろうか 誰かに見られてもいい 堂々と街を歩いて 見せびらかそうよ
君と僕はラブラブで 付き合ってるってこと いつもの二人のように 仲直りしようよ♪


バサッ

PAD「…………」♪つまらぬ照れ隠しをして♪


尾関「…………」ペラー

原田「!!!????おぜ、胸が!!!」


理佐(!!!!!!wwwww)♪君を傷つけたのなら♪

志田(ちょっとwwwwww)

織田(wwwもう!!!wwwww)♪家に帰っちゃう前に♪


尾関「…………」ペラー

原田「おぜ……?」♪罪滅ぼしさせて♪


尾関「あああああああああああああああああああああ!!!」ペラペラー


♪ぽっかりと空いたハート 何で穴埋めする?♪


おしまい

元ネタは、『春香「千早ちゃんがPADつけて事務所にきたwwwwwww」』です
別の作品でパロディしてる方がいて、面白かったので欅でやってみました。
お目汚し失礼しました。
0195名無しって、書けない?(広西チワン族自治区)
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2018/04/09(月) 23:37:37.28ID:erhnHIrDK
>>194
いやいや、原作は知らないんですが、もう配役が絶妙すぎてwwww
少なくとも私は大好きですwwww

ただ、
「ああ…現実の欅ちゃんたちの雰囲気がこうした明るいものでありますように」
「愛佳もこんな風にみんなと大笑いできますように」
と、ふと切なくもなってしまうのは…私が病んでいるのかなwwww
0196名無しって、書けない?(庭)
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2018/04/10(火) 00:55:09.17ID:kiWQizQFa
>>194
ワロタwww
01971リットルの理佐ちゃん 第4話(庭)
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2018/04/11(水) 08:02:03.43ID:C2TF25iga
「しかし、可愛いな〜」
窓際の席から廊下側の席になっちゃった理佐ちゃんに見惚れる俺

受験の日にたまたま知り合い同じクラスになった俺と理佐ちゃん

のっけから世界一の美人理佐ちゃんに恋している原案1リットルの涙の麻生くんとはひと味違う俺

「ねぇ、私のこと見過ぎ」
休み時間にわざわざ俺の席に文句言いにくる理佐ちゃん

理佐ちゃんの親友である葵ちゃんが都合良く隣のクラスになったお陰で人見知りの理佐ちゃんは休み時間になるたびに俺の席へとやってくる

無論邪魔な澤部も葵ちゃんと一緒に隣のクラスに追いやられたのは言うまでもない

「見てないよ・・・」ってクールを装う俺

言っても高校生活3年間は長い

入学したてで世界一の美人理佐ちゃんに振られでもしたら辛い3年間になってしまうのを危ぶんで気の無い振りするシャイな俺

「ねぇ、俺君は部活どうするの?」ってあっさり話が変わる気まぐれな理佐ちゃん

「俺は人には興味無いけど生き物が好きだから生物学部かな」って呟く俺

「人に興味無いんだ・・・」って戸惑う理佐ちゃん


「うん、なんかカッコ良くない、人に興味無いって」って独特なセンスな俺に怪訝な表情の理佐ちゃん

「変な奴・・・」って呟いて自分の席に戻る理佐ちゃん


「理佐帰ろう」
なんて理佐ちゃんを迎えにくる小4みたいな葵ちゃん

その葵ちゃんにくっついてきた俺の下僕澤部

「俺君、帰りに葵ちゃんたちとお茶してくよ」
なんてめっちゃ良い仕事してくれる頼りになる刎頸の友澤部

「なにそれ、聞いてないんだけど」って葵ちゃんを詰める理佐ちゃん

「澤部君がしつこいからさ・・・でも理佐が嫌だったら断るよ」って澤部の方を見る葵ちゃん

「別に嫌じゃないよ・・・」
なんて俺の方をチラチラ見ながら答える理佐ちゃん


廊下を並んで歩く葵ちゃんに熱心に話かけてる澤部

それを見ながら少し遅れてついてく俺と理佐ちゃん

「澤部君ってボウズなのに女の子に積極的なんだね」って呟く理佐ちゃん

ボウズにどんな偏見持ってんだ理佐ちゃん・・・

「ところでさ、俺、生物学部の部室に用があるから消えるね」って魚の世話をしに行かねばならない俺に

「ちょっと待ってよ、俺君も一緒に行くと思ったからあの二人に付き合ってんだけど・・・」
なんて慌てて俺の制服の袖を掴む理佐ちゃんだから好き
01981リットルの理佐ちゃん 第5話(庭)
垢版 |
2018/04/11(水) 13:40:32.91ID:hB0TxmW5a
「うお!?生け簀の魚が全滅や」
理佐ちゃんの色香に負けて魚の世話を後回しにしたせいで生け簀に浮いてる魚たち

「ヤバイな・・・先輩たちにバレたらヤキ入れられちゃうよ」
仕方なく学校の池で泳いでる魚たちを捕獲に走る俺

「大漁!大漁!」
なんて網で簡単に救える魚たちにはしゃぐ俺

「魚ドロボウしてんじゃねーよ」ってドス効かせながら現れた理佐ちゃん

「見逃してください・・・かくかくしかじか・・・」って訳を言い理佐ちゃんの慈悲にすがる俺

「私にもちょっとは責任あるのかな・・・」
そう呟いて魚の捕獲に協力してくれる理佐ちゃん


「ありがとう、助かったよ」
生物学部の部室に戻りほっと一息つく俺

「どういたしまして、これでおあいこだよ」って笑う理佐ちゃん

「おあいこ・・・?」って聞き返す俺

「うん、受験の日に助けてもらったから・・・」
なんてそっぽ向いて呟く照れ屋な理佐ちゃん

「お陰で俺は来るつもりのない高校に通うことになっちゃったけどね」って笑いながら肩をすくめる俺

「そうなんだ・・・じゃあ助けてもらって良かった」って呟く理佐ちゃん

「うん?なんか言った?」って聞き返す俺に

「なんでもない」ってとぼける理佐ちゃん

「それよりさ、魚の世話を手伝おうと思って後つけて来てあげたんだからね」って話をすり替える理佐ちゃん

「ありがとう、お礼に送るよ」って紳士な俺

「もう暗いから送ってもらおうかな」
なんてもったいつける可愛い理佐ちゃん


「渡邉豆腐店・・・」
世界一の美人が商店街の豆腐屋の娘ってギャップに萌える俺

「なにボーっと突っ立ってんの」って俺に声かける理佐ちゃん

「お豆腐屋さんの娘さんってなんか意外で・・・」

「あーっ、お豆腐屋さんのことバカにしたね」って鋭い理佐ちゃん

「いや、してないよ」って慌てる俺に

「うちのお父さんのお豆腐は日本一美味しいんだからね」
なんて拗ねる理佐ちゃんだから好き
01991リットルの理佐ちゃん 第6話(庭)
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2018/04/11(水) 22:56:42.01ID:zJ8Og6D3a
「本当に美味しかった」
理佐ちゃんの家で豆腐を食べさせてもらった俺

「だから言ったじゃん、うちのお父さんのお豆腐は世界一だって」って得意顔の理佐ちゃん

「世界一美味しい豆腐を作り世界一可愛い娘を育ててるのか・・・」って理佐ちゃんのお父さんに感心する俺

「世界一可愛いってなに?」って耳ざとい理佐ちゃん

「うん?ああ、豆腐の形も世界一可愛いなあと思ってさ」って恥ずかしさからとぼける俺

「なにそれ」って笑う理佐ちゃん

「それよりさ、高校受かった恩人を店先で豆腐食べただけで追い返すって扱い悪すぎない」って話を変える俺

「仕方ないじゃん、私が男の子連れてきたの初めてだから、お父さんが過剰反応しちゃったみたいだから」って苦笑いの理佐ちゃん

「俺が初めてなの?」って聞き捨てならない理佐ちゃんに確認する俺

「うん、私は人見知り激しいから仲良くなった男の子は俺君が初めてかも・・・」って嬉しいこと言ってくれる理佐ちゃん

「それよりさ、世界一可愛いって私のことかと思ってドキドキしちゃった・・・」
なんて早口に言って歩き出す照れ屋な理佐ちゃん

「きゃっ」って躓き転ぶ理佐ちゃん

倒れた拍子にスカート捲れちゃった理佐ちゃんのパンツをめっちゃ見る俺

「見てんじゃねーよ」って照れ隠しにドス効かす理佐ちゃん

「ありがとう理佐ちゃん」って思わぬ眼福を与えてくれた理佐ちゃんにお礼を言いながら助け起こす俺

「お礼なんて言わないで」って顔が真っ赤な理佐ちゃん

「今日からピンクを俺のラッキーカラーにするわ」って瞳を閉じて理佐ちゃんのパンツ思い出す俺

「うるさい!黙って!」ってキレる理佐ちゃん

「ねぇ、そんな理由でラッキーカラー決めないでよ、明日からピンクのパンツしか履けなくなっちゃうじゃん」
なんて俺のためにピンクのパンツしか履かない決意してくれる理佐ちゃんだから好き
0200名無しって、書けない?(大阪府)
垢版 |
2018/04/11(水) 23:15:02.46ID:2udtK+w80
>>199
理佐ちゃんなら割烹着で店の前に立っていても、様になりそうですね
これは俺くんが跡継がされるパターンかなw
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