羽毛布団の場合、朝起きたら布団を二つ折りにして膨らんでいる布団を上から押してぺしゃんこにしておく。
そうすることで夜寝る時にはまた空気がはいり大きく膨らみ新しい空気に入れ替わり、マットレスと共に乾燥して寿命も長くなり衛生的である。


ダックは肉食、グースは草食動物 よって獣臭はダックの方が強く臭うため洗浄も羽毛に負荷のかかる洗浄が行われる。
グースより毛足が細く弱いダックの羽毛はさらに弱い羽毛になり寿命も短い。
どんな高価な羽毛でも獣臭は残っている。
臭いは時間と共に消えていくが無いほうがおかしい。
臭いに過敏な人は化繊にするべき。


原産地品種証明書は羽毛を仕入れた問屋・商社・布団屋に発行されるもので小売りやデパートの販売店に発行されるわけではない。
数トン仕入れても証明書が発行されるのは基本的に一枚。


羽毛布団を片付ける時、圧縮袋で空気抜いておくほうがいい。
真空度が高いほど中は乾燥し酸化作用も防げる。使うときにまた空気を入れれば問題ない。

良質な羽毛の場合、側生地は世界三大綿 長繊維綿の 
スーピマ綿・アメリカ  
新疆綿・中国ウィグル自治区
ギザ綿・エジプト
またはリヨセル(テンセル)が使用される場合が多く、
低品質な羽毛の場合は化繊が多い。


羽毛の高騰はヨーロッパを襲った鳥インフルエンザによる影響が大きく
また中国が日本へ輸出していた羽毛を、中国人が羽毛布団を使い始めたため輸入量が減少し
日本の取り分が減った影響もある。
鳥インフルエンザによってヨーロッパだけではなく、中国も被害を受け現在販売されている羽毛は去年以降の在庫分を放出している。
売れずに在庫が残れば急騰はないかもしれないが確実に値段はあがってきている。