海上自衛隊横須賀地方総監部は17日、脱法ドラッグを使ったとして横須賀教育隊所属の男性2等海士(25)を停職60日の懲戒処分にした、と発表した。
同総監部での脱法ドラッグ使用による処分は初めて。2等海士は依頼退職の意思を示しているという。

同総監部によると、2等海士は4月26日午後4時ごろ、川崎市川崎区小川町の店で液体の脱法ドラッグを購入した後、
同区内の個室タイプのビデオ店で使用した。午後11時半ごろ、店員が、意識のもうろうとした様子を不審に思い、110番通報。川崎署員に保護された。
県警が液体の鑑定を行ったが、違法成分は検出されなかったという。

男性は今年4月に入隊。同総監部の調べに「入隊前に使ったときに強い快楽を得た。その快楽をまた得たかった」と話しているという。
2等海士の勤務状況は良好だったという。

同総監部は「事態を重く受け止めている。同じ事態が起こらないよう教育を徹底していく」と話している。

【神奈川新聞】
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