じゃあ俺が一人語り程度に書き込もう
長すぎるから分割するね

田舎者の俺は親の金で都市部にある私立大学に入学した。通学は実家から電車で片道2時間半かかったんだ。毎日朝一から満員電車よ。
どちらかというと内気で、男子工業校卒で、世間や流行に無頓着で彼女いない歴=年齢の俺にはそれが苦痛すぎた。
容姿も良くない上野暮ったく、それでいてウェイトトレが好きだった俺は、知らない土地で女の集団なんかによく「キモイ」などと言われた。それが結構俺にはクリティカルダメージだったんだw
何もかも初めてだった。女から受けるそういった精神的苦痛も。特に友達も多くない故、親にそのことを伝えても「それはお前の妄想、幻聴だ」と返されるばかりで共感は得られない。
結局、大学に行かなくなり実家に引きこもった。人によっては「そんなつまらない理由で?」だ。家でネット依存症が如く、毎日ゲームやら掲示板やらに入り浸った。

その環境で感じたのはこんな俺に産み育てた親への責任追及と、それでも育ててくれたという感謝と罪悪感だ。どちらの感情も入り乱れて、自身の現状を考えて寝る前に泣くという情けない状態が5年くらい続いた。
23の時に、父親にその現状を叱責されて喧嘩になった。喧嘩になりはするが、自身の罪悪感もあった。俺は逃げ場があるからいけないんだと思った。
逃げ場っていうのは実家であり、親の元のことで、そこに物理的に精神的に依存する限り俺は社会に適応できないって思った。だから、その環境から離れられて、自身が考え付く厳しい環境下の仕事に今すぐ就こうって思った。
視野の狭い俺に考えうるのは自衛隊くらいだった。俺はそれ入隊を目指した。基準体重があるため、100kgに達していた体を5か月かけて20kg落とし、何とか入隊した。