0072774号室の住人さん
2018/11/09(金) 17:42:13.10ID:wPcmdyzbそれが
去年の末
この木馬館に
拾われた
朝から晩まで
五分ごと
監督さんの
合図でラッパを
吹き鳴らす」
(以下略)
ここまでの2ページで、十分切なくなってしまう。
この『ハモニカ文庫と詩の漫画』の漫画すべてがこんな調子だったら、
たまったものではない。
が、幸い、切なさの度が高いのはほぼこの一編だけで、後の漫画は
山川氏本来の作風であろう、淡々とした日常が描かれている。逆に言うと、
そのためにかえって、この一編の印象が際立つ。忘れがたい名編といった感じだ。