穂乃果「うーみーちゃん♪」

海未「ほ、穂乃果!来るなら先に連絡してください…」

穂乃果「えー?そしたら海未ちゃん来るなって言わない?」

海未「だって、穂乃果が来るときは間違いなく“不要不急の外出”じゃないですか」

穂乃果「むーっ。海未ちゃんは私に会うことが不要だっていうの?」

海未「そ、そういう意味ではなく…」

穂乃果「そんなこと言うんだったら、ことりちゃんと二人で遊ぶもんね!」

ことり「お花見に行くんじゃなかったの?穂乃果ちゃん」

海未「ことりも来てたんですか?お花見って…今はどこでも封鎖されて行けませんよ」

穂乃果「隠しても無駄だよ!ここにも桜の木があることは知ってるんだから♪」

ことり「満開じゃないけど、結構きれいに咲いてたよね♪」

海未「うちの庭でお花見するつもりだったんですか?」

穂乃果「っていうかさ、新型コロナで大騒ぎになる前にお花見したよね?」

海未「いつの話です?」

ことり「前ってことは、去年のお花見?」

穂乃果「うーん?…でも、一年前は私たち高校生じゃないよね?」

海未「四月一日ですから、一応高校生じゃないですか?入学式はまだですけど」

ことり「受験が終わって入学は決まってたから、四月一日から高校生だね」

穂乃果「それはそうなんだけど…三月にお花見しなかったっけ?音ノ木坂で」

海未「去年の三月ですか?…音ノ木坂で?」

ことり「誰とお花見したの?」

穂乃果「みんなで!ことりちゃんと海未ちゃんもいたでしょ?」

海未「高校の入学式より前に、ことりと穂乃果とお花見…?」

ことり「確かに一年前なら新型コロナウイルスの話は無かったけど…」

穂乃果「そうだよ!お花見は楽しくて、新型コロナなんて無かったよ。音ノ木坂でみんなとお花見したもん」

ことうみ「…?」