再生医療で薄毛を治す、世界初の「器官再生医療」が臨床試験に向け踏み出した。

理化学研究所器官誘導研究チームの辻孝チームリーダーのグループと理研ベンチャーのオーガンテクノロジーズが、薄毛の再生医療で非臨床研究を開始する。
まずは薄毛のメカニズムが解明されている男性型脱毛症が対象だ。
いずれは女性型の脱毛や、先天性乏毛症などの希少疾患治療にも生かしたいという。

ヒトの毛包を形づくる幹を培養して作る器官原基をマウスに移植し、毛髪を再生させる試験を開始し、年内をメドに終了。
データを揃えてできるだけ早いうちにヒトへの臨床試験を申請、開始する方針だ。

https://toyokeizai.net/articles/-/224465