JAXA職員が中学校で授業10/12 13:32nhk
子どもたちに宇宙に興味を持ってもらおうと、高松市の中学校で、JAXA=宇宙航空研究開発機構の職員による授業が行われました。
高松市の香川大学教育学部附属高松中学校で行われた授業には、3年生およそ110人が出席し、JAXAで人工衛星を使った研究を行っている室町篤さんが講師を務めました。
室町さんは国際宇宙ステーションから撮影した地球の写真を紹介し、日本列島や台風の雲などがはっきりと見えることを説明しました。
そして、2020年を目指してこれまでより安価な新型エンジンのロケットを開発していることや、人工衛星で地球の二酸化炭素の量や海水温などを調べて、さまざまな研究に役立てていることなども紹介しました。
この中学校では12日から半年間ロケット開発について学び、授業の最後には専用のキットで小型のロケットを作り、飛ばすことにしています。
男子生徒の1人は「宇宙開発の現場で関わっている人の話を、直接聞くことができて良かったです」と話していました。
JAXAの室町さんは「この授業をきっかけに、宇宙飛行士などに興味を持ってもらうだけでなく、
自分たちの暮らしにも、宇宙開発の研究が関わっていることを知ってほしい」と話していました。