高橋「昭和ってのは僕が生まれた59年も様々な事が起きたんだね。それは赤字路線の廃止。特に北海道の地域では露骨に進められた。網の目のようになっていた路線図は白く戻ったんだよ」
上中「無駄を削減したんですね?」
高橋「そうだね。中には惜しまれた路線もある。でもそれは必然的に鳴りを潜める運命だったかのかと。元は国が所有する鉄道で、赤字を補ったのは煙草税とも言われてる」
上中「へえ…ではそれを民営化してJRに?」
高橋「うん。それぞれ東京は東日本、大阪なら西日本。名古屋は東海で、あとは北海道やら四国やら九州に分けられた。中でも北海道単独で民営化されるのは厳しくて、そこは国の援助がなければ無理」