バーデン・ヴェルテンベルク州ザンクト・ペーター村 村長
ルドルフ・シューラー氏

ドイツ南西部の、スイス、フランスの国境にほど近いサンクトペーター村。太陽光(電力供給量118万kWh)、太陽熱(熱供給量4万kWh)、水力(電力供給量40万kWh)、風力(電力供給量1,840万kWh)、

そしてシュヴァルツヴァルト(「黒い森」)の村らしく木質バイオマス(年間熱供給量約1万MWh+電力)も含め、各エネルギー源をバランスよく運用し効率よく電熱を供給している。結果、村内年間需要の約3倍(2,100万kWh)の電力が村で生産されている。

村独自で地域に暖房網も整備した。導入当初は80世帯ほどだったが、今は220世帯がこの暖房網に接続されている。「エネルギーを地産地消すれば地域ならではの価値を創造できます」と、シューラー氏は強調する。

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