無職だったのに交通事故で仕事ができなくなったと偽り、保険会社から休業損害賠償金をだまし取ったとして、大阪府警捜査4課は5日、
詐欺容疑で大阪府太子町議、松永満容疑者(44)=同町太子=を逮捕した。「金に困っていた」と容疑を認めているという。

逮捕容疑は就任前の平成23年6月、太子町内で軽トラックを運転中、車と衝突する事故で負傷。同月末で当時勤めていた会社を辞めて
無職になったのに、7月以降も休業を余儀なくされたと偽り、事故相手が加入していた自動車保険会社に内容虚偽の申請書類を提出、
2カ月分の休業損害賠償金として約70万円をだまし取ったとしている。
当時、失業給付金の受給期間中だったのに休業損害賠償金を受け取っていたことから、不正が判明した。