>>434
https://www.jstage.jst.go.jp/article/tonyobyo1958/26/10/26_10_1041/_pdf
の著者は消化管吸収動態がキモだと睨んでいるもよう

(1044頁左)
さらに,Radziukら6)は,2-3H-glucoseの 経ロブドウ糖負荷を行ない,血 中を循環するこの標識 glucoseを 測定しているが,その血中出現動態は2峰性を示すことを報告している.
この際,標識glucoseは一度肝に取り込まれると再循環しないとされており,2峰性を示した標識glucoseの第2峰は,一度肝に取り込まれたブドウ糖が再び放出されたものではないことが理解できる.
著者らの測定したIRG等の肝からのブドウ糖の放出を促進するホルモンの増加を認めなかったことはこのことを裏付けている。
したがって,さらに2峰性の成因を追求する上で経口投与したブドウ糖の消化管での吸収状態を把握することが重要と考えられる.
また,同時に測定したIRIも血糖と同様の曲線を描いておりこれとの関連,さらに,摂食行動に伴う自律神経系や消化管ホルモンの関与も検討されねばならない。