>>818
イケチャン理論(サキタニ理論か)によれば、糖負荷試験で血糖値曲線がM字を描く理由として
細胞内に取り込まれたグルコースの酸化が脂質によって阻害され、
完全燃焼せずに細胞内に停滞しちゃって、濃度勾配によってグルコースが逆流する、としているわけですね。
確かにGLUTは受動輸送で濃度勾配によってグルコースを取り込むわけですから
理論的には逆の濃度勾配が発生すれば逆流します。
まず、細胞内のグルコース濃度が血中より高くなることがありうるのか?ですが、そもそもこれが否でしょう。
いくらインスリンがぶち込まれ、GLUT4が全開になっても論理的には細胞内のグルコースは同濃度までしか上がりようがありません。
逆流するためには、細胞内に取り込まれたあと、インスリン作用が停止し、
GLUTが閉じられ血糖値が下がり、
その後、再度インスリンの作用でGLUTが開くという経過を辿る必要がありますが、
このような動きをすることは考えられません。