>>263
健常人の研究です
糖質制限に血糖コントロール効果は乏しいというだけです

【方法】
2005年1月から2016年4月までの72件の研究(無作為化比較対照試験、クロスオーバー試験、およびシステマティックレビュー)を分析し、減量または肥満および心血管の指標(
グルコース代謝、血圧、コレステロールレベルなど)における低炭水化物食の影響を調べた。
試験の参加者は論文によって異なり9〜数百人であった。

なお、低炭水化物食の定義は決まっていないが、
一般的には、1日の炭水化物の摂取量は20〜60g(1日総摂取カロリーの20%未満)であり、超低糖質ケトン食では炭水化物を1日20g未満に制限する。
今回の分析においては、低炭水化物食を1日の総摂取カロリーの4%(炭水化物量は20g未満)〜46%とした。



【結果】
・2つのメタアナリシスは、6ヶ月間では低脂肪食と比較して低炭水化物食はより大きな体重減少を示したが、12ヶ月での体重減少は同等であった。

・適度な低炭水化物食よりも超低糖質ケトン食の方が体重が減る可能性があるが、6ヶ月以上超低糖質ケトン食を実践できた人はほとんどいなかった。

・低炭水化物食は、長期間の血糖コントロールにはほとんど影響を及ぼさなかった。



【まとめ】
短期間(6ヶ月以内)の低炭水化物食は低脂肪食よりもわずかに減量に有効である可能性がある。