遊離脂肪酸の濃度上昇は本来エネルギー需要によるものです。
その際に酸化的リン酸化が抑制されるというのは生体としてありえないと言っていいと思います。
脂肪細胞の肥大によって慢性的に遊離脂肪酸の濃度が上昇している場合とは明確に区別しないといけない。
また心筋梗塞患者の遊離脂肪酸濃度が高いことは知られているが、
これも遊離脂肪酸による酸化的リン酸化の抑制ではなく
むしろ遊離脂肪酸濃度が高いのは酸素不足によって酸化が抑制された結果である、と考える方が妥当だと考えます。