これほど現代医学が発達しながら、その現代医学では完治できない病気が増えているのは、自然治癒力を発揮する前に、
薬に頼り過ぎているからではないでしょうか。それは自分自身の身体を過保護の状態にさせていることにもなるのです。

 例えば、風邪をひいたとします。いまの大人や子どもは、すぐに家庭常備薬や市販の風邪薬を飲むのですが、
その場合も東洋医学で用いる漢方薬ではなく、即効性のある現代医学の薬がほとんどでしょう。なかには即効性を求めるあまり、抗生物質に頼る人もいるでしょう。
そうした行為が、どれだけ自分の自然治癒力を弱めているか、わかっておられるのでしょうか。
 抗生物質を打ち続けると身体には耐性が生まれ、抗生物質そのものが効かなくなってしまいます