皮膚の色素消失

部分的に皮膚の色が抜け落ちることです。時々「ステロイド外用剤を使うと皮膚の色が黒くなるの?」という質問を受けることがありますが、黒くなるのは皮膚の炎症による色素沈着です。
炎症で赤くなっているときは目立ちませんが、治療により炎症がとれると黒く見えます。ステロイド外用剤を使用しているとメラニンという色素の産生を抑えるため肌の色はむしろ部分的に白っぽくなります。



・皮膚萎縮

ステロイド外用剤により、表皮の細胞増殖を抑える作用などにより皮膚が薄くなり、真皮の血管が浮き出る状態になる場合があります。
特に強いステロイドを長期間、連続的に塗った場合にあらわれやすくなるとされ、皮膚の表面に細かいしわが生じるようになった場合は特に注意が必要です。