ステロイドによる主要な眼科的副作用は,緑内障と白内障である。眼科を早期受診することによって緑内障や白内障のリスクを軽減するかは明らかにされていない。
しかし,小児ステロイド使用患者の検討から,ステロイド使用小児腎疾患患者の約 10〜56% が白内障を呈するとされる。
一方,緑内障に関してはほとんど眼圧の上昇をみないとする報告から約 20% とする報告が存在するが,これは受診時期によるばらつき等の影響があると思われる。