ADSLのSBB減少続く

★2008年3月のFTTH契約数は1217万件、ADSLからFTTHへの移行が進む〜MM総研 [080528]

 MM総研は28日、2008年3月末時点でのブロードバンド回線事業者の加入件数についての
調査結果を公表した。FTTHの契約数は1,217万件で、前年同期から335万8,000件増加。

一方、ADSLの契約数は1,270万5,000件で、前年同期から129万5,000件減少し、
3月末時点での比較では過去最大の減少幅となったという。

 回線事業者のシェアは、FTTH市場ではNTT東日本が40.8%、NTT西日本が31.3%で、
NTT東西のシェアが合計で70%を超えた。加入者数は、NTT東日本が496万3,000件、
NTT西日本が381万4,000件の合計約878万件で、前年同期の合計約608万件から
引き続き加入件数を伸ばしている。

その他の事業者は、KDDIが71万件(前年同期比11万8,000件増)、
ケイ・オプティコムが68万2,000件(同16万 3,000件増)など。

 ADSLでは、ソフトバンクBB(Yahoo! BB)がシェア37.9%でトップを維持するが、加入者数では
480万9,000件と前年同期から35万1,000件減少。他のADSL事業者も同様に減少が続いており、
上位の事業者すべてが純減。
MM総研では、ADSLからFTTHへの移行が本格的に進んだ結果となったとしている。