正直、俺最初は自信あったんだよね。

俺は親切で優しい人間だと自負していたし、博愛の精神も持ち合わせていた。

子供は好きだったし、地域のボランティア活動なんかではいつも子供たちの人気者で、俺を慕ってくれる中高生の子供達もたくさんいた。
今まで通りやれば連れ子のひとりやふたり、手懐けるのは他愛もない事だと思ってた。

ぜーーーんぶ俺の勘違いだったよ。
俺は人格者でもなければ博愛主義者でもない。毎日連れ子に消えてくれと願ってるクズだよ。