保育園長が「しつけ」と日常的にたたく 都が改善勧告
2019年3月12日 19時29分

 東京都は12日、認可外保育施設「にじいろ保育園」(葛飾区)の女性園長が、
子どもの顔をたたくなどの暴力を振るったとして、改善勧告し、施設名を公表した。

 都は、経営者を兼ねる園長に保育の現場から離れるよう繰り返し求めたが、従わなかった。
このまま改善されなければ、事業停止や施設閉鎖を命じる手続きに入る。

 都によると、施設は2月時点で0〜4歳の19人を預かっていた。
園長は日常的に子どもたちのおしりや顔をたたいたほか、
食事を無理やり食べさせることもあったという。
都は情報提供を受け、今年から立ち入り調査し、2月22日に適切な保育をするよう
改善を勧告し、園長に子どもの保育に関わらないよう求めた。

 園長は「言うことを聞かないから『しつけ』としてたたいた」と認めて
反省を口にしたが、引き続き保育に取り組む意向を示したという。
都は今後、区市町村と連携し、利用者が新たな保育所を探す支援をする。

https://www.asahi.com/articles/ASM3D55X4M3DUTIL022.html