http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20030821AT2M2000120082003.html
EU、地名ブランド保護強化へ
 【ブリュッセル=刀祢館久雄】欧州連合(EU)はフランスのシャンパン、
イタリアのパルマハムなど欧州の地名を表示する食品や飲料品について、
原産地の保護強化を世界貿易機関(WTO)新多角的通商交渉(新ラウンド)で要請する。
 対象品のリストを9月にメキシコのカンクンで開くWTO閣僚会議に提出し、
各国に受け入れを迫る方針。保護強化が決まれば、日本の業者にも影響が及ぶ
可能性がある。
 WTOは現在、ワインと蒸留酒にだけ厳格な保護を適用し、例えばフランスのボルドー
地方以外で生産したワインに「ボルドー風ワイン」などと表示することを禁じている。
 EUはこれを世界的なブランドになっている他の産品にも広範に適用するよう求める
予定で、30―40品目をめどにリスト作りを急いでいる。 (07:02)