>>187
カモシカの分布にはシカとの競合による影響も大らしい

http://www.ome-tky.ed.jp/kyodo/documents/344_ome_bunkazai_news.pdf
>ニホンジカが増えると生息地の若葉などを食べ尽し、ニホンカモシカは餌の確保にも困ってきます。
>ニホンジカとの競合を避け、ニホンジカ分布圏の外側への移動が始まります。
>こうして、まだニホンジカの生息密度が薄い低標高の丘陵地まで、ニホンカモシカの分布が広がってきました。
>奥多摩山地のニホンカモシカが増えたというよりは、ニホンジカ勢力圏からニホンカモシカが弾き出されて
>低標高地まで進出してきたと推定されます。

https://www.sankei.com/region/news/150723/rgn1507230039-n1.html
>減少している地域は、ニホンジカによる農林業被害が顕著だったり拡大したりしている地域と重なっており、
>カモシカがニホンジカが少ない県北部に追いやられていることが推測されるという。


おまけ
ニホンジカの方も高山にまで移動して分布広げてきてるらしい

https://www.shinshu-u.ac.jp/institution/ims/special/post.html
>もともと急傾斜地が多い高山の環境は、ニホンジカにとって棲みにくい環境であると考えられていた。
>だが崩落地などの急傾斜地に生息するニホンジカは蹄が磨り減り、まるで断崖に立つカモシカのような蹄をしていた。