別冊日経サイエンス 2018.4.7 のP24に、
『■野生のオオカミが家畜化してイヌに変わったのは、過去たかだか数万年の出来事だ。
この種分化に人間が関与したのは明らかだが、その詳細は歴史のなかに失われた。

■オオカミがイヌに進化した過程を再現することを目指し、60年がかりの実験がシベリアで
行われてきた。オオカミの代わりに別のイヌ科動物である野生のキツネを用い、従順な個体を
数十世帯にわたって選抜した。

■わずか数世代のうちに、ぶち入りの毛皮や巻き上がった尻尾など、家畜化に伴う身体的な特徴を備えてペットのように振る舞うキツネが出現した。』

とありますので、野生のオオカミを家畜化してイヌの姿に変わる期間は結構短かったのかもしれませんね。