>>891
一般的な説明だと、恐竜とは「直立する爬虫類」だとよく言われるし、実態として正しい

ただし最近の恐竜本を読めば大抵
恐竜とは「スズメとトリケラトプスの最新の共通祖先とその子孫全てをいう」…とかいう変な定義が書いてある
(ちなみにスズメとトリケラトプスである必然性は別にない。竜盤類と鳥盤類から一種ずつであれば何でもいい)

一見ワケワカなんだけど、要は今の古生物学のトレンドとしては
形態そのものじゃなく系統によって定義しますよって意味である

何でかっていうと、形態は進化によって二次的に変化することがあるからで
A:もし這い歩き型に戻った奴が発見されたら恐竜とは呼ばれないのか?
B:もしワニが直立型に進化したら恐竜と呼ばれるのか?
みたいな問題が起こり得るからだ

その点、系統で定義してれば安定性を確保できる
A:「スズメとトリケラトプスの最新の共通祖先」の子孫であればそれは恐竜である
B:ワニは別系統の生物なのでどこまで行っても恐竜扱いにはならない
と峻別しておける

……まあでも子供に「恐竜って何?」と聞かれたら「直立する爬虫類」でいいと思います