>>484
小型恐竜はどうも多様性や個体数であまり振るっていなかったようだ。
なんでかっていうと大型恐竜は小さい卵を多く産む方式だったかららしい。
(卵はあまり大きすぎると殻が厚すぎて胚が育たなくなってしまう)
だから卵を大きく少なく産んで、
孵った大きな幼体を保護して生存率を高める…とかいうことはできず、
小さめの幼体がいっせいに誕生し、
その中で少数の個体だけが成熟できるのを期待するという方式だったようだ。

小型種の恐竜は大型・中型恐竜の沢山の幼体という強力なライバルと常に競争を強いられるので
限りある生態系地位における資源を独占できず、必然的に個体数や種の多様性が
振るわないので、絶滅のリスクが小型哺乳類より高かったのだろう。
(哺乳類も多くが白亜紀の終わりに絶滅している。しかし、幾らかの系統が生き残るのに成功できた。
哺乳類の場合、小型種の個体数や多様性が小型恐竜よりかは多少はマシだったからこそ、生き残る者もいたのではなかろうか。