世界中の節足動物の中でNO.1の猛毒蜘蛛が日本在来種の『カバキコマチグモ』だよね。
沖縄県を除く日本全国に広く分布する毒蜘蛛。平地や山地を問わず、草原、河原、水田、
林縁など、日本中のいたるところで普通に生息する毒蜘蛛です。イネ科植物の葉っぱを
丸めて巣を作ります。「猛毒動物最恐50」(今泉忠明著、サイエンス・アイ新書)に
よると、カバキコマチグモの半数致死量(LD50)は0.005mg/kgとされ、その毒性は
世界最強の毒ヘビとされるインランドタイパン(LD50=0.025mg/kg)の5倍、
ハブクラゲ(LD50=0.008mg/kg)に次いで猛毒ランキングの第6位にランクイン。
幸いにも、カバキコマチグモは牙が小さく、注入される毒量も少ないことから人間が
死亡した事例は見当たりませんが、咬まれると厄介な状態に陥ることがあります。
アウトドア趣味では十分注意しなければなりません。