日本の自然環境ではニホンオオカミ絶滅以後、食害を引き起こす野生動物シカが大繁殖
下草や樹木の表皮、新芽を食べ尽くし木が枯れて山が荒廃、河川への土砂の流入汚染、貴重な植物、昆虫までも食べて絶滅させた。

現在のシカ生息数は260万頭。農作物被害は80億円超。捕獲数は約27万頭。
行政はシカの捕獲駆除、フェンスや罠の設置、ハンターの育成に毎年数十億を投入し、シカ捕獲数は年々増加しているが、シカ頭数は年一割以上増加し続けている。
ハンターの高齢化に加え後継者不足で狩猟免許所持者はこの40年間で3分の1にまで減った。
環境省は今の駆除ペースだと2025年度にはシカが500万頭にまで増加すると推計結果を公表した。
そうなってしまっては最早どんな対策も不可能だろう。

自然管理は人間の勤めだと驕り、無駄に時間を浪費し続けた結果 日本の生態系はもはや取り返しの付かないところまで破壊されている。
今、この国で為すべきことはオオカミ導入をし食物連鎖を復活させ人間の管理を必要としない正常な自然環境バランスを取り戻すことではないだろうか。