私も獣医師です。動薬関係です。やはり狂犬病予防法は見直しすべきだと思います。
家畜伝染病予防法に何とか統合して廃止すべきだと思います。
口蹄疫や鳥インフルとは違って空気伝搬しませんので豚コレラのようにワクチンの備蓄で良いかと。
一般の人の多くが「犬に噛まれたら狂犬病」と思い込んでるのは困ったことです。
犬が感染していない証明は可能ですし、犬自身が人を噛んで何か月も生きていることはないですよね。
狂犬病のワクチンの副作用は結構あります。老犬に多いようです。年間100例前後はありますね。
医者に「ワクチン送れ。何で医者が自分の飼い犬に打てないんだ?」と無理難題言われたことあります。
開業さんも狂犬病予注に依存しなくてもやっていけると思いますが、そもそも初期の狂犬病を診断できるのかな?
もう1つの問題は今のワクチンが本当に効くかどうかです。実は深刻な問題です。
過去の感染山羊脳由来ワクチンから現在の組織培養ワクチンに代わったとき、
犬を使った感染防御試験の成績がなく、実際の効力が確かめられていません。
それなりに抗体が上がるから同等だろうということです。個人的にはとても心配です。
安全性は向上してますが、モルモットを使った比較試験では明らかに過去のワクチンの方が効きますので。