>韓国国会「犬食禁止法」を可決成立 それでも犬たちの悲劇は続く?

>こうして成立した法律だが、はやくも実効性に疑問の声が投げかけられている。

>その理由の一つが施行されるまでに3年間の猶予措置がとられたことだ。もちろん、
>この3年の間に政府は法律の広報活動を行って、関連事業者に転廃業を促すなど
>の働きかけをすると見られるが、当然ながらその3年間はこれまで同様に犬食を
>提供することは何らおとがめなしの状態が続くわけだ。

>また、今回の法律では業務としての犬食用屠畜や繁殖、流通が禁じられたが、
>個人的に犬食をすることまでは禁じてはいないため、闇ルートでの犬食はなく
>ならないのではないかという指摘も出ている。事実、これまでにも「補身湯
>(ポシンタン)」はソウルオリンピックのときに法的には禁止されたものの、さまざま
>な法律上の隙間を縫って現在まで営業が続けられてきたわけで、今回の法律でも、
>同様のことが起きるだろうという声があがっている。

>また、仮に法律がうまく機能したとしても問題が残っている。犬食用に犬を繁殖させ
>てきた業者たちが廃業する場合、すでにいる犬たちをどうするのか、という点だ。

>基本的にはこれらの犬たちは動物保護センターに送られることが予想されるが、
>現状でもこれらの施設は飽和状態になっており、新しくきた犬たちは行き場もなく
>安楽死をせざるを得ないのではないか、という指摘が出ている。

https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2024/01/3-406_2.php