増えていない在庫

現在、日本が鯨肉を輸入しているのは2カ国。ノルウェーからミンククジラを、
アイスランドからはより大型のナガスクジラを輸入しています。両者を合わ
せた量は、多い年には2200トン(2014年)にも達します。これらの肉は国内の
水産卸売会社を通じてスーパーなどに出回ります。

先日、長崎市のスーパーで買った缶詰はアイスランド産のナガスクジラを使っ
ていました。

ちなみに農水省は水産物の在庫の統計も取っています。

過去10年間の12月末時点の「くじら」(冷凍)の在庫をみると、1500トン〜5千
トンで推移しています。2012年末までは4千トンを超えていたのが、15年末に
一度1500トン近くまで減り、直近の18年末は3800トンでした。

消費量より多く生産していたり、それ以上に輸入したりしていれば、在庫は増え
続けるはずですが、少なくともここ最近はそういうことはなさそうです。

https://withnews.jp/article/f0200113002qq000000000000000W0ae10101qq000020295A