太地のくじら博物館
外国人入館拒否、損賠訴訟が結審 地裁 /和歌山  毎日新聞2016年1月9日 地方版

和歌山県
 太地町立くじらの博物館が捕鯨反対を理由に外国人の入館を拒否したのは、人種差別や思想・良心の自由の侵害にあたるなどとして、
オーストラリア人女性らが町に慰謝料など約670万円の損害賠償を求めた訴訟は8日、和歌山地裁(橋本真一裁判長)で結審した。判決は3月25日に言い渡される。

 これまで原告側は「公共施設が入館拒否のプラカードを示したのは公権力の行使であり、表現の自由を妨げるもの」と主張。
町側は「他の客に迷惑がかかる恐れがあった。思想信条の自由を規制したのではない」と述べている。【道岡美波】
http://mainichi.jp/articles/20160109/ddl/k30/040/403000c