日本人に最も嫌われている生物と言えば、やはりゴキブリだろう。
あの素早い動きと、脂ぎったようなボディに嫌悪感を持つ人も多いだろう。そんなゴキブリが人間の体に棲みつくという、信じられない事件が中国で発生した。
その男性は、中国南部に住んでいるリー(Li)19歳。
彼は工場労働者で、職場近くのアパートにルームメイトと共に住んでいた。リーはある夜、右耳に激しい痛みとかゆみを感じて目を覚ましたのである。
ルームメイトが、リーの耳を懐中電灯で照らし、原因を特定しようとしたが見つけることはできなかった。
そこで、リーは翌日朝一で病院に行き、診察を受けた。
すると、耳の中にうごめく影があったのだ。そう、その正体はゴキブリ。

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診察をした医師のヤンが、摘出をしてみたところ体長8ミリほどの成虫のゴキブリがでてきたのである。
しかし、それで終わりではなかった。なんとリーの耳には、まだ大量のゴキブリが棲みついていたのだ。その数、なんと25匹。
それらは、生まれたばかりと思われるゴキブリで、最初に取り出された成虫ゴキブリの子供。
リーの耳には、親子合わせて26匹のゴキブリが潜んでいたのだ。

ヤン医師によると、もしリーが病院へ来ていなければ、彼の耳はゴキブリによって致命的なダメージを受けた可能性が高いという。
また、リーの耳から出てきたゴキブリは、孵化まで24〜70日程かかることから、
親のゴキブリは数週間という長期にわたって、リーの耳に棲んでいたものとされる。

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