【生態学】洞窟で涼む熱帯のゾウガメが見つかる カメでは初の事例、セーシェルのアルダブラ環礁
http://potato.2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1455664328/
【動画】洞窟で涼む熱帯のゾウガメが見つかる | ナショナルジオグラフィック日本版サイト
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/16/b/021600012/


 熱帯地方に住むゾウガメは、日差しを避けなければ死んでしまう。

 と言っても、1日の中で最も暑い時間帯を岩や木の陰に隠れてやり過ごすのが通常だ。

 しかし、インド洋セーシェル諸島のアルダブラ環礁に住むアルダブラゾウガメ(Aldabrachelys gigantea)は違う。
洞窟に隠れるという、ゾウガメを含むあらゆる陸ガメの中でも類を見ない、独特の方法で涼を取る。

 それだけではない。洞窟に暮らすこの爬虫類を発見した研究チームのリーダーであるデニス・ハンセン氏によると、この行動を数百年前からとっていたと考えられる理由があると言う。

 アルダブラゾウガメが毎日のように洞窟から這い上がる道のりが、もともとゴツゴツしていたはずなのに、何百年もかけてつるつるになっているのだ。
(参考記事:「183歳のカメのジョナサン元気に、最高齢の動物」)

 スイス、チューリッヒ大学の熱帯生態学者であるハンセン氏は言う。「アルダブラゾウガメは、この道をとても長い期間使ってきたのでしょう」