(CNN) 米コロラド州北中部のジャクソン郡で、畜牛がオオカミの群れに襲われて死んでいるのが見つかった。コロラド公園野生生物局(CPW)によると、同州で家畜がオオカミに襲われる被害が確認されたのは70年ぶりだった。

コロラド畜産業協会の発表によると、体重約230キロの純血種の若いメス牛1頭が、オオカミの群れに襲われ、食べられて死んでいるのが見つかった。この群れの存在は、CPWが2021年初めに州北中部で確認していたが、それ以前からこの地域で個々のオオカミが目撃されていたという。

CPWによると、19日午前9時ごろ、ジャクソン郡の農場で子牛が1頭死んでいるとの通報が入り、調査の結果、畜牛がオオカミに襲われる事案だったことを確認した。

死骸のすぐ近くにはオオカミの足跡があり、子牛の体の傷は、オオカミ被害の傷跡と一致していた。