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熱帯亜熱帯を野生生物保全その他の視点でレスるスレ

0001名無虫さん
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2010/12/18(土) 09:58:05ID:???
熱帯は野生生物の宝庫という事になっているが、
そこに住んだ事のある日本人の在外邦人曰く「日本の山の方が色々いるって思ったけど?」
と、その実態はちょっと行ったくらいでは簡単に掴めない

それで、もっと詳細な場所に絞って観測したらどうなっているのか?という、
まあそんな情報を積み上げていくスレも、板が更地になって3ヶ月したし、
そろそろあってもいいかなということで立ててみます
0190名無虫さん
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2013/07/29(月) NY:AN:NY.ANID:???
http://www.guidetocaribbeanvacations.com/jamaica/JohnCrowHikes.htm

The wettest part of Jamaica is the John Crow Mountains,
which absorb the full brunt of the moisture-laden air coming off the Caribbean.

This region reportedly receives as much as 300 inches of rain annually.

The name John Crow is the local term for the turkey vulture (buzzard),
the bald, red-headed scavengers that often make their nests in cliff hollows and on ledges.

ヒメコンドル山脈、あるいはジョンクロウ山脈
年間雨量7500mmオーバー
ブルーマウンテンよりこっちの方が多かったか
しかも標高は1100mまでで、あまり気温も下がらん

http://en.wikipedia.org/wiki/Papilio_homerus
ホメルスアゲハ情報
ブルーマウンテン、ジョンクローマウンテンにはまだいるだろうけど多くなく、
西部のコクピットカントリーに50頭だけ!

http://www.cockpitcountry.com/Rainfall.html
The highest rainfall totals in the Cockpit Country occur in the central core, which receives 250-380cm annually.
Rainfall diminishes along the periphery to 175-250cm.

ジャマイカ西部でもなかなか雨量の多い地域はある
ここは標高も低め
http://en.wikipedia.org/wiki/Cockpit_Country

現地の動画はみんなレゲエ風味www
0192名無虫さん
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2013/08/26(月) NY:AN:NY.ANID:???
【8月16日 AFP】(写真追加)テディベアとアライグマを掛け合わせたような見た目の新種の小動物を、
南米アンデス山脈の高地で発見したと、米スミソニアン協会国立自然史博物館
(Smithsonian Institution National Museum of Natural History)のチームが15日、 国際動物学誌ズーキーズ(ZooKeys)に発表した。
西半球で肉食哺乳類の新種が見つかったのは35年ぶりという。

 膝の上に乗るサイズのこの小動物は、研究チームによると実は長年各地の動物園や博物館で展示され、
エクアドルやコロンビアの森林にも生息していたものの、やや大型のアライグマ科の動物「オリンゴ」と同一種だと
勘違いされていた。しかし、オリンゴとは繁殖行動を一切せず、何かがおかしいとみて研究を進めた結果、
アライグマや中南米産の小動物キンカジュー、オリンゴと同じアライグマ科の最小の種だと判明したという。

「オリンギト」(小さなオリンゴの意)と呼ばれるこの新種動物には、「Bassaricyon neblina」との学名が付けられた。
大きな丸い目と小さなかぎ爪を持ち、枝を伝って木から木へと飛び移ることができるオリンギトは、主に果実を餌としているが、
昆虫も食べるという。体重は約1キログラム。夜行性で、木の上で生活することを好み、1回の出産で1匹の子しか産まないという。

 研究チームは約10年かけ、博物館にあるオリンギトの標本が採取された場所が、オリンゴの生息地よりも高
い海抜1500〜2700メートルの高地だったことを突き止めた。DNA分析でも、オリンギトとオリンゴが別の種だとの結果が得られた。

 オリンギトは、オリンゴよりも体が小さく、頭部と歯の形状も異なる。また、オレンジがかった茶色の体毛は
オリンゴより長く、密集して生えている。

 研究チームは、野性のオリンギトが今も生息しているかどうか確かめるために南米を訪れ、西アンデス山系の
雲がかった高地の森に多数のオリンギトを発見した。
0193名無虫さん
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2013/08/26(月) NY:AN:NY.ANID:???
 ただ、研究チームによるとオリンギトの従来の生息地は、既に42%が農地か住宅地として開発されてしまっているという。
研究チームのクリストファー・ヘルゲン(Kristofer Helgen)氏は、「アンデスの高地森林帯は危機に瀕した生物が数多く暮らす
唯一無二の世界だ。オリンギトが大使となって、エクアドルとコロンビアの高地森林帯に世界が関心を持つようになればうれしい」
と話している。(c)AFP/Kerry SHERIDAN

▽画像 米スミソニアン協会(SmithsonianInstitution)が公開した新種のアライグマ科の小動物オリンギトの写真(撮影日不明)。
(c)AFP/MarkGurneyforSmithsonianviaGettyImages
http://img.afpbb.com/i-img/image_for_msafari.php?article_id=11197602&;mode=normal_detail&.jpg
他の写真は記事引用元をご覧ください。

▽記事引用元 AFPBB News( 2013年08月16日 11:05)
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2962040/11197602


▽ZooKeys
「Taxonomic revision of the olingos (Bassaricyon), with description of a new species, the Olinguito」
http://www.pensoft.net/journals/zookeys/article/5827/abstract/taxonomic-revision-of-the-olingos-bassaricyon-with-description-of-a-new-species-the-olinguito
0194名無虫さん
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2013/08/26(月) NY:AN:NY.ANID:???
絶滅危機のトキ、カンボジアで新たな生息地を確認 WWF
2013年08月21日 12:00 発信地:プノンペン/カンボジア

【8月21日 AFP】絶滅の危機にあるオニアカアシトキ(学名:Thaumatibis gigantea)の巣が、
カンボジア北東部のこれまで生息が確認されていなかった場所で見つかり、野生生物保護活動家らは種の生き残りに期待を膨らませている。

羽毛のない頭部と長いくちばしが特徴のオニアカアシトキは、生息地の減少と密猟により絶滅の危機に追いやられている。
野性のオニアカアシトキの生息数は約345匹にとどまり、その9割がカンボジアで確認されている。

世界自然保護基金(World Wildlife Fund for Nature、WWF)の声明によると、カンボジア・ストゥントレン(Stung Treng)州の
メコン川流域の生物多様性に富む森林地帯で7月、地元の農民がオニアカアシトキの巣を発見した。
その後、WWFの調査チームが現地調査を行い、巣の中で卵2つを温めるオニアカアシトキの成鳥を確認している。

WWFとともに地域の鳥の巣保護プロジェクトを運営している現地森林当局のある当局者は、
「メコン川流域でのオニアカアシトキの巣の発見は、種の生き残りに希望をもたらすため、非常に大きな意味を持つ」と話す。

オニアカアシトキは1994年、国際自然保護連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)のレッドリストに「近絶滅種(CR)」として登録された。
生息地はカンボジア、ラオス、ベトナムに限られている。(c)AFP
__________

▽記事引用元 AFPBBNews 2013年08月21日12:00配信記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2963115/11221715

もともとこの鳥はインドシナ半島に広く分布していたが、今では殆どカンボジアしかいない
体長105cmにもなる巨大なトキ、というか、アオサギよりでかいなw
日本のトキは76cmで体重が1.4〜最大2kgにもなるというが、単純計算だ4kgオーバー?本当かよ
流域の国の農薬使用量が増えているから、そんな重い鳥だと卵が割れるのも仕方ないのかなあ
0195名無虫さん
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2013/08/26(月) NY:AN:NY.ANID:???
日陰を求めて飛び跳ねるガの幼虫、ベトナムに生息
2013年08月21日 10:27 発信地:パリ/フランス

【8月21日 AFP】ベトナムに生息するガの一種の幼虫は、木の葉を巻いて作った「乗り物」を飛び跳ねさせるというユニークな方法で
日陰に移動するというカナダの研究チームの論文が21日、英国王立協会(British Royal Society)の
専門誌バイオロジー・レターズ(Biology Letters)に掲載された。

ガの一種「Calindoea trifascialis」の幼虫は、卵からかえって2週間ほどすると体の周りに木の葉でミノムシのみのの
ようなものを作って地面に落ち、飛び跳ねて移動し始めるという。
カナダ・ロイヤルオンタリオ博物館(Royal Ontario Museum)のキム・ハンフリーズ(Kim Humphreys)氏によると、
飛び跳ねる頻度は1秒に1回ほどで、1回のジャンプで移動する距離は4分の3センチほど。
通常は3日間ほど主に日中に移動を続け、約2週間後に羽化する。

幼虫にとって太陽光による乾燥は地上の天敵であるアリより大きな脅威だとみられるため、日陰を求めるためにこのような生態を獲得したのだと研究チームは考えている。
幼虫がこのような曲芸をする昆虫はほかにも存在するが、「乗り物」を自ら作ってそれを独創的な方法で動かす点で、このガは珍しいという。
また、他の昆虫はランダムに移動するのに対し、このガは特定の方向に移動することができる。

■飛び跳ねる幼虫の動画へのリンクはこちら
http://youtu.be/wOXrS1G7Ako http://youtu.be/uqQUFjF51Lg
(c)AFP
___________

▽記事引用元 AFPBBNews 2013年08月21日10:27配信記事
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2963113/11225944

▽関連リンク
・Biology Letters
Not looking where you are leaping: a novel method of oriented travel in the caterpillar Calindoea trifascialis (Moore) (Lepidoptera: Thyrididae)
http://rsbl.royalsocietypublishing.org/content/9/5/20130397.abstract
・Royal Ontario Museum
Discovery of jumping behaviour in a caterpillar, Calindoea trifascialis, in Vietnam
http://www.rom.on.ca/en/blog/discovery-of-jumping-behaviour-in-a-caterpillar-calindoea-trifascialis-in-vietnam
0196名無虫さん
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2013/08/26(月) NY:AN:NY.ANID:???
これってベトナムのどこなのかなあとリンク先を
http://www.rom.on.ca/en/blog/discovery-of-jumping-behaviour-in-a-caterpillar-calindoea-trifascialis-in-vietnam

This caterpillar lives in the hot, dry open forests of southern Vietnam and feeds on the leaves of dipterocarp trees.
南ベトナムの乾燥林のフタバガキ科の森としか書いてないw
ベトナムは全体的に南の方が乾燥する傾向にあるのは分かるが

科学+ではアリより乾燥が怖いと書いているがまあシアンを含んでいて有毒なのか
それでアリも食わないと
0197名無虫さん
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2013/09/11(水) 03:18:35.05ID:???
http://en.wikipedia.org/wiki/%C4%90%E1%BB%93ng_Nai_Province

ホーチミンのすぐ東のドンナイ省
Climate

??ng Nai lies in the monsoon tropical zone and is affected by the north-east and south-west monsoon.
It is also put under the influence of Pacific Ocean tropic atmosphere between April and October.
Climate is cloven in two distinct seasons. The rainy season lasts from March or April to November and
the dry season from December to March or April of the following year. Average temperature goes between 23.9-29.0C,
much lower than standard level of the tropical regions (26-30C). Its rainfall is quite high with 1,500 - 2,700mm.

On average, the weather is sunny for 4 - 9.5 hours a day and does not exceed 11.5 hours per day, even on the
hottest and sunniest days. Total rainy days within a year are between 120?170 days (standard level of tropical
region is 150?160 days) with total rainfall of some 1,500 - 2,750mm. The average humidity is around 80 - 82% and h
umidity in the dry season is 10 - 12% lower than that of the rainy season. The humidity is inconsiderably differential among the areas.

??ng Nai Province's weather with regular sunshine, rain and high humidity equally found in the localities
facilitates agricultural production and development of industry and cultural and tourism activities.

ここにトリアン湖??というダム湖がある

ベトナムからはコーカサスオオカブトも発見済み
0198名無虫さん
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2013/11/18(月) 05:39:06.33ID:???
http://www.afpbb.com/articles/-/3003248
絶滅危惧種サオラ、ベトナムで15年ぶりに撮影 WWF
【11月14日 AFP】2本の角を持つ絶滅危惧種の動物、サオラ(Saola)がベトナムで15年ぶりに見つかり、
この動物の復活の希望が高まった。自然保護活動家らが13日発表した。

?サオラはレイヨウに似た動物で、捕獲が極端に難しいため「アジアの一角獣」と呼ばれることもある。
世界自然保護基金(WWF)とベトナム政府がベトナム中央部のアンナン山脈(Annamite Mountains)に仕掛けていたカメラが、9月にその姿を捉えた。

?WWFベトナムのバン・ゴク・ティン(Van Ngoc Thinh)カントリー・ディレクターは、「私たちのチームが最初に
写真を見た時は目を疑った。サオラは東南アジアの自然保護活動家にとっては貴重なものであり、大変な興奮だった」と語った。

?サオラは1992年に発見されたばかりの動物で、先がとがった2本の角がある。角の長さは50センチメートルにも達する。

?野生のサオラが確認されたのは、ラオスでカメラに捉えられた1999年以来のこと。ダン・ディン・グエン(Dang Dinh Nguyen)
クアンナム省森林保護局(Quang Nam Forest Protection Department)次長によると、サオラがベトナムで前回確認されたのは1998年だった。

?自然保護活動家らは、野生のサオラは数十頭〜数百頭しか生息していないとみている。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%8A%E3%83%A0%E7%9C%81

海岸が北向きなら年間雨量1800mmオーバーで乾季が弱く
クイニョンのある東向きのビンディン省から1660mmと減ってくるわけだ
0199名無虫さん
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2013/11/23(土) 15:11:46.28ID:???
http://www.worldweatheronline.com/Bang-Saphan-Noi-weather-averages/Prachuap-Khiri-Khan/TH.aspx

プラチュアップキーリーカン県のバーンサパンノイ
年間雨量1760mm、2月のみ乾季で月間雨量40mmとまさに首の皮1枚でAm気候

-averages を地名-weather の後で付けると年間データが出る
こういうサイトってもう10年くらいサービスやってるから合計雨量とか独自集計しちゃえるねw

http://www.worldweatheronline.com/Bang-Saphan-Yai-weather-averages/Prachuap-Khiri-Khan/TH.aspx

ところが僅かに北のバーンサパンヤイは年間雨量1170mm程度とプラツヤップキーリーカン県全土とほぼ同じ雨量しか
観測されていない
乾季は20mmの雨

http://www.worldweatheronline.com/Prachuap-Khiri-Khan-weather-averages/Prachuap-Khiri-Khan/TH.aspx
と思ったら、県庁所在地と同じ雨量データで誤魔化してあるようであったwww

タップサケーなんかも同じデータだなあ
そのうち細かいデータが出来ればいいんだが
0200名無虫さん
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2013/11/23(土) 16:45:58.43ID:???
あちこちで調べたが、どうも複数個所のデータをまとめて使いまわしている感じだなあ

カンボジアでカンポットが2200mmとか、コッコンで4000mmとか出て来たが
シアヌークヴィルも2200mmでもうちょっと多いだろ?って感じだった
0201名無虫さん
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2013/11/23(土) 16:57:11.58ID:???
で、ミャンマーを調べたらあちこちでデータがメッチャクチャになっていた
0202名無虫さん
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2013/11/23(土) 17:36:22.63ID:???
マレーシアはそこそこ良いがラオスがめちゃめちゃだ
ベトナムもあんまり正確ではないな

やっぱり雨量データって難しいなあ
このサイトなんて毎時間の雨量を表示してるんだし
この足し算でどうにかなるでしょ!って思うんだが
そういうデータベースと連動してる訳ではないみたいだな
0203名無虫さん
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2013/11/27(水) 17:01:28.73ID:???
タイ国ペッチャプリー県ゲーンクラチャン国立公園のパーラウー滝周辺
http://www.stickmanbangkok.com/ReadersSubmissions2012/reader7433.htm
Even though it was officially the dry season, I could see there was still regular rainfall in the area;
there was lush, green vegetation crowding both sides of the road.

低地はタイでも一番雨が少ないくらいの地域なんだが、標高が上がると微妙に地形の関係で
乾季にも雨季にも湿度を保持できるくらいの雨量になる
しかし以前集めた情報だと年間雨量では1500mmくらいという話だったが、低地より毎月1.5倍多いという事なのかどうか?
0205名無虫さん
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2013/12/10(火) 10:14:37.84ID:???
http://www.malaeng.com/blog/?p=5785
We have recently discovered that the largest male found from
Khao Khieo, Chon Buri, the new champion , the longest body in Thailand, with its body length of about 123 mm.

飼育品の方が14ヶ月かけてこのサイズなのは世話の仕方によるものかどうかはまた別としてだ、

Khao Khieo, Chon Buriってhttp://peakery.com/khao-khieo-4/
山頂ですら700m程度の山。Khao Khiaoと書く場合もあるがタイ文字をどうアルファベットにするかなんて自由
どんどん飛行して拡散し30km圏内に適度な湿度の低山地があればどんどん生息域を広げるのであろう
しかしこの山に関しては生息地が10km^2未満だなw
この地域は低地だとガチガチのサバンナでとてもこんな虫は生息不能である
0206名無虫さん
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2013/12/11(水) 03:46:40.53ID:???
チョンブリーのカオキァオは動物園があったり50mの木々に渡したケーブルに安全ベルトとフックをつけて
空中をスリリングに移動する「フライトオブギボン」が楽しめるアトラクションなどがある
0207名無虫さん
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2013/12/14(土) 18:11:37.37ID:???
http://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2013fy/E003182.pdf

野生生物とはあまり関係ないがミャンマーのダウェー開発の事業可能性を
パシフィックコンサルタント社が調査した結果

国境からの地形なんかは出てる
年間雨量とか森林とかは分からん

それにしても物凄い計画だねw
第二の泰緬鉄道なんていう人もいるけどそれ以上だよ

しかし、線路のゲージ幅も違う、ミャンマー側は舗装もまだで傾斜は物凄いでどうすんだ

昔はチョンブリーやラヨーンだって貧しかったけどレムチャバンやマプタプートの開発で
14年で収入が4倍近くになった例なんかが載ってるね
ダウェーでも同じような社会の大変化が起こるだろうと

一方で、タイでは製鉄所の高炉が環境アセスに引っかかって作れないので
自動車産業を主力とするタイとしては隣国に是非とも製鉄施設が欲しいというのも述べられている

5000mmの雨量も構わず、製鉄所を作ってタイに鉄道輸送したい訳か

タイ側は「ここは日本経済にとっても生命線」とまで説明しているが、とりあえず日本側は
現時点ではティラワ工業団地までしか大規模には支援していない
2015年が転換点になると報告書にも述べられている
0208名無虫さん
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2013/12/17(火) 15:27:09.42ID:???
ラオス南部のベトナム国境側の雨量など
http://jma-net.go.jp/sat/data/web/aomsuc-2/Session5/5-5_SPathoummady.pdf
pdf上の29ページに1998〜2010のデータ
パクセーは1900mmと有名だがサラワンとアッタプーのデータも分かる

2000mm=71mm

saravann
51+96+101+75+87+71+75+81+71+78+56+81+50
/13 で2217mm

attapeu
48+75+78+93+85+95+67+90+96+79+69+78+41
/13 で2333mm

しかし乾季もどうせ5ヶ月くらいあって熱帯雨林にはならないような地域なのだろう
更に台風の外れ年だと雨量が6割に激減する

でも南に隣接するカンボジアのラタナキリと同じ気候では?といわれると弱いなw
0209名無虫さん
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2013/12/17(火) 16:02:26.43ID:???
http://doewrea.site40.net/document/Attapeu%20profile%20-%20Eng.pdf
pdf上で19ページ書類上で13ページにアッタプーの月ごとの雨量が記されているが
5ヶ月間の乾季がある

チャンパーサックの気候
http://en.climate-data.org/location/30204/
パクソンの気候
http://en.climate-data.org/location/50872/
アッタプーの気候
http://en.climate-data.org/location/1365/

このサイト面白いな
0211名無虫さん
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2013/12/17(火) 16:25:51.99ID:???
http://en.climate-data.org/location/498237/
The climate is tropical in Bang Saphan Yai. In most months of the year, there is significant rainfall
in Bang Saphan Yai. There is only a short dry season and it is not very effective. According to Koppen and
Geiger climate is classified as Am. The average annual temperature in Bang Saphan Yai is 27 °C.
About 1859 mm of precipitation falls annually.

一番雨が少なくても50mm近くで年間1860mmじゃあ余裕でAmになってしまう
ただし最多雨月263mmと極度の多雨でもない
12月は60mm未満でもう乾季になる

noiの方は12月もまだ雨季だろうな

http://en.climate-data.org/location/53321/ Ban Pak Nam Chumphon 熱帯雨林気候w
http://en.climate-data.org/location/46443/

たった4mmの雨量差でAfとAmを分ける意義があるのか?
この地峡地域は季節風次第でどうにでもなるという訳だ
クラ地峡というが本家のクラブリは南西季節風が強い

http://en.climate-data.org/location/498229/
プラチュアプをもっと北に行ってホワイヤーン
この地名は多いぞw
1462mmで一番乾燥しても12月の35mmとこっちはAs気候寄り
http://en.climate-data.org/location/53315/
タップサケー。年間1586mmで12月に39mmと本当にギリギリギリギリのAm気候。248mmの雨量も本当に絶妙

もっと北に行くと1100mmとかになってしまい完全に乾燥するのだが
まあこの間辺りで、サバンナが熱帯雨林に変わる、という事になるのか?
0213名無虫さん
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2013/12/17(火) 17:25:51.73ID:???
http://en.climate-data.org/location/54700/

と思ったら、ベートンで2月が76mmの最少雨量月だった
山だから全般に涼しい

http://en.climate-data.org/location/30281/
トンパープンの年間雨量2657mmって書いてあるがトンパープンも東西に広いんだよなあ
http://en.climate-data.org/location/717774/
サイヨーク1828mmというがここも広いし地形で雨量が変わるんだよ

サンクラブリーの僅かに西のフワイマライ村が2500mm
http://en.climate-data.org/location/511857/
ここって舗装道路が無くて車で行けなくなったって所だっけ
http://en.climate-data.org/location/217590/
普通にサンクラブリもあった

http://en.climate-data.org/location/659828/
ティライパーという所は2000mmとある
http://www.ourweb.info/01/photos/thailand/036/index3.shtml
まあ冒険も大変だよ
0216名無虫さん
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2013/12/17(火) 19:32:25.17ID:???
http://en.climate-data.org/location/826175/
チョンブリー県内陸平地のコチャン郡で1500mmか

http://en.climate-data.org/location/3184/
シアヌークビルのデータをやっと見つけたが3500mm

http://en.climate-data.org/location/26390/
このサイトはカンポットを2366mmと書き
http://en.climate-data.org/location/26389/
ケップを2188mmと書いているが、
まあ15〜20%水増しの傾向があるな
一方でミャンマーの多雨地はなかなか5000mmになっていなかったりw

http://en.climate-data.org/location/800071/
Cham Ka Beiは1900mmでAw気候

http://en.wikipedia.org/wiki/Kampong_Trach_District
こんな海沿いで1800mmで、
http://en.climate-data.org/location/549468/
Aw扱い

カンボジアは内陸に行くとあっという間に雨量が減るので
海沿いに変化を見るしかない
そうなるとベトナム方面へと動かないと、
AmとAwの境界を見つけることは出来ない

http://en.climate-data.org/location/26388/
Pra Moyはトラートの細い部分から内陸へと行きカンボジア側らしいが
年間雨量2200mm。周囲には1600mの山などもある
カンボジアのポーサット州西部
http://en.climate-data.org/location/826314/
チャンタブリ内陸のソイダオ低地部は1600mm
0217名無虫さん
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2013/12/17(火) 21:02:12.06ID:???
http://en.climate-data.org/location/54690/
Su-ngai Padi
国境のスンガイコーロクの北隣のスンガイパディは西に1000mの山があるため
最少雨量の2月にも78mmの雨が降り、年間でも2660mmの雨が降る

タイでケッペンの定義するAf気候を探すのは本当に大変だが、南部に数箇所あるのは分かった
しかし微々たるものだし、周辺画像を調べても別に50mの木々が生い茂ってるわけでもなく
普通にちょっと乾き気味の普通のタイだw
0218名無虫さん
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2013/12/18(水) 14:17:21.05ID:???
カンボジア、ラオス、ミャンマーにはその定義での熱帯雨林気候は存在しないんだろうな

ベトナムではフエがそれに当たる
http://en.climate-data.org/location/36968/
このC?u ??nh キューディン?どうも漢字だと九鼎と書くようだ
はフエ市内の阮朝王宮にある、大きな鼎が並ぶ施設だな
フエも色々あってもっと乾燥の厳しい所もある
0224名無虫さん
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2014/02/05(水) 20:33:41.32ID:???
ナマケモノとガ、切っても切れない共生関係 研究で判明
2014年01月23日 21:54 発信地:パリ/フランス

【1月23日 AFP】ものぐさの度が過ぎて、自分の毛に生えるコケを食べ、まともに動くのは週一度の排泄の時だけ──。
そんな動物はナマケモノしかいない。

そのの生態を詳細にわたって観察し、名前負けしない見事な「怠けっぷり」を明らかした調査結果が、
英学術専門誌「英国王立協会紀要(Proceedings of the Royal Society B)」で発表された。

生物学者らの研究チームが行った調査によると、ミツユビナマケモノは、被毛に寄生するする蛾(ガ)と協力することで怠けるの奥義を極めたという。

熱帯雨林の樹上で主に樹木の葉を食べて暮らすナマケモノは、週に1度だけ、排便のために木から地上に降りる。
この際、ナマケモノは肉食動物にとっての格好の餌食となりやすく、非常に高いリスクが伴う。

だが研究者らは、ナマケモノが地面に降りて排便する際、このガが宿主の糞に卵を産み付けていることに気が付いた。
幼虫は糞の中で孵化し、成虫になった後で再び樹上のナマケモノの被毛へと向かう。

ナマケモノに寄生するガは被毛内の窒素量を増やし、また少量ながら排便もする。
これらが肥料の役目を果たし、被毛の小さな刻みにたまった雨水に藻が繁殖する。
そしてこの藻は、普段は樹木の葉しか食べないナマケモノにとって貴重な栄養源になるという。

発表された研究論文は、「この共生関係はナマケモノの生態の根幹をなす要素であり、
そのおかげでナマケモノがより怠けるようになったのかもしれない」と述べている。(c)AFP
____________

▽記事引用元 AFPBBNews 2014年01月23日 21:54配信記事
http://www.afpbb.com/articles/-/3007096

▽関連リンク
Proceedings of the Royal Society B
A syndrome of mutualism reinforces the lifestyle of a sloth
http://rspb.royalsocietypublishing.org/content/281/1778/20133006.abstract
0225名無虫さん
垢版 |
2014/02/05(水) 20:35:18.35ID:???
蛍光放つ魚類、180種以上=熱帯サンゴ礁などで米博物館発見

熱帯のサンゴ礁などに生息する180種以上の魚類が緑や赤、オレンジの蛍光を放つことを発見したと、
米自然史博物館などの研究チームが9日、米科学誌プロスワンに発表した。
仲間を識別したり、天敵から身を隠したりするのに使っているとみられ、蛍光を放つ魚類は予想以上に多いという。
 
蛍光を発する海の動物はこれまで、主にクラゲやイソギンチャク、サンゴが知られていた。
下村脩博士がオワンクラゲから発見した緑色蛍光たんぱく質は遺伝子研究に幅広く使われ、ノーベル化学賞受賞につながった。
しかし、魚類はあまり知られておらず、理化学研究所が昨年、ニホンウナギから緑色蛍光たんぱく質を見つけたと発表し、世界的な反響を呼んだ。
 
研究チームは2011年から昨年にかけ、大西洋のバハマ諸島やカリブ海のケイマン諸島、南太平洋のソロモン諸島で調査。
カメラによる撮影法を工夫し、カサゴ類やニザダイ類、トラザメ類、エイ類など50科105属の180種以上が蛍光を放つことを確認した。
今後、医学や生物学の研究に役立つ新たな蛍光たんぱく質が見つかると期待される。(2014/01/09-14:50)
_____________

▽記事引用元 時事ドットコム 2014/01/09-14:50配信記事
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&;k=2014010900525
緑色の蛍光を放つトラザメ類、エイ類、赤い蛍光のカサゴ類など。
米自然史博物館チームは180種以上の魚類が蛍光を放つことを発見した(米プロスワン誌提供)
http://www.jiji.com/news/kiji_photos/0140109at30_p.jpg

▽関連リンク
PLOS ONE
Published: January 08, 2014 DOI: 10.1371/journal.pone.0083259
The Covert World of Fish Biofluorescence: A Phylogenetically Widespread and Phenotypically Variable Phenomenon
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0083259
0226名無虫さん
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2014/02/05(水) 20:39:01.35ID:???
南米のアルゼンチンで、川に水遊びにきていた人たちが突然、肉食魚の
群れに襲われ、子どもを含む70人以上が手足をかまれたり、指をかみ
ちぎられたりする被害に遭いました。

アルゼンチン中部のパラナ川で25日、夏の暑さをしのごうと水遊びを
楽しんでいた市民が突然現れたピラニアのような肉食魚の群れに手や足などを
次々とかまれました。
けが人は70人以上に上り、このうち、7歳の女の子がかまれた手の指を
切断するなど、指を失った子どもも複数いるということです。
人を襲ったのはピラニアの仲間の「パロメタ」と呼ばれる、どう猛で鋭い
歯を持った肉食魚だとみられています。

地元の人は当時の状況について「川のあちらこちらで被害が出た。かまれた
人たちは数センチに及ぶ深い傷を負っていた」と話しています。
この川では、これまでにも人が肉食魚にかみつかれることが何度かあった
ものの、これほどの規模で襲われた例はないということです。

現場は首都ブエノスアイレスから北西におよそ300キロ離れた都市
ロサリオにある市民に人気の川遊びの場所で、当時、数千人がクリスマスの
休暇を利用して遊びに訪れていたということです。

肉食魚に70人以上が襲われる 南米 NHKニュース
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131227/k10014153051000.html
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131227/K10041530511_1312270750_1312270754_01.jpg

パロメタはhttp://trouttimes.exp.jp/Trouttimes%20Main/others/argentine/palometa.htm Pygocentrus palometa
Palometa Brava、ちょっとカワイイ名前の響きではありますが、その素性は世界最大のピラニア。白く輝く歯がステキです。

しかしスペイン語で調べると
どうも日本で言えば〜ダイと名付けられるような縦に薄い魚の多くを、パロメタと呼んでいるらしい
0227名無虫さん
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2014/02/05(水) 20:42:33.13ID:???
ブラジルの野生生物保護当局は27日、大西洋熱帯雨林「大西洋岸森林」に生息する
ジャガーの絶滅が差し迫っているとする研究を発表した。
研究者たちによると、ジャガーの個体数の減少は、縮みゆく熱帯雨林自体にとっても脅威だという。
捕食動物保護の研究機関Cenapがまとめた報告書によると、大西洋沿岸森林の
ジャガーの成体数は過去15年間で80%減少し、250頭になった恐れがある。
さらに生殖年齢にある成体数はその5分の1に過ぎないという。

■熱帯雨林の9割が開発で消失
マタ・アトランティカとの別名をもつこの熱帯雨林には多彩な動植物が生息し、
とりわけ固有種の宝庫となっている。
かつては国土の15%に当たる120万平方キロ以上の面積を持ち、アマゾンの
熱帯雨林の25%を占めていたが、乱伐や牧場開発、都市化の進行の結果、
ここ数世紀の間に90%以上もの面積が消失した。
ブラジルの環境NGO「SOSマタ・アトランティカ基金」によると、現在の面積は
わずか2万8600平方キロほどだという。

ジャガーにとっては生息地の減少によって、エサの探索と狩りの双方に悪影響を被る。
生物学者のペドロ・ガレッティ氏は一例として、ジャガーが家畜の牛を捕食した場合、
農場労働者たちはジャガーを殺すことをためらわないというケースを、
地元紙「フォリャ・ジ・サンパウロ」紙に語っている。

Cenapのディレクター、ロナウド・モラト氏は、この地域の食物連鎖の頂点に立つ
ジャガーの減少が、多様性を誇る熱帯雨林の生態系にとって明らかな脅威だと警告している。
Cenapは来週から、残存するジャガーを観測衛星で追跡する新プロジェクトに乗り出す。
http://www.afpbb.com/articles/-/3007407 

ブラジル大西洋岸の森林にまだジャガーが残っていたなんて奇跡だな
0228名無虫さん
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2014/03/27(木) 23:43:29.69ID:???
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140325-00000001-natiogeog-sctch&;pos=3
ナナフシは白亜紀から植物に擬態
 最初の鳥が飛び始めるのとほぼ同じころ、ナナフシは植物に変装することを覚えていたらしい。
顕花植物の出現以前、およそ1億2千万年前から、ナナフシは植物の葉に扮していたという研究結果が発表された。

 モンゴルで発見された化石は、小枝を真似るナナフシの最も初期の事例を表している。
ナナフシ目は現在、3000種以上が記載されており、ナナフシをペットとする愛好家もいる。

“古代の黒筋ナナフシ”を意味するクレトファスモミマ・メラノグラマ(Cretophasmomima melanogramma)と
学名が付けられたナナフシの化石の発見は、北京にある首都師範大学のマオミン・ワン(Maomin Wang)氏が率いるチームによって報告された。

「われわれの祖先は、1億2千万年も前から、既に枝や葉を擬態した昆虫によって騙されていた」と、
この研究の共著者でパリ、ソルボンヌ大学のオリビエ・ベソー(Olivier Bethoux)氏は語る。「この発見により、
顕花植物の出現以前から、ナナフシを含む様々な昆虫による植物擬態が行われてきたことが明らかとなった」。

◆新しい葉

 恐竜の時代、視覚的に昆虫を捕食する初期の鳥類や哺乳類の到来は、進化の過程で急速に植物擬態と
いう術を昆虫に与えたとベソー氏は述べる。

「この発見は、初期の昆虫と植物の共進化に関するより興味深い証拠である」と、研究には参加していない
イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の古生物学者サム・ヘッズ(Sam Heads)氏は語る。昆虫は化石記録に
良い状態で保存されていないことが多いため、今回の新しい標本は特に研究者たちを喜ばせるだろうと同氏は付け加えた。

 古代のナナフシは、尾から触角の先端まで約7センチあった。その3つの化石(メス1匹とオス2匹)は、モンゴルの
化石発掘現場で見つかった。しかし、今回の研究者たちが実際に発見したのは、フランスと中国で長い
間調査されないまま保管されていたコレクションの中だった。

 ナナフシの化石には、どれも羽に沿って平行した黒い線が走っている。その線は、ナナフシが誕生した
中国とモンゴルにまたがる熱河生物群(Jehol biota)で化石となったイチョウの葉に似ている。
0229名無虫さん
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2014/03/27(木) 23:44:28.20ID:???
◆隠れ上手

 顕花植物が最初に広く多様化し、樹皮や枝を急速に成長させた1億年前の“大被子植物分化
(great angiosperm radiation)”と呼ばれる時期に、ナナフシは植物を擬態するようになったと研究者たちは考えてきた。

 ほかのナナフシの近縁種は、さらに古い地層から発掘されたが、「どれも植物擬態能力を
表すような特徴を示していない」と、ベソー氏は述べる。

 しかし、今回のようなナナフシに関する発見はまだどこかに隠れている可能性があると、
イリノイ大学の州自然史調査所で昆虫キュレーターを務めるクリス・ディートリッヒ(Chris Dietrich)氏は話す。

 化石昆虫の専門家が少ないため、「論文に記載されたものを含め多くの化石は、
だれかに調査されるまで数十年も博物館の中で待ち続けている」という。

 研究結果は、「PLOS ONE」誌オンライン版に3月19日付で発表された。

Dan Vergano, National Geographic News
0230名無虫さん
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2014/03/27(木) 23:46:07.62ID:???
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140325-00000003-natiogeog-sctch
キノカワカマキリの新種、19種発見
 中米から南米に生息する動きの非常に素早いカマキリが、新たに19種見つかったとする研究結果が発表された。

 今回、科学誌「ZooKeys」に研究成果を発表したクリーブランド自然史博物館の無脊椎動物学キュレーター、
ギャビン・スベンソン(Gavin Svenson)氏は、「キノカワカマキリは頭の細いゴキブリにそっくりだ」と言う。

 新たに発見された種のうちいくつかには、ユニークな学名が与えられた。例えばLiturgusa algoreiは、元副大統領で
環境活動家のアル・ゴア氏に敬意を払って命名された。Liturgusa krattorumは、アメリカのテレビで人気の2つの
子ども向け動物番組で司会者を務めるマーティン&クリス・クラット(Martin and Chris Kratt)氏にちなむ。また、
スベンソン氏は2種のキノカワカマキリに、娘達の名前であるテッサとゾーイを使っている。

 これまでに知られていたキノカワカマキリはわずか10種で、この新しい研究によってキノカワカマキリの生物多様性は一挙に3倍近くに高まったことになる。

「この論文はこれから長きに渡り、キノカワカマキリに関する権威ある研究となるだろう」と、ノースカロライナ自然科学博物館で
調査・採集を担当する副館長、ジェイソン・クライアン(Jason Cryan)氏は述べる。クライアン氏は研究には参加していない。

◆すばやい、隠れたハンター

 スベンソン氏は、北米、南米及びヨーロッパの博物館が所有する500点以上のキノカワカマキリ標本を調査し、中南米の8つの国で採集を行った。

 キノカワカマキリのほとんどは、樹皮や地衣類に隠蔽擬態する。木の幹や枝の上で生活し、そこから下を見下ろして小さい昆虫を捕まえる。

 カマキリは獲物をひっそりと待ち伏せして捕らえると考えられがちだが、スベンソン氏によると、キノカワカマキリは活発に獲物を探し
追いかけて捕獲する。「キノカワカマキリはとても素早い」と同氏は言う。

 擬態が巧みで動きが速いため、キノカワカマキリを捕まえるのは難しい。スベンソン氏は、長くて曲がった棒を使って木の幹の裏を叩くという方法を考え出した。
0231名無虫さん
垢版 |
2014/03/27(木) 23:46:56.01ID:???
「カマキリがいることにこちらが気づくより先に、カマキリの方がこちらに気づいて、木の裏側へサッと入り込んで
しまうことがほとんど。棒で木の裏側を叩けばカマキリは木のまわりを回って前へ出て来るので、そこを網で囲い込むか、手の平を被せて捕まえる」。

また、夜、暗闇の中でカマキリの目に眩しいスポットライトを当て、カマキリの目を一瞬眩ませて捕まえる方法も取ったという。

◆予測できない運命

 今回の論文に記載された種の多くには標本がわずかしかなく、50年から100年前に採集されたもので、採集場所の中には現在、
農地や都市になっている場所もある。

 キノカワカマキリの中に絶滅の危機に瀕した種、またはすでに絶滅した種がいるのかどうかはわかっていない。
今回の研究でこの不思議な生き物についてより多くのことが明らかになればよいとスベンソン氏は語っている。
0232名無虫さん
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2014/04/10(木) 02:40:45.14ID:???
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140404004
トゲだらけの新種アマガエル、ベトナム

April 8, 2014
 ベトナムの人里離れた山岳地帯で、ピンクと黄色の体表一面がするどい突起で覆われた新種のカエルが発見された。
 東南アジアに生息する両生類の研究が専門のジョディ・ローリー(Jodi Rowley)氏と彼女の同僚達は、
こん なトゲだらけのカエルは見たことがないと口を揃えて言う。

 なぜなら、体表がトゲで覆われたこの新種のアマガエル(学名:Gracixalus lumarius)、
生息地がベトナム 中部のゴクリン山とその周辺の標高1800メートル以上の山に限られるためだ。

「木を注意して見ると、必ずと言っていいほどこのカエルがいた。どうやら、この辺りの山頂にだけ生息してい るようだ。
ベトナム中部の山岳地帯は、ほかでは見られない両生類が多く生息することで知られている」と、シ ドニーにあるオーストラリア博物館の生物学者、ローリー氏は話す。

◆タフな愛

 ローリー氏らのチームは、世界中で最も多様な両生類の生息地として知られるベトナムの山岳地帯を定期的に 訪れ、
調査を行っている。2013年には、ホー・チ・ミン市近郊に生息する、ピラピラした前足を持つ新種のヘレ ントビガエル(学名:Rhacophorus helenae)を発見した。

 ベトナム中部の山岳地帯には、両生類を探すのに適しているとは到底思えないような地形が広がっている。
険 しくゴツゴツとした山が連なり、カエルが生息できるような水場もほとんど見当たらない。しかし、
ローリー氏 らのチームは、ベトナムの山に生息するカエルが水の溜まった小さな木のうろを住処にしていることを突きとめ ていた。

 ローリー氏が体長5センチほどのトゲだらけのアマガエルを見つけたのも、やはりそういった木のうろの1つだ った。
0233名無虫さん
垢版 |
2014/04/10(木) 02:41:26.38ID:???
 このカエルの最大の特徴は、オスの背中から頭部をくまなく覆っているトゲ状の突起だ。「触ると、紙やすり のように
ざらざらしている」とローリー氏は話す。ローリー氏らのチームは、ナショナル ジオグラフィック研 究・探査委員会(CRE)から
資金提供を受けてこの研究を行っている。突起は人間の爪やサイの角にも含まれる ケラチンというタンパク質でできている。

 このカエルの生態系と自然史についてはまだほとんど分かっていない。しかし、突起は繁殖期に大きくなる
ことから、メスがオスを探す際の目印になっているのではないかとローリー氏は考えている。

◆不透明な未来

 しかし、カエルの未来をおびやかす数々の脅威の前では、このような感動的な愛も無力なようだ。

 東南アジアは世界で最も急速に森林破壊が進んでいる地域だ。このカエルの生息地はいくつかの山に限られ、
また山頂では気候の急速な変動も危惧されていることから、生息地の消失と気候変動の影響は深刻なものになる だろう。

「今回、新種のカエルの存在が明らかになった。このカエルが今後も確実に生き延びられることを願っている」 とローリー氏は語っている。

 今回の研究結果は、「Zootaxa」誌オンライン版に4月2日付けで発表された。
新種のアマガエル
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/spiked-frog-Gracixalus-lumarius-01_600x450.jpg
0234名無虫さん
垢版 |
2014/04/15(火) 15:36:59.57ID:???
http://blogs.yahoo.co.jp/michaeleiji/archive/2009/03/29
ゴックリンのあるコントム省
省北側は南部で最も高い山岳地帯でゴックリン2598m<NGOC LINH>、ゴックファン2251m<NGOC PHAN>、
チャン河<SONG TRANH>、トゥボン河<SONG THU BON>、チャークック<SONG TRA KHUC>、バー河<SONG BA>が流れる。
コントムの50%は森林で珍しい鳥類も生息、玄武岩土壌でゴムの樹、コーヒー、お茶、サトウキビなどが栽培され、
省内2万6000HAの牧草地では家畜飼育が行われている。コントムの気候は熱帯モンスーン気候に属すが一部は
高原気候。5月〜10月が雨季、11月〜4月が乾季の二期で平均気温23.4度程度、平均降水量1884mm。

山岳部では雨量が多いかも知れんが、低地はからからに乾く
低山地でも焼畑をやりまくっている画像があるな
0235名無虫さん
垢版 |
2014/05/02(金) 22:27:57.52ID:???
ttp://jp.wsj.com/article/SB10001424052702303709304579530422013277080.html
2014年 4月 29日 09:18 JST 世界の資源は枯渇せず―有限説はエコロジストの杞憂
 人間が世界の資源を「使い尽くしている」とか、石油が「枯渇しつつある」とか、汚染に対応する大気の能力が
「限界に達している」とか、これ以上人口が増えれば土地の食糧生産能力に「余力がなくなる」という言葉を
何度聞いたことがあるだろう。こうした言葉が出てくるのは、金属や石油、きれいな空気、土地といった資源は有限であり、
人間が消費することで資源を使い尽くす恐れがあるという前提があるからだ。

 世界自然保護基金(WWF)インターナショナルのジム・リープ事務局長は「私たちは地球が持続的に生産できる
量より資源を50%多く消費している。方向転換を図らない限り、この数字は急速に増えるだろう。2030年には
地球が2つあっても足りなくなる」と話す。

 しかし、人類の歴史には奇妙な特徴がある。それは、人間がそのような限界を何度もぶちやぶってきたというものだ。
結局のところ、サウジアラビアの石油相がかつて言ったように、石器時代は石がなくなったから終わったわけではない。
生態学者はこれを「ニッチ構築」と呼ぶ。ニッチ構築とは、人間(実は人間以外の一部の動物もそうなのだが)は何らかの
方法で自分たちの生息環境の生産性を高め、新たな機会を作り出すことを指す。農業はその典型だ。私たちは自然の
恵みに頼ることをやめる代わりに、さらに大きな恵みを人工的に作り出した。

 これと同じ現象を経済学者はイノベーションと呼んでいる。経済学者が生態学者の何にいら立っているかと言えば、
生態学者が限界が静的なものであることを前提に物を考えるからだ。鯨油が枯渇し始めたころ石油が発見されたことや、
農場の収穫高が横ばいになったときに化学肥料が登場したこと、ガラス繊維が発明されると銅の需要が落ち込んだことを
生態学者は理解できないようだ。

 生態学者も同じように経済学者に不満を感じている。経済学者は成長に限界があるという現実に向き合わなくても済むように
「市場」や「価格」という迷信のような魔法を信じている、と生態学者は感じている。生態学者の会議で拍手喝采を浴びたければ、
経済学者を侮辱する冗談を言えばいい。
0236名無虫さん
垢版 |
2014/05/02(金) 22:29:11.62ID:???
 私は生態学者と経済学者という2つの部族に囲まれて生きてきた。大学では7年間、さまざまな形態の生態学を学び、
その後8年間にわたって英経済誌「エコノミスト」で働いた。私が生態学者だったころ(車に反原発のステッカーを
貼ってはいたが、政治的な意味ではなく、学術的な意味での生態学者だった)、「環境収容能力」、つまり成長に
限界があるという考え方を固く信じていた。今では、人間は少ない資源で多くを成し遂げる方法を考え出せるという見方に傾いている。

 この不一致こそ、多くの政治問題の本質である。そもそもの考え方がかみ合っていないのだから、人々は環境政策を
めぐって対立するのだ。例えば、気候変動について議論すると、悲観主義者は急速な温暖化を招かずに余分な二酸化炭素
(CO2)に対応しようとしても大気の能力に限界がある、と考える。それゆえ、経済が成長し続ければ、排出量も継続的に増加して、
最終的には危険な水準にまで温暖化が進む。だが、楽観主義者は経済成長が技術の変化をもたらし、低炭素エネルギーが
利用されるようになる、と考える。そうなれば、地球温暖化は多くの被害をもたらす前に安定する。

 例えば、気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は産業革命前との比較で2100年までに気温が摂氏で3.7〜4.8度
上昇すると予想しているが、この予想は、技術がほとんど進歩しない、50年間続いた人口増加率の低下がとまる、
人口1人当たりの所得の増加率は(たった)3倍、経済のエネルギー効率はあまり改善しない、という想定に基づいている。
これは注目に値する。つまり、2100年の世界は今とほとんど変わらないものの、人口が大幅に増えて、今以上に石炭と石油を
燃やした結果、温室効果ガスの排出量が増加する、と想定していることになる。これに対して、ほとんどの経済学者は2100年までに、
所得が5〜10倍増加する、技術が飛躍的に進歩する、人口増加がとまる、と予想している。
人口が減るため、必要とする炭素は今よりはるかに少なくなるとみていることになる。
0237名無虫さん
垢版 |
2014/05/02(金) 22:30:35.78ID:???
 1679年、オランダの偉大な顕微鏡学者アントニー・ファン・レーウェンフックは地球が収容できる人数を
134億人と推定したが、ほとんどの人口統計学者は世界の人口がそこまで増えることはないと考えている。
その後、10億人から1000億人までさまざまな数字が挙がっているが、意見はまとまりそうにない。

 経済学者によると、私たち人間は肥料を使い、機械化を進め、殺虫剤を噴霧し、かんがい設備を整備した結果、
1エーカー(約4000平方メートル)当たりの土地の生産性は上昇し続けている。今後、イノベーションが起きれば、
上限はさらに引き上げられるはずだ。ロックフェラー大学のジェス・オーズベル氏は一定量の食糧生産に必要な
土地の広さは全世界でこの50年間で65%縮小したという。

生態学者はこうしたイノベーションが石油やガスといった再生不能な資源や、帯水層のように補充が利用に
追いつかない再生可能資源に依存していると主張する。だから、今の収穫高を維持することはできないし、
ましてや向上させるなんて不可能だ。

 生態学者のカール・サフィーナ氏は出版したばかりの「The View from Lazy Point(レイジーポイントからの眺め)」
の中に、全ての人間が米国人と同じ生活水準で暮らしたら、地球が2つ半以上必要になると書いている。米国人の
消費水準を基準にした場合、今ある農地だけでは25億人以上分の食糧を生産できないからという。生態学の創始者の
1人と言われるハーバード大学名誉教授のE・O・ウィルソン氏は人類全てが菜食主義者になれば、
100億人を養うに十分な食糧の生産が可能と計算した。

 経済学者の反論はこうだ。世界の大部分、特にアフリカには肥料や近代的な農業技術が行き渡っていないのだから、
農地の生産性が今以上に向上しないと考えるのは合理的ではない。ロックフェラー大学のオーズベル氏は同僚のイッド・
ワーニック、ポール・ワゴナー両と共に驚くべき結論に達した。人口が増加して、世界がますます豊かになり、肉などの高級品の
需要が増えることを大目に見る一方で、将来における世界の食糧生産の改善率を厳しく見積もっても、50年に必要となる
農地は00年から減少することがわかったのである(食糧を生産できる農地でこれ以上バイオ燃料を育てなければ、の話だが)。
0238名無虫さん
垢版 |
2014/05/02(金) 22:31:52.02ID:???
 しかし、収穫高が増えるかどうかは資源次第であることは間違いない。まず水について考えてみよう。水は世界各地で
食糧生産の制約になっている。1960年代と70年代に算出された2000年までの水の需要の予測は過大に見積もられていた
ことがわかった。実際に使われた水の量は30年前に専門家が予想した量の半分に過ぎなかった。

 新しいかんがい技術が開発され、水が効率的に使われるようになったことが最大の理由である。イスラエルやキプロスなど
一部の国では、「細流かんがい」という技術を採用することでかんがいに必要な水の量を減らすことができた。さらに太陽電池を
活用して世界中で海水の脱塩を行えば、人口が真水の制約を受けることなくなるだろう。

 1972年にローマクラブ(強い影響力を持つ世界的なシンクタンク)が出版したベストセラー「Limits to Growth(邦訳:成長の限界)」
によると、今の世界はさまざまな金属や燃料、鉱物、空間を使い尽くし、あらゆる意味で限界を迎えていたはずだった。なぜそう
ならなかったのだろう。一言でいえば、技術のおかげである。採掘技術が向上し、資源を無駄なく使えるようになった。資源が不足して
価格が上昇すれば、安価な材料で代用できる。コンピューターのコネクターのメッキに使用される金は40年前と比べると100倍も
薄くなっている。自動車や建物に使われる鉄の量も減り続けている。

 約10年前までは、天然ガスはあと数十年で枯渇し、その後まもなく石油もなくなるというのは妥当な予想だった。もしそんなことが
起きれば、農業の収穫高は急減し、世界は食糧生産のために残る熱帯雨林を耕すか、飢え死にするかという難題に直面することになる。

 しかし、水圧破砕(フラッキング)技術とシェール革命のおかげで、石油とガスの生産のピークは先送りされた。石油もガスもいつかは
枯渇するが、それはアイルランドの港から西に向かってボートで漕ぎ出せばいつかは大西洋の終わりに到達すると意味と変わらない。
ニューファンドランド島にたどり着く前に漕ぐのをやめる可能性が高いように、おそらく、私たちは石油やガスが枯渇する前に
化石燃料に代わる安価な燃料を発見するだろう。

 経済学者であり金属のディーラーでもあるティム・ウォーストール氏はテルルの例を挙げている。
0239名無虫さん
垢版 |
2014/05/02(金) 22:33:01.16ID:???
テルルは一部の太陽光パネルに主要材料として使われている。テルルは地中に含まれる最も希少な元素の1つで、
原子が10億個あればその中にテルルは1つしかないという希少さだ。テルルはすぐに枯渇してしまうのだろうか。
ウォーストール氏は推定で1億2000万トンのテルルが存在する、100万年分の供給量があるとみている。テルルは
銅スライムと呼ばれる、銅鉱石を精錬したときのカスに濃縮されており、それだけでも抽出には今後長い時間がかかる。
将来的には、古い太陽光パネルから部品を取り出して新しい製品を作るときにテルルもリサイクルされるようになるだろう。

 今度はリンの例を考えてみよう。リンは農業用の肥料に欠かせない元素で、南太平洋のナウル島などにあるリンの含有量が
豊富な鉱床はほぼ掘り尽くされている。ということは、世界からリンがなくなってしまうのだろうか。いや、そうではない。
リンの含有量の低い鉱床は豊富にあるし、どうしてもリンを手に入れたければ、河口の泥の中など何世紀もかけて
地中に蓄えられたさまざまなリンの原子がある。それを濃縮すればいいだけだ。

 1972年、スタンフォード大学の生態学者ポール・エーリック氏がIPATという単純な公式を考案した。IPAT は人間の
影響(Impact)が人口(Population)と豊かさ(Affluence)と技術(Technology)を掛け合わせたものに等しいことを示している。
つまり、人口が増えれば増えるほど、人間が豊かになればなるほど、人間が多くの技術を手に入れるほど、
地球のダメージは大きくなる、ということだ。

 IPATは生態学の聖書ともいえる地位を確立し、多くの生態学者が今でも支持している。しかし、その後の40年間、
IPATに都合のいいことばかりが起きたわけではない。人々が豊かになり、新たな技術が発明されると、地球に対する
人間の影響は増大するどころか減少したからだ。新しい技術を手にした豊かな人々は自然林からまきや野生動物の肉を
手に入れたりしない。その代りに、電気を使い、農場で育てられたニワトリを食べている。そのために必要な土地は
自然林よりはるかに少ない。2006年にオーズベル氏が計算したところ、国民1人当たりの国内総生産(GDP)が
4600ドル(約47万円)を超えている国では面積で見ても密度の点でも森林は減っていない。
0240名無虫さん
垢版 |
2014/05/02(金) 22:34:49.61ID:???
 ハイチでは森林の98%が伐採されている。衛星写真で見ると、隣国のドミニカ共和国が青々とした森林に
覆われているのに対して、ハイチの国土は文字通り茶色い。その原因はハイチの貧しさにある。ハイチは貧しさから
家庭用エネルギーとしても産業用エネルギーにも木炭に依存せざるを得ないが、ドミニカ共和国は化石燃料を
使うことができる。特に調理用としてプロパンガスに補助金を出し、森林の伐採を防いでいる。

 生態学者と経済学者の対立の一端は「消費」という言葉の使い方にある。生態学者にとって消費とは
「資源を使い尽くす行為」を意味するが、経済学者にとっては「一般の人々による財・サービスの購入」である
(この2つの定義はオックスフォード英語辞典からとったものだ)。

 それにしても、一般の人々が水やテルルやリンでできた製品を購入すると、これらの資源はどのような意味で
「使い尽くされる」ことになるのだろうか。水やテルルやリンはまだ製品そのもののや環境の中に存在している。
水は下水道を通って環境に戻り、再度利用可能になる。リンは堆肥を通じてリサイクルされる。テルルは太陽光パネルに
使われているが、これもリサイクル可能だ。経済学者のトーマス・ソーウェル氏は1980年の著書
「Knowledge and Decisions(知識と決定)」にこう書いている。「私たちはおおざっぱに『生産』と言うが、人間は物質を
作り出すわけでも消滅させるわけでもない。ただ物質の形を変えているだけだ」

 イノベーション――生態学者にとってはニッチ構築――が生産性を向上させていることを考えると、人間が地球という惑星の
銀行に開いた口座の残高は既にマイナスで、米国人と同じ生活水準で100億人が暮らすには少なくとももう1つ地球が
必要になるという主張を生態学者はどう説明するのだろう。

 グローバル・フットプリント・ネットワーク(GFN)という団体による試算を見れば、はっきりする。GFNはカリフォルニア州
オークランド在住のマーティス・ワッカーナーゲル氏が創設したシンクタンクで、70を超える国際環境団体に支持されている。
GFNは食糧増産のために化石燃料を燃やした結果発生したCO2は植林によって将来的に吸収され、相殺されることを前提に
している。
0241名無虫さん
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2014/05/02(金) 22:36:28.26ID:???
広く利用されている指標「エコロジカル・フットプリント」は人間が必要とする土地の54%が炭素の吸収に
回されることを想定している。

 では、植林がCO2を吸収する唯一の方法ではないとしたらどうだろう。植えた木に水や肥料を与えた結果、
木がぐんぐん成長してそれほど多くの木が必要でなくなったとしたらどうなるだろう。米国のように発電に
石炭の代わりにガスを使ってCO2の排出量を削減した場合はどうか。CO2排出量のある程度の増加を
大目に見た場合はどうなるのか(それによって作物の収穫高は適度に増加する)。生態学的にみれば
口座の残高は貸越だが、こうした要因を考慮すれば貸越残高は大きく減って、残高はプラスになる。

 オーストリアのクラーゲンフルト大学のヘルムート・ハバール氏は経済学を真摯に受け止める、珍しいタイプの
生態学者だ。ハバール氏によると、仲間の生態学者は「人間が純一次生産に占める割合(HANPP)」を生態学的な
成長の限界を示す指標として利用している。HANPPとは人間や家畜が食べたり成長を妨げたりしている植物の割合を
指すものだ。一部の生態学者は既に、人間が地球上の植物の半分上を消費していると主張し始めていた。

 いくつかの理由からその主張は間違っているとハバール氏は言う。まず、人間が純一次生産に占める割合は
まだ非常に低い。ハバール氏の推計によると、人間や家畜が食べる割合は約14.2%で、ヤギや建物によって成長が
妨げられている割合は9.6%である。第2に、多くの場合、経済が成長しても利用される生物の量は増加しない。
工業化が進み、収穫高が増えると、HANPPは通常、低下する。耕作地が増えるのはなく、農業の集約化が起きるからだ。

 最後の理由として、人間の活動によって自然の生態系に置かれた植物の生産量が増加していることが挙げられる。
作物が吸い上げた肥料は野生の鳥や動物によって森や川の中に運ばれ、森や川ではその肥料のおかげで
野生の植物の収穫高も増加する(時にはそれが過剰に作用して、藻が大発生したりする)。ナイル川河口の三角州などでは、
土地の多くが人間のための食糧生産に使われているが、野生の生態系の生産性は人間の介入がなかったころよりも今のほうが高い。
0242名無虫さん
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2014/05/03(土) 00:36:35.87ID:???
地球環境のために何かをするとすれば、生態学者と経済学者を集めて会議を開きたい。私は単純な問いを投げ掛けて、
答えが見つかるまで部屋から出ては行けないと言い渡すのだ。

 彼らに答えてもらいたいのは「イノベーションを使って環境を改善するどうしたらいいか」である。
______________________________________________________________________

生物の実態を見ない偏狭な経済学オンリーでもダメ
一方で、経済発展が化石燃料採掘消費と生態系での生産者からの収奪のみであるとする偏狭な生態学オンリーでもダメ

> 2006年にオーズベル氏が計算したところ、国民1人当たりの国内総生産(GDP)が
4600ドル(約47万円)を超えている国では面積で見ても密度の点でも森林は減っていない。

国民を教育する余裕があれば、植林とかし始めるものね!
オープンスペースに植えられた樹木は急速に成長する
たとえそれが人工林だ二次林だ生物多様性を欠くと罵倒されようと、確かに森だ

いや、ちょっと待てよ?
自然林の中で一番多様性が高いのは、確かにマクロに見れば原生林だが
ミクロに見ればその原生林に開いたオープンスペースというか、木の倒れたギャップ部分だよな?

一方で、十分に何層にも生い茂った植生が過度の蒸発を防ぎ、一方で豪雨が地面を直接叩いて侵食するのを
防いでくれるのも事実だ
そして保たれた湿気が流れてくるからギャップにも湿度があって多様性が高い。広すぎるギャップというか
ただの草原+低木林では多様性が低い

じゃあ、どのくらいの広さならいいの?
その大きさだけ樹木を切ってそこだけ作物を植えるとかはどうよ?
メッシュ切ってインチキ拡散方程式で湿度保持程度を調べて、伐採可能な面積の上限でも決める?

これだって技術の向上ですよw
0243名無虫さん
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2014/05/26(月) 21:00:36.80ID:???
逆立ちで交尾する新種のカエル、インド James Owen, May 26, 2014

 インド西部で風変わりな交尾様式を持つ新種のカエルが発見された。
交尾の儀式をするクンバラナイトフロッグのメス(左)とオス。
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/Amplected-pair-of-Kumbara-Night-Frog_600x450.jpg
 西ガーツ山脈の湿林で発見されたクンバラナイトフロッグ(Nyctibatrachus kumbara)は、逆立ちをしながら交尾して
木の枝などに卵を産み付け、産んだ卵に泥を塗り付けて保護する。このような行動を取るカエルが見つかったのは世界で初めてだという。

「Zootaxa」誌に5月16日付で発表された研究によると、名前の「クンバラ」という言葉は、
この新種のカエルが生息するインド西部ウッタラ・カンナダ地方の言語で「陶芸家」を意味する。

 バンガロールにあるインド科学研究所の両生類研究者で今回の論文著者の一人、コタンビル・バスデバ・
グルラジャ(Kotambylu Vasudeva Gururaja)氏によると、クンバラナイトフロッグのオスとメスは、出会うと
後脚で立ち上がり、川面の上にある枝や植物、岩などの卵を産みつける場所に触れる。 そして、交尾中に
メスはオスを背中に乗せたまま逆立ちをし、卵を産み始める。研究チームはこの夜行性のカエルを2006年に
最初に発見し、観察や映像記録を行っている。

◆アクロバットのような交尾
 オスは卵を受精させるとメスから飛び降りるが、メスは逆立ちをしたまま、長ければ20分もの間、卵を産み続ける。
 グルラジャ氏によると、このカエルが後脚で立つのは卵を産む場所を示すためではないかと研究チームは考えているが、
確かなことはわからない。また、メスがオスの体の大きさを確認するためであるかもしれない。

「メスはオスの体長を確認しているのではないかと考えられる。オスはメスが卵を産む直前に精子を放出するので、
オスの体が小さいと、空中に産みつけられた卵に精子がうまくかからない可能性がある」。

 メスが体の小さなオスとは交尾をしないことがあるのも、同じ理由からかもしれないと同氏は述べた。
0244名無虫さん
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2014/05/26(月) 21:03:50.65ID:???
◆両生類の陶芸家
 メスが多くて7つの卵を産んだ後にオスは、これまでカエルについては報告されたことのない方法で育児を行う。
「オスは前脚で泥をすくい、後脚で立って卵を泥で覆う。人間のように指を使って作業をする」とグルラジャ氏は説明する。
 まるで陶芸家の作業のようなこの泥塗りには25分ほどかかり、川床から卵へと40〜50回、繰り返し手を動かすこともあるという。

ソース:ナショナルジオグラフィック ニュース(May 26, 2014)
逆立ちで交尾する新種のカエル、インド
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140526005

原論文:Zootaxa
Kotambylu Vasudeva Gururaja, K.P. Dinesh, H. Priti & G. Ravikanth
Mud-packing frog: A novel breeding behaviour and parental care in a stream
dwelling new species of Nyctibatrachus (Amphibia, Anura, Nyctibatrachidae)
http://www.mapress.com/zootaxa/2014/f/z03796p061f.pdf (PDF)

 卵は枝にしっかりとくっつき、人間が手で取ろうとしても簡単には剥がれない。

 クンバラナイトフロッグが川面の上に卵を産み、それを泥で覆うのは、淡水カニなど、カエルを含めたあらゆるものを
食べる水生捕食者から卵を守るためだと研究チームは考えている。

 また、泥をかけるのは、卵を乾燥から防ぐためかもしれない。卵からは一週間ほどでオタマジャクシが孵り、下の川面に落ちる。
0245名無虫さん
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2014/05/26(月) 21:12:46.00ID:???
Uttara Kannada 

ゴアの南か
カルナータカ州

Uttara Kannada, also known as North Kanara or North Canara, is a Konkan district in the Indian state of Karnataka.
It is bordered by the state of Goa and Belgaum District to the north, Dharwad District and Haveri District to the east,
Shimoga District and Udupi District to the south and the Arabian Sea to the west.
The city of Karwar is the administrative headquarters of the district.

http://en.wikipedia.org/wiki/Uttara_Kannada
所によって年間雨量5000mmとか書いてあるね
シモガ区とも接するのか
0246名無虫さん
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2014/05/29(木) 21:23:26.28ID:???
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140529005
金属ドリルで果実に穴をあける寄生バチ
 寄生性のイチジクコバチのメスは卵を産みつけるため、まだ熟していない硬いイチジクの表面に穴をあけなくてはならない。
幸運なことに、彼女には生まれつき強力な工具が備わっている。新しい研究によると、それは人間の髪の毛よりも細く、
先端に亜鉛が付いたドリルの刃先のような付属器官であることが明らかになった。

 穴あけ工具として「硬いのに巧みに動くというのは本来非常に難しい挑戦だが、この構造を見ると実に見事である」と、
研究のリーダーでインド、バンガロールにあるインド科学研究所の機械工学者、ナムラタ・グンディア(Namrata Gundiah)氏は語った。
 同氏は、亜鉛がハチのドリルの刃先を硬くしているという事実を今回初めて証明した。

◆硬い先端
 グンディア氏は以前から、寄生バチが産卵管と呼ばれる腹の終端にある長い構造を使って、
若いイチジクに卵を産みつけることを知っていた。
 だが、一体何がイチジクに穴をあけられるほど産卵管を硬くしているのか、同氏と大学院生のラクシュミナス・
クンダナティ(Lakshminath Kundanati)氏は疑問を持つようになった。
 また、寄生バチ(Apocrypta westwoodi grandi)の産卵管の先端が、やわらかいイチジクの花に卵を産みつける
花粉媒介性のハチ(Ceratosolen fusciceps)と構造的に異なっているかどうかについても知りたかった。

 そこで、彼らは電子顕微鏡を使って、産卵管の先端を高解像度で調べてみた。
 寄生バチの産卵管の先端には、硬い果実に穴をあけるのに役立つ歯に似たギザギザのドリルの刃先のようなものが見えた。
一方、花粉媒介性のハチの先端は、スプーンのような形をしていた。
 また電子顕微鏡とX線検出器を用い、産卵管の先端に亜鉛のX線シグネチャを特定した。「亜鉛は常に一貫して先端にだけ確認され、
他のどこにも見当たらなかった」とグンディア氏は説明した。
 さらに同氏は、原子間力顕微鏡と呼ばれる道具を使って亜鉛が豊富な先端の硬さを計算し、それが歯科医院で使用される
アクリルセメントとほぼ同じ硬さであることを発見した。
0247名無虫さん
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2014/05/29(木) 21:25:09.78ID:???
◆自然からのインスピレーション

 たとえ亜鉛で硬くなった先端があったとしても、長い産卵管はあまりに細いので、研究者らは一体どのようにして
それが折れることなくイチジクに穴をあけることができるのか疑問に思った。

 グンディア氏とクンダナティ氏は、ハチがイチジクに穴をあけている様子を撮影し、産卵管が折れることなく曲がりくねって
いることに気が付いた。その構造に掛かる座屈圧力を計算してみると、「曲がった時に折れることはなく、それが非常に精巧な作りの
デザインである」ことをグンディア氏は知った。

 イギリス、ロンドン自然史博物館のシニア・キュレーター、ギャビン・ブロード(Gavin Broad)氏は、「この研究が明かした
最も新奇な発見は、産卵管に掛かる座屈圧力の計算に関係している」と電子メールで語った。

「これは、長い産卵管にとって重要な特徴である。物体の中で異なる方向に動くことができ、硬い箇所を突き通す際には
圧力を伝えるといった2つの事柄を為すために、産卵管は柔軟でなければならない」。

 ハチのドリルの刃先は、より精巧な超小型の穴あけ工具や針、そして最も侵襲性の低い外科手術に役立つ探り針などを
開発する際のインスピレーションになるだろうとグンディア氏は期待している。

 研究結果は、「Journal of Experimental Biology」誌に5月28日付で発表された。

Photograph by Lakshminath Kundanati
0248名無虫さん
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2014/06/07(土) 22:00:38.25ID:???
メコン川流域で発見の新種動植物367種、WWFが発表
2014年06月06日 21:13 発信地:ハノイ/ベトナム

【6月6日 AFP】世界自然保護基金(WWF)は、東南アジア・メコン川(Mekong River)流域の大メコン圏(Greater Mekong)で2012年〜13年に見つかった動植物367種を最新の報告書で発表した。
リストには背中の曲がったコウモリや巨大ムササビなどが含まれている。

タイ、カンボジア、ミャンマー、ベトナム、ラオスの5か国に中国南西の雲南(Yunnan)省を加えた大メコン圏で新たに確認された
367種の大半は植物だが、魚類24種、両性類21種、爬虫(はちゅう)類28種、鳥類1種、哺乳類3種も見つかっている。

国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産に登録されているベトナムのハロン湾(Ha Long Bay)に近いカットバ(Cat Ba)国立公園では、脊柱が湾曲したコウモリが見つかった。
ほかにも、「スカイダイブ」するヤモリや虹色のトカゲ、頭部に怪傑ゾロ(Zorro)の黒いマスクのような模様があるミズヘビ、口の脇に付生殖器がある小型魚類などが見つかっている。

▲引用ここまで 全文は引用元でご覧ください-----------

▼記事引用元 AFPBBNews 2014年06月06日 21:13配信記事
http://www.afpbb.com/articles/-/3017019?pid=13822376

▼関連リンク
WWF
New species discoveries in the Greater Mekong
http://wwf.panda.org/wwf_news/?222513/New-species-discoveries-in-the-Greater-Mekong
0249名無虫さん
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2014/06/10(火) 01:50:36.93ID:???
超高音の摩擦音を出す昆虫が南アメリカで発見された

https://entomologytoday.files.wordpress.com/2014/06/supersonus.jpg

キリギリスは音響コミュニケーションをすることで知られている。繁殖のためにオスは
翅を擦り合わせて音を作り、遠くのメスを誘引する。

リンカーン大学、ストラックライド大学、トロント大学の科学者たちはコロンビアと
エクアドルの雨林からキリギリス類の1新属と3新種を見つけ出した。それらの昆虫は
自然界で知られている中で最も高い周波数の呼び鳴き音を作り出すことが分かった。
オスの鳴き声は150 kHzに達する。ほとんどのキリギリス類が使う鳴き声の周波数は
5 kHzから30 kHzまでの間だ。通常のヒトの可聴域はおよそ20 kHzが限界だ。これを
理由に、新属はSupersonus(スペルソヌス)と名づけられた。

「遠くのメスを呼ぶために、オスのキリギリスは『摩擦音』による鳴き声を作る。それは
片方の翅(ヤスリ器)をもう片方の翅にある『歯』の列に対して擦りつけて出される」と
リンカーン大学のフェルナンド・モンテレグレ=Z(Fernando Montealegre-Z)博士は
話した。「ヤスリ器の隣には振動するドラムがあり、それがスピーカーのように働く。
Supersonusの種では前翅とドラムは異常に小さくなっていて、それでも超音波のとても
大きな音を出せる」

「我々は最新技術を組み合わせて、Supersonusが音を出すために右翅で『密閉箱』を
作ることを発見した」と彼は話した。「人間が作る拡声器もこのシステムを使って音を
出している。大きなスピーカーは低周波を出すが、小さなスピーカーは高周波を発する。
だから、これらの翅が縮小したのは高周波の呼び鳴き音へのチューニングが理由だ」

この昆虫は翅を縮小させたために飛翔する能力を失っている。そのため極端に高周波の
超音波への適応は、コウモリなどの捕食者を避けるのに役立っていると考えられている。
コウモリは獲物の動きをエコロケーションを使って検知できるが、キリギリスやカエル
などの動物の鳴き声を盗み聞きして検知することもできる。
0250名無虫さん
垢版 |
2014/06/10(火) 01:51:28.65ID:???
雨林のキリギリス類は鳴くのに
費やす時間を減らし、コウモリによる超音波のエコロケーション音を検知できる耳を進化
させてコウモリを避けることを学んだ。ある種のコウモリは150 kHzを検知できるが、
これらのキリギリス類は極端に高周波の超音波で鳴くことによって、その声は距離と
ともにすぐに減衰し、飛行中のコウモリが聞くのを難しくしていると考えられている。

「これらの昆虫は大きな超音波の鳴き声を作り、聞くことができる」とストラックライド
大学のジェイムズ・ウィンドミル(James Windmill)博士は話した。「自然界のシステムが
これを実現している方法を理解すれば超音波工学にインスピレーションを得られるだろう」

3つの新種はSupersonus aequoreus、Supersonus piercei、Supersonus undulusと命名された。

ソース:EtymologyToday(June 6, 2014)
Supersonus Stridulators Discovered in South America
http://entomologytoday.org/2014/06/06/supersonic-stridulators-discovered-in-south-america/

原論文:PLoS One
Fabio A. Sarria-S, Glenn K. Morris, James F. C. Windmill, Joseph Jackson, Fernando Montealegre-Z
Shrinking Wings for Ultrasonic Pitch Production: Hyperintense Ultra-Short-Wavelength
Calls in a New Genus of Neotropical Katydids (Orthoptera: Tettigoniidae)
http://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0098708

プレスリリース:University of Lincoln(6th June 2014)
Newly discovered insect 'Supersonus' hits animal kingdom's highest-pitch love call
http://www.lincoln.ac.uk/news/2014/06/904.asp
0251名無虫さん
垢版 |
2014/06/10(火) 02:05:00.34ID:???
「絶滅した」オオミミコウモリはかくれんぼをしていただけだった
Lauren Hitchings, 15:45 05 June 2014
http://www.newscientist.com/data/images/ns/cms/dn25680/dn25680-1_1200.jpg

オオミミコウモリは身を隠して正体を明かさないことにかけてはバットマンより上手だ。
この太平洋のコウモリは120年間身を潜めていたが、ついに再び姿を現し、すでに絶滅
したと考えていた科学者たちを驚かせた。

クイーンズランド大学農学食糧学部(オーストラリア)の学生たちはパプアニューギニア、
アバウ沿岸地区の野外調査で稀少なコウモリの一種を捕まえた。捕獲後、そのコウモリは
研究者のルーク・ルン(Luke Leung)によってニューギニアオオミミコウモリ(Pharotis
imogene)と同定された。この種は最初で唯一の標本が1890年に発見されて以来、報告が
なかった。「この種は絶滅したと推定されていた」とルンは話した。

公式には、このコウモリはIUCNレッドリストに「絶滅寸前、絶滅した可能性あり」と
リストされていた。

ニューギニアオオミミコウモリは大きな耳と、鼻孔の後ろに位置する鼻葉(この構造は
エコロケーションに役立っていると考えられている)によって他の土着コウモリと区別
できる。不幸にも、パプアニューギニアのコウモリ動物相についての生態学的知識は不足
していて、種の保存が難しくなっている。このオオミミコウモリの個体群の分布が、発見
された南東部の半島中心なのか、それとももっと広範囲なのか確認するには、さらなる
研究が必要だろう。
0252名無虫さん
垢版 |
2014/06/10(火) 02:06:25.54ID:???
パプアニューギニアは生物多様性のホットスポットとして知られている。ルンによると、
毎年多数の新種が発見されるので生物多様性がますます大きいことが分かってきているが、
同時に多くの種が絶滅の危機にあるという。コウモリを発見したチームは、この秘密主義の
種の本当の保全状態を評価するために直接の野外調査を行うべきだとしている。

ソース:NewScientist(05 June 2014)
'Extinct' big-eared bat was just playing hide-and-seek
http://www.newscientist.com/article/dn25680-extinct-bigeared-bat-was-just-playing-hideandseek.html

プレスリリース:University of Queensland(4 June 2014)
‘Extinct’ bat rediscovered after 120 years in the wilderness
http://www.uq.edu.au/news/article/2014/06/extinct%E2%80%99-bat-rediscovered-after-120-years-wilderness
0253名無虫さん
垢版 |
2014/06/10(火) 09:00:53.00ID:???
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%82%AA%E3%82%B3%E5%B3%B6
赤道ギニアのビオコ島
南部で年間雨量10920mmと書いてある
熱帯気候で年間平均気温25℃オーバーの地域では最も年間雨量が多い地域の1つだろう

アフリカは南米や東南アジアより雨がどうしても少ないのだが、
ここだけは低標高地に限れば、世界の他の熱帯地域より雨が多い事になる

ただしコロンビアの太平洋岸の低山地に12000mmの地域があり、
熱帯、という括りで低山地が許されるとしたら、これより雨の多い地域はそれなりにあると思われる
もちろん年間平均気温25℃には達しないと思われるが
0254名無虫さん
垢版 |
2014/06/20(金) 01:32:53.78ID:???
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140619006
魚を食べるクモ、少なくとも18種
Katie Langin,
National Geographic News
June 19, 2014

小さな魚の暮らしも楽ではないようだ。水中で天敵に狙われるかと思えば、人間が釣り針で罠にかけようとする。
時には空中から敵が襲いかかる。「魚釣りグモ」とも呼ばれる魚を食べるクモは、南極を除くすべての大陸に生息する。
特に、フロリダの湿地帯のような温暖で酸欠気味の水場に広く分布する。酸素が豊富な水面近くに集まる魚を狙えるからだ。

 記載済みのクモは既に4万種を超えているが、そのうち少なくとも18種が魚を捕食すると確認された。
その中にはアメリカのシックス・スポテッド・フィッシングスパイダー(six-spotted fishing spider、学名Dolomedes triton)、
インドのポンド・ウルフ・スパイダー(pond wolf spider、学名Pardosa peudoannulata)、そしてヨーロッパのグレート・ラフト・
スパイダー(great raft spider、学名Dolomedes plantarius)が含まれる(学名のDolomedesは、ハシリグモ属を示す)。

 今回の研究はスイス、バーゼル大学のマーチン・ニッフェラー(Martin Nyffeler)氏とオーストラリア、アルバニーに
ある西オーストラリア大学のブラッドレー・ピュージー(Bradley Pusey)氏によって報告された。2人の生物学者は、魚を
食べるクモに関する文献やインターネット上の掲載を調査した。89の記録が見つかり、そのうち半分が未だに科学論文として
発表されていなかった。両者はそれらの記録を基に、クモが魚を食べるという異様な行動の全容を把握した。

◆捕食の手順

 魚釣りグモは、池や沼地などの淡水域に生息し、巣を作る代わりに足を使って狩りをする。中には泳いだり、
潜ったり、水面を歩くクモもいる。
 半水生のクモは、「後ろ脚を石や植物にしっかりと固定して、前脚は水面に置く」と、著者らは記す。そして獲物が来るのを
待ち構える。水面に立つかすかな波や前脚に触れるあらゆる刺激が攻撃の合図となる。
0255名無虫さん
垢版 |
2014/06/20(金) 01:34:57.25ID:???
 動くものならほとんど何でも捉えようとする。多くの場合、水中に落ちた昆虫が彼らのエサとなる。だが、時おり魚のような大きな動物を意図的に攻撃する。

 獲物を捉えると、力強い鋏角(きょうかく)を使って神経系を麻痺させる神経毒を体内に注入する。

 そして魚の息が絶えると、死体を乾いた陸地へ運び、簡単に食べられるように体の組織を液化する化学物質を注ぎ込む。

◆大物の捕獲

 動物界では、捕食者の体の大きさは通常、捉えようとする獲物より大きく、平均で42倍ある。だが、魚食性クモモの中には獲物より体が小さいものがいる。

 例えば7グラムある大きいクモが、30グラムの魚を捕まえることができると著者らは推測する。

 このような特大サイズの食べ物は、メスが卵を作る過程で、あるいは昆虫を十分捕獲できない場合とても重要になる。

PHOTOGRAPH BY INGO ARNDT. NATURE PICTURE LIBRARY/CORBIS
0256名無虫さん
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2014/06/20(金) 01:35:27.78ID:???
ニホンウナギやW杯マスコットのアルマジロ、絶滅危惧種に指定

2014年06月12日 19:33 発信地:ジュネーブ/スイス

ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)で、サッカーボールと並ぶミツオビアルマジロ(2012年9月18日撮影)。
http://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/f/1024x/img_1fb79f343d2f4e450ddc927f4c5d6f07202759.jpg

【6月12日 AFP】サッカーW杯ブラジル大会(2014 World Cup)の公式マスコットのモチーフと
なった同国固有種であるミツオビアルマジロが絶滅の危機に直面していると、国際自然保護
連合(International Union for the Conservation of Nature、IUCN)が12日、警告した。

?IUCNによると、過去10年で、ブラジル国内にあるミツオビアルマジロの生息地である
乾燥した低木地帯が半分にまで縮小したことにより、ミツオビアルマジロの個体数は
3分の1以上減少した。

?IUCNはミツオビアルマジロを絶滅危惧種に指定。他にも、キツネザルの多くの種が
絶滅の危機にあると発表した。

?また、ニホンウナギも絶滅危惧種に加えられた。生息地の減少や乱獲、移動の阻害、
汚染、海流の変化などが原因という。(c)AFP/Jonathan FOWLER

ソース:AFPBB(2014年06月12日 19:33)
ニホンウナギやW杯マスコットのアルマジロ、絶滅危惧種に指定
http://www.afpbb.com/articles/-/3017557
0257名無虫さん
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2014/07/05(土) 13:27:49.94ID:???
http://hope.2ch.net/plants/
植物板 が出来た!!!

正直な話動物学で生態学なんて全分野のうちの1割くらいw
でも植物は未だにプラントハンターがアカデミー領域にいたり
植生調査が学問として重要だったりするね

熱帯亜熱帯植物、というスレを向こうに立てて殴りこむ?w
0258名無虫さん
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2014/07/07(月) 22:47:22.27ID:???
「吸血鬼」リスは世界でもっともフワフワした尾を持つ

Erik Stokstad, 30 June 2014 5:00 pm

ボルネオのフサミミクサビオリスの尾は、その体サイズと比べて他のどんな哺乳類よりもボリュームがある。
http://news.sciencemag.org/sites/default/files/styles/thumb_article_l/public/sn-squirrel.jpg

稀少なフサミミクサビオリス(Rheithrosciurus macrotis)を見たことがある科学者は少ない。それは
ボルネオ高地の森林に隠れているが妙ちくりんな動物だ。その体の大きさは多くの樹上棲リスの2倍ぐらいで、
血の味を好むという伝説がある。いま、動作制御されたカメラによってもう一つの奇妙な事実が明らかになった。
この全長35センチメートルの齧歯類はその体サイズに比べて、あらゆる哺乳類の中でもっともフサフサした尾を持つ。

「この種は本当にとても異様だ」とピープル・アンド・ネイチャー・コンサルティング・
インターナショナル(ジャカルタ)のエリック・メイジャード(Erik Meijaard)は話した。

メイジャードと彼の妻でリモートセンシングの市民科学者のロナ・デニス(Rona Dennis)は、共同研究者たちとともに
フサミミクサビオリスの写真コレクションを集めた。写真はすべて動作感知型のカメラで撮られたものだ。彼らの15歳の娘で
ブリティッシュ・インターナショナル・スクール(ジャカルタ)の学生の、エミリー・メイ・メイジャード(Emily
Mae Meijaard)が写真を分析し、さまざまな個体の尾と体の大きさを測定した。

フサミミクサビオリスの豪華な尾は体部の容積より30%も大きかったと、家族は今月の「Teprobanica」誌に報告している。
「このリスは何でも極端だ」と、スミソニアン国立自然史博物館の哺乳類学者、メリッサ・ホーキンズ(Melissa Hawkins)は話した。
彼女はその耳もとくに毛深いことを指摘した。フサミミクサビオリスの尾にいちばん近い相対サイズの尾を持つ動物でも、その
尾は体部と同じぐらいの容積しかない。たとえば、木登りのための把握力がある尾を持つフクロシマリス、尾を方向舵として使うオブト
フクロモモンガ、樹上での曲芸的運動中に尾でバランスを取るカコミスルなどだ。
0259名無虫さん
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2014/07/07(月) 22:48:09.19ID:???
フサミミクサビオリスがこれだけ大きな尾を必要とする理由は明らかになっていない。
だが、エミリー・メイと共著者たちは、上下運動する毛皮の塊がウンピョウなどの捕食者を惑わせているか、
それらに攻撃されたときに掴まれるのを防いでいると考えている。ホーキンズもその考えが妥当だと考えている。
ホーキンズによると、彼女のフィールドクルーがボルネオでこのリスを見たとき、最初はもっと大きな動物だと思ったという。

フサミミクサビオリスは主に巨大なドングリを食べていると考えられているが、地元の伝説ではこの動物は
獰猛になることもあるという。狩猟者によると、このリスは低い枝の上に止まり、シカの上に跳び乗り、その頸の
静脈を切り裂き、死体から内臓を引きずり出すという。「とても空想的な話だ」とノースカロライナ自然科学博物館(レイリー)の
動物学者、ロナルド・ケイズ(Roland Kays)は懐疑的に話した。「そのフワフワの尾よりもさらにフワフワした話だ」

いずれにせよ、エミリー・メイの写真の焦点はおぞましくないものに変わっている。彼女はセイランの求愛行動の調査を始めている。

ソース:Latest News - sciencemag.org(30 June 2014)
'Vampire' squirrel has world's fluffiest tail
http://news.sciencemag.org/plants-animals/2014/06/vampire-squirrel-has-worlds-fluffiest-tail

原論文:Taprobanica
Emily Mae Meijaard, Rona Anne Dennis and Erik Meijaard.
Tall Tales of a Tropical Squirrel.
http://www.sljol.info/index.php/TAPRO/article/view/7059/5438
0260名無虫さん
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2014/07/15(火) 02:00:10.94ID:???
コークワーイ サラ'イ'
ロールア サラ'イー'
トートン(旗) サラ'アー'
ロールア

ロールア単独でしばしばnになるのは周知の通り

で、jungleandforestという麗文のsceneだ

場所も低地なのにと言われてたが、周囲もやっぱり600m台なんだなあ
0261名無虫さん
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2014/07/28(月) 23:09:41.98ID:???
http://www.vietnaminsect.com/2014/07/chalcosoma-causasus-from-south-center.html
Chalcosoma causasus (Fabricius, 1801) from South Center of Vietnam
Chalcosoma causasus is one of large size species of Dynastinae (Scarabaeidae family) beetles that found from Vietnam.
The species is closed to Chalcosoma atlas and very similar in shape but there is a small spine (horn) on the middle large horn from the head of beelte.

Same to other beetles of Dynastinae, Chalcosoma causasus has also large form and small form in males,
they have been found from Dak Nong Province, South Center of Vietnam. The species is more rarer than its related species Chalcosoma atlas.

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%80%E3%82%AF%E3%83%8E%E3%83%B3%E7%9C%81
ダクノン省(ベトナム語:T?nh ??k Nongあるいは??c Nong, 漢字:省得農)は、ベトナムの省(地方自治体)の一つ。
省都はザーギア(英語版)(ベトナム語: Thanh ph? Gia Ngh?a, 漢字:市社嘉義)。

中部高原に位置し、北はカンボジア(モンドルキリ州)に、東はダクラク省に、南はラムドン省に、西はビンフオック省に接している。
0262名無虫さん
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2014/08/08(金) 17:54:13.30ID:???
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=2010062501
ジャイロイド構造が生むチョウの羽色
National Geographic News
June 25, 2010

 緑とオレンジのツートーンカラーが映えるアゲハチョウの羽根の鱗粉。まるで爬虫類のウロコのようだが、
マエモンジャコウアゲハ(学名:Parides sesostris、英名:Emerald-patched Cattleheart butterfly)の電子顕微鏡写真だ。

 マエモンジャコウアゲハの羽の鮮やかな緑色は、以前から鱗粉内部の複雑な結晶構造から生まれると知られていた。
このジャイロイド構造は、光を特定方向に屈折させる性質がある。
しかし鱗粉のジャイロイドは直径わずか数百ナノメートルと極小サイズで、不鮮明な2次元画像が限界だった。

 今回、電子顕微鏡とX線装置を組み合わせて、「複雑な3次元構造の観察に初めて成功した」と、
研究共著者であるイェール大学の生物学者ビノドクマール・サラナザン(Vinodkumar Saranathan)氏は述べる。

 研究成果は、「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌6月22日号に掲載されている。

Image courtesy Vinod Saranathan
0263名無虫さん
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2014/08/08(金) 17:55:49.78ID:???
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20140805002
チョウの翅の色、数世代で急速に進化
Christine Dell'Amore,
National Geographic News
August 5, 2014
 アフリカ原産の茶色いチョウを交配すると、わずか6カ月から1年の間に翅が紫色に変化することが、研究チームによって証明された。
 チョウの翅は環境の変化に敏感で、色が環境によって変化することは知られているが、その仕組みについてまだ解明されていない。
「このように速く進化するとは、実に驚くべき結果だ」と、イェール大学の物理学者で研究の共著者ホイ・カオ(Hui Cao)氏は語る。

◆本来の色
 研究チームは、実験室で寿命2カ月ほどのジャノメチョウの一種、ビシクラス・アニナナ(Bicyclus anynana)を交配した。
交配前、顕微鏡を使って紫の波長をよく反射する個体が選ばれている。
 進化を真似て数回にわたって交配が繰り返され、ついに紫色の翅を持つチョウが誕生するに至った。
 顕微鏡でその翅を観察すると、鱗粉が紫の波長を反射するように特定の厚みに変化していたことがわかった。
 次にチームは、このB・アニナナと紫色の翅を自然に進化させた同属の遠類2種を比べることにした。観察の結果、
実験室でも自然界と同じような進化のメカニズムが働いていることが明らかになった。つまり、3種とも同じ厚みの鱗粉を持っていたのだ。
0264名無虫さん
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2014/08/08(金) 17:56:17.59ID:???
◆異なる色のチョウ
 動物が体の色を変化させるには、2通りの方法がある。1つは色素自体の変化で、これには相当のエネルギーを要する。
もう1つは、翅や光を反射する部位の構成を微妙に調整する方法である。
 今回の実験では、翅自体を変化させることで、チョウは比較的楽な方法を選んだ。「そうすることで、より速くかつ容易に
環境の変化に順応することができるのだろう」とカオ氏は説明する。
 コーネル大学の昆虫学名誉教授マーク・スクライバー(Mark Scriber)氏は、「この論文は、色に関わる下部構造の進化が
色素よりも速く行われることを見事に証明するものだ」と話している。
 フロリダ自然史博物館でチョウを専門にするアンドレイ・ソラコフ(Andrei Sourakov)氏は、「虹色に輝く色彩はチョウにとって
重要な特徴であり、今回の研究はその理解に大きく貢献するだろう。同じ結果を生むために、自然はいくつかの方法を持っている」と語る。

◆翅がカラフルな理由
 チョウが色鮮やかな翅を持つ理由は、チョウ同士のコミュニケーションと外敵から身を守ることに関係するだろう。
 スクライバー氏によると、多くの昆虫が棲む環境では、オスとメスが互いを識別しあうのに特定の色が役立っているようだ。
 またカオ氏は、茶色い翅を持つチョウの多くは森に生息し、背景と一体になりやすいと説明する。一方、紫色のチョウは
開けた場所に生息し、ぎらぎらと光るその翅で外敵を撹乱する。
 将来的に、この研究の成果が、色を迅速かつ効率良く切り替える電子書籍リーダーなどの電子機器の開発に
役立つかもしれないとカオ氏は期待している。

 研究結果は、8月4日付で「Proceedings of the National Academy of Sciences」誌に掲載された。
Photographs courtesy of Antonia Monteiro
0265名無虫さん
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2014/10/04(土) 14:35:08.12ID:???
ペルーに生息するヤドクガエル科の一種は、同じ地域に暮らす別の種に驚くほど細部まで擬態する。
それにより新しい種へと分化しつつあることを、研究者らが突き止めた。

発表論文によれば、擬態によって個体群が別々の種に分かれることが示唆されるのは
脊椎動物ではマネシヤド クガエル(Ranitomeya imitator)が初めてであり、
動物全体でも分かっている中でたった2例目だという。もう一つは、やはり南米に生息する
ドクチョウ属(Heliconius)の集団だ。

地理的に離れているマネシヤドクガエルの個体群は、それぞれ別のカエルに擬態しているため、
見た目が大き く異なる。ペルー北中部にいるマネシヤドクガエルの2集団は、
個性的なバリアビリスヤドクガエル(R. variabilis)とズアカヤドクガエル(R. fantastica)に擬態しており、
鮮やかな色彩で身を覆っている。

これはミュラー擬態として知られる現象だ。有毒または不快な味の複数の種が、
捕食者への警告信号として、よく似た派手な色彩を取り入れる。マネシヤドクガエルの
一方の形態は「しま模様(striped)」と呼ばれ、黒と 黄色のしま模様の体に、
まだらの青緑色の脚という、バリアビリスヤドクガエル(R. variabilis)そっくりの見た目になっている。

もう一方の形態は「バラデロ(Varadero)」と呼ばれる。オレンジ色の頭に黒い斑点、青い脚はズアカヤドクガエルそのものだ。

◆同じタイプの相手を求める

研究チームが行った野生のマネシヤドクガエルの観察によると、このカエルが別々の種へと
分かれつつある兆候が交尾行動の際に認められたという。どちらの形態のマネシヤドクガエルも、
自分と同じ擬態をしている相手を好んだのだ。
0266名無虫さん
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2014/10/04(土) 14:35:33.97ID:???
研究者らは実験で、求愛行動を示しているオスに二形態のメス各1匹を近づけて
選べるようにし、オスとそれぞ れのメスとの求愛の時間を記録。どちらを好むのかを測定した。

研究の共著者で、米国ノースカロライナ州グリーンビル、イーストカロライナ大学の
進化生物学者カイル・サ マーズ(Kyle Summers)氏は、「我々はこれを、
“種分化”の兆しと考えている」と語った。種分化とは、新た な種が形成されるプロセスを意味する。
「もっとも、これが分化の始まりだったと確認されるのは数千年後にな るだろうが」。

異なる擬態をとるマネシヤドクガエルが自分と同じ擬態集団から交尾相手を選ぶという事実は、
「過去に擬態 パターンが違う相手と交配したために、何らかのよくない結果を招いたことを示唆する」
とサマーズ氏。同氏は ナショナル ジオグラフィック協会研究・探検委員会から資金援助を受けている。

おそらく「誤った交配で生まれた子孫は、適応能力が低い、捕食されやすいといった難点があるのだろう」 と、
サマーズ氏は推測した。「相手選びを誤ると危険が生じそうな場合に限り、こうした選好を発達させたと思われる」。

研究チームはそれに加えて、マネシヤドクガエルの高い擬態能力も遺伝的分離を後押ししていると考えている。
二形態のマネシヤドクガエルは、形態を見分けるのに互いの精巧な模様を視覚で判別で きるからだ。

サマーズ氏はこれまで、仲間の研究者らとともにヤドクガエルの視覚について研究を重ねており、
「ヤドクガ エル科の種は、色パターンの違いを極めて正確に見分けられるとの確信に至っている」という。
0267名無虫さん
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2014/10/04(土) 14:36:18.87ID:???
◆決め手は色なのか

ハーバード大学の進化生物学者で今回の研究には関わっていないジェームズ・マレット(James Mallet)氏は、
「エクアドルおよびペルー東部でみられるドクチョウ属のチョウでも、よく似た現象が起こっている」と関心を寄せた。
同氏は、ヤドクガエルの一部で色パターンが交尾の判断に影響を及ぼすことが知られているとしながらも、
今回発表された研究では「交尾相手の選択が色に基づくというデータが示されていない」と指摘した。

マレット氏は、異なる二形態のカエルが「鳴き声など、何か別のシグナルを使っている可能性もある」とみている。

今回の研究成果は、「Nature Communication」誌に8月27日付で掲載された。

【参考画像】=http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_images/new-poison-dart-frog-peru-summers-twomey-2-s2048x1365-p-600x399_600x450.jpg
【National Geographic News】=http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141003003
0268名無虫さん
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2014/11/06(木) 02:06:39.24ID:???
インド、スリランカで新種のカエル7種
James Owen
for National Geographic News
November 5, 2014

ゴールデンバックフロッグ(アカガエル科ハイララナ属のカエル)の新種7種がスリランカとインドで発見された。
研究者によれば、都会の雑踏の真ん中で暮らしている種もあるという。
研究チームがアーバン・ゴールデンバックフロッグ(Hylarana urbis)を捕獲したのは、人口230万人を抱えるインド南部の都市コーチだ。
工場、ホテル、企業が並ぶコンクリートジャングルに囲まれ、水草に覆われた湖がそのカエルのすみかだった。

調査を率いたデリー大学の両生類研究者サティアバマ・ダス・ビジュ(Sathyabhama Das Biju)氏によると、
この変わった新種は池や植物の生い茂った運河などにすみ、今のところ都市部の2カ所でしか生息が確認されていないという。

これまで、奇抜な紫色のカエルなど多くの種をインドで発見してきたビジュ氏は、
「だからといってアーバン・ゴールデンバックフロッグが都市生活に適しているわけではない」と注意を促した。

「これらのカエルが都会に順応して生きているとは言えない。おそらく、できていないと思われる」。

むしろ、このカエルはコーチの都市開発が始まる前から生息していたのかもしれない。
そして見た目とは裏腹に、「都市化によって生存が危機に瀕している可能性がある」。

----------- 引用ここまで 全文は記事引用元をご覧ください -------------

▽記事引用元
http://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141105002
National Geographic(http://www.nationalgeographic.co.jp/)November 5, 2014配信記事

▽関連リンク
Contributions to Zoology
DNA barcoding, phylogeny and systematics of Golden-backed frogs (Hylarana, Ranidae)
of the Western Ghats-Sri Lanka biodiversity hotspot, with the description of seven new species
http://www.contributionstozoology.nl/cgi/t/text/text-idx?c=ctz;sid=d087cdaeba4610db8b90bdfe80bfd586;rgn=main;idno=m8304a04;view=text
0269名無虫さん
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2014/11/07(金) 21:16:19.58ID:???
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141105002
インド、スリランカで新種のカエル7種
James Owen for National Geographic News November 5, 2014
 ゴールデンバックフロッグ(アカガエル科ハイララナ属のカエル)の新種7種がスリランカとインドで発見された。
研究者によれば、都会の雑踏の真ん中で暮らしている種もあるという。

 研究チームがアーバン・ゴールデンバックフロッグ(Hylarana urbis)を捕獲したのは、人口230万人を抱える
インド南部の都市コーチだ。工場、ホテル、企業が並ぶコンクリートジャングルに囲まれ、水草に覆われた湖がそのカエルのすみかだった。

 調査を率いたデリー大学の両生類研究者サティアバマ・ダス・ビジュ(Sathyabhama Das Biju)氏によると、
この変わった新種は池や植物の生い茂った運河などにすみ、今のところ都市部の2カ所でしか生息が確認されていないという。

 これまで、奇抜な紫色のカエルなど多くの種をインドで発見してきたビジュ氏は、「だからといってアーバン・ゴールデン
バックフロッグが都市生活に適しているわけではない」と注意を促した。
「これらのカエルが都会に順応して生きているとは言えない。おそらく、できていないと思われる」。
 むしろ、このカエルはコーチの都市開発が始まる前から生息していたのかもしれない。そして見た目とは裏腹に、
「都市化によって生存が危機に瀕している可能性がある」。

◆忘れられていたカエルたち
 今回の発見は、インドの西ガーツ山脈およびスリランカ全島のゴールデンバックフロッグを10年にわたって調査した成果だ。
インド西岸を縦に走る同山脈には、生物が豊富に生息している。
 この調査結果により、生息域がアフリカからオーストラリアにまで広がるゴールデンバックフロッグには、従来考えられていたよりも
ずっと多くの種がいる可能性が示された。

 研究ではゴールデンバックフロッグの身体的・遺伝的特徴を分析。その結果、西ガーツ山脈とスリランカの個体群は過去の研究者により
誤って1種にまとめられており、そのうちインドの6種、スリランカの1種が実際には新種であることが分かった。これにより、
ゴールデンバックフロッグの既知の種は84種から91種に増えることになる。
0270名無虫さん
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2014/11/07(金) 21:17:14.54ID:???
 これまで誤って判別されていたのは、ゴールデンバックフロッグは少なくとも見かけ上はよく似ているからだ。
しかしビジュ氏は、「たとえそうだとしても、研究者がこれらのカエルを見分けるのはそこまで難しくない」と話す。
「注意不足で混同されていたのではないか」とビジュ氏は指摘した。

 例えばスリランカのブロンズフロッグ(Hylarana temporalis)は、目の後ろにある皮膚の隆起で他種と容易に
区別できるとビジュ氏は話す。同氏の研究チームでは、手足の指先の形、水かきの大きさも手掛かりにして
西ガーツ山脈の新種と区別した。これらの新種は、長いことブロンズフロッグと誤認されたままだったのだ。

◆大きな収穫

 今回報告された新種の中には、インドとスリランカでこれまでに確認されているゴールデンバックフロッグのうち最大の種も含まれている。

 ラージ・ゴールデンバックフロッグ、学名をHylarana magnaと命名されたこの種は、体長9.2センチにもなる。
ゴールデンバックフロッグの大半は成体でも体長4センチを超えることはない。

 しかしビジュ氏らの研究チームは、多くのゴールデンバックフロッグが「大きな危機に瀕した生息地に、
やっとのことでしがみついている」と懸念する。都会に暮らすアーバン・ゴールデンバックフロッグもその一つだ。

 ビジュ氏は発表の中で、「現在の絶滅ペースが続けば、多くのカエルが永遠に姿を消してしまうかもしれない」と警告した。

 今回の研究成果は、「Contributions to Zoology」誌に10月29日付で掲載された。

Photograph by SD Biju / Systematics Lab
0271名無虫さん
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2014/11/15(土) 14:06:16.00ID:???
ttp://www.nationalgeographic.co.jp/news/news_article.php?file_id=20141114001
ハイトーンボイスのカエル、名はオジー
Carrie Arnold for National Geographic News November 14, 2014
 ブラジルのアマゾン熱帯雨林で、コウモリのような鋭い鳴き声を上げる新種のアマガエルが発見された。
「鳴き声を聞いた瞬間、新種だとわかった。あんな鳴き声はそれまで聞いたことがなかった」と、ブラジルのパラエンセ・
エミリオ・ゴエルディ博物館(Museu Paraense Emilio Goeldi)の博士研究員で発見者の一人、ペドロ・ペロソ(Pedro Peloso)氏は語る。

 ペロソ氏のチームは2009年、アマゾン熱帯雨林の自然保護区の一つであるパウ・ロサ国立植物園(Floresta Nacional
de Pau-Rosa)で、生物多様性の調査中に2センチほどの両生類を発見した。
 チームは数カ月に及ぶフィールドワークの間に、細長い四肢の指を持ち、オレンジがかった茶色をしたこの不思議な
両生類21個体を発見した。
 オスは、ほぼ透明な皮膚でできた非常に大きな鳴嚢を持ち、これが膨らんで高音のチーチーという風変わりな鳴き声を生み出す。
一般に、アマガエルのオスは大きな鳴き声で離れた場所の樹上にいるメスとコミュニケーションを取ることが知られているが、
コウモリのような鳴き声を発するカエルが見つかったのは今回が初めてという。
 ペロソ氏によると、捕獲したこのカエルを実験室に持ち帰り、「コウモリのような鳴き声だねと皆で話し続けているうちに、
オジー・オズボーンとブラック・サバスのファンだという話になった」そうだ。
 イギリスのロックバンド、ブラック・サバスの1981年のコンサートでボーカルのオジー・オズボーン(Ozzy Osbourne)は、ファンの一人が
ステージにコウモリの死骸を投げ込んだところ、おもちゃと思ってその頭を噛みちぎったことがある。ペロソ氏はこのコウモリのような
鳴き声のカエルをオジー・オズボーンに因んでDendropsophus ozzyiと命名し、11月6日付けの「Zootaxa」誌に発表した。
0272名無虫さん
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2014/11/15(土) 14:06:41.44ID:???
◆発見は難しい

2009年のフィールドワークの間、ペロソ氏のチームはボートでアマゾン川を移動し、ハンモックで野宿し、発見したものはすべて収拾した。
 収拾テクニックは原始的で、持っていたのはビニール袋一枚、 懐中電灯一本、それに捕獲した生物の鳴き声を録音するための
デジタルレコーダーだけだったという。
 しかし、この作戦が功を成した。ペロソ氏はブラジルの国土に含まれるアマゾン熱帯雨林の三つの異なる地域でこの新種のカエルを発見した。
 これらの地域は互いにとても離れているため、移動は困難だ。同氏はこのカエルはアマゾンに広範囲に生息しており、
すぐに絶滅する恐れはないだろうと見ている。

 個体数が多いにも関わらず、これまで発見されて来なかったのには理由があると同氏は説明する。
「新種を見つけるには、正しいときに正しい場所にいることが大事だ。条件が揃っていないと、発見は難しい」。

 しかし、アマゾン熱帯雨林の比較的よく研究されている地域でこの新種が発見されたことは、この地域の生物多様性が非常に高いことを
さらに強調するものだと、ピッツバーグのカーネギー自然史博物館で補助学芸員を勤めるホセ・パディアル(Jose Padial)氏は
述べている。同氏は今回の研究には関わっていない。
「今回の研究は非常に綿密に行われたもので、アマゾン熱帯雨林について我々が知っていることがいかに少ないかを示している」と同氏は付け加えた。
Photograph by Pedro Peloso
0273名無虫さん
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2014/11/17(月) 04:18:15.38ID:???
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%8F%E3%83%AC%E5%B1%B1%E5%A1%8A%E5%9B%BD%E7%AB%8B%E5%85%AC%E5%9C%92
マハレ山塊国立公園
地形・気候

マハレ山塊は、タンガニーカ湖東岸の最大の突出部に位置し、標高2460メートルの最高峰ンクングェ山をはじめとした
多くのピークが北西から南東に伸びている。山塊の北西側は年間1500mmから2300mmの降雨があり、
標高1800m以上の高地に山地林、湖岸から1500mまでは中緯度半落葉樹林を発達させている。山塊の東側は乾燥しており、
ブラキステギア疎開林に被われている。鳥類相の研究から、この土地はウガンダ?ブルンディの森林地帯と関係が深いとされている。

京大のチンパンジー研究で有名な地域だ
タンザニアはケニアよりも更に乾燥している地域が多いのだが、ここだけは年間雨量が多い
こういう場所は往々にしてコーヒー農園になりかねないのだが、まあ森林が維持されていると

ブラキステギア、はマメ科の属だとの事
0274名無虫さん
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2014/12/15(月) 21:34:22.99ID:???
Yahoo!ニュース - コノハチョウ擬態の謎、解明か (ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141212-00000001-natiogeog-sctch


 コノハチョウ属の仲間には、デッド・リーフ(オークリーフ)・バタフライと呼ばれる枯葉そっくりのチョウがいる。葉脈からカビの模様にいたるまで、
その完璧に枯葉を模した翅がどのように進化したかは、これまで熱い論争の的だった。

 1800年代、博物学者のアルフレッド・ラッセル・ウォレスは東南アジアでコノハチョウを採集し、チョウがお腹を空かせた鳥から身を守るため徐
々に葉っぱを真似るようになったと説明するダーウィンの自然選択説をさらに前進させた。

 その一方で、別の進化論を提唱する科学者らも現れた。例えば1940年代には、米国の遺伝学者リチャード・ゴールドシュミット(Richard
Goldschmidt)が、翅の擬態は中間的な変化のない突然変異によって現れたとする、「有望な怪物」と呼ばれる説を提唱した。

 そして今回、日本人研究者らが少なくとも4段階の中間的な形状を経てコノハチョウが枯葉模様を進化させたとする新たな説を発表した。

「枯葉擬態の漸進的な進化を裏付ける初めての証拠を提供するため」、時間と共に微妙に変化していく翅の裏面にある模様を図化したと、研究
の共著者である独立行政法人農業生物資源研究所の鈴木誉保(たかお)氏は電子メールで語った。

 ダーウィンの進化論から枯葉擬態を説明する現代の科学者は、ようやく自らの説を証明する手段を得たと同氏は話している。

◆徐々に? それとも突然に?

 一方、鈴木氏と同僚らが用いた解析方法があまりに新しいため、ダーウィンの正当性を証明したとは言い難いと、英国リバプール大学総合生
物研究所のマイク・スピード(Mike Speed)氏は述べている。

「極めて専門的かつ特殊な手法のため、内容を把握し確信を得るには時間が必要だ」と、研究には参加していないスピード氏は言う。

 一般的に、擬態が進化するには遺伝子レベルで大きな変化あるいは突然変異が起こると推測され、「これらの形質が永い世代を経て少しず
つ進化していくという説明に人々は概ね懐疑的だ」と同氏は付け加えた。
0275名無虫さん
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2014/12/15(月) 21:35:33.77ID:???
◆擬態の解明

 とはいえ、“マスカレード(変装)”擬態と呼ばれるタイプの擬態は例外だとスピード氏は述べる。

 デッド・リーフ・バタフライの場合、もし祖先種が既にある程度の擬態を得ていたとするなら、「漸進的に進化するのはそう難しくない」。

「この研究の大きな価値の1つは、これまであまり研究されてこなかった変装擬態に着目したことだ。注目に値するにもかかわらず、ほかのタイ
プの擬態に比べ注目度は低かった」。

 最新の研究で使用された模様のマッピング法は、コノハチョウ以外の翅を持つ昆虫がどのように別の生物を真似るようになったかを明らかに
するだろうと共著者の鈴木氏は述べている。

 実際、同氏はその手法を苔や樹皮に扮するガやチョウにも既に応用している。鈴木氏らの研究によって、昆虫界の変装名人のさらなる解明
が進みそうだ。

 今回の研究結果は、「BMC Evolutionary Biology」誌に11月25日付けで掲載された。


コノハチョウの1種、インディアン・リーフ・バタフライ(Indian leaf butterfly、学名:Kallima paralekta)が枯葉に擬態する (Photograph by Stephen
Dalton/Minden Pictures/Corbis)
http://amd.c.yimg.jp/im_siggNri9.flZOouL8LJVy_5zTQ---x450-y338-q90/amd/20141212-00000001-natiogeog-000-0-view.jpg

12 名前:名無しのひみつ@転載は禁止[] 投稿日:2014/12/13(土) 14:16:27.04 ID:sgZn7xe3 [1/2]
>>4
まだ読んでないけど鈴木氏の論文見つけた。
http://www.biomedcentral.com/content/pdf/s12862-014-0229-5.pdf
0276名無虫さん
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2015/01/04(日) 04:41:03.85ID:???
 インドネシアの熱帯雨林の奥地で、卵ではなくオタマジャクシを産む新種のカエルを世界で初めて確認したとの
研究論文が、12月31日に米オンライン科学誌「プロスワン(PLOS ONE)」で発表された。

&#8195;アジアに生息する「牙を持つカエル」に分類されるこのカエル(学名:Limnonectes larvaepartus)は、
インドネシア出身の科学者ジョコ・イスカンダル(Djoko Iskandar)氏によって10年前に初めて発見された。

&#8195;科学者らは長年、この特異なカエルがオタマジャクシを産んでいる可能性が高いと考えてきたが、交接や
出産の様子が直接観察されたことはこれまでなかった。

&#8195;だが、米カリフォルニア大学バークレー校(University of California, Berkeley)などの研究チームは最近、
このカエルの繁殖行動に関する新たな証拠を発見した。同大の爬虫類学者、ジム・マクガイア(Jim McGuire)氏は
ある夜、インドネシア北部スラウェシ島(Sulawesi Island)の熱帯雨林を探索中に、雄とみられる1匹のカエルを
つかまえた。だがこのカエルは実際には雌で、生まれたばかりのオタマジャクシを十数匹連れていることが分かった。

&#8195;マクガイア氏は「世界中に生息する6000種以上のカエルのほぼ全ては、抱接(ほうせつ、カエルの交接時の抱擁)
で雄が雌に抱きつき、雌から卵が放出されている最中に雄が精子を放出する体外受精を行っている」と説明する。
「この新種のカエルは、体内受精を進化させた10種か12種しかいないカエルの仲間で、その中でも、子ガエルや
受精卵ではなく、オタマジャクシを産む唯一の種だ」

&#8195;子孫を生み出すことに関しては、カエルの世界にはこの他にも特異な行動様式が数多く存在する。アフリカに生息し、
体内受精を行う一部の種のカエルは、オタマジャクシの段階を経ない子ガエルを産むことが知られている。

&#8195;カリフォルニア大バークレー校の声明によると、他にも「卵を背中にある袋に入れて運ぶものや、オタマジャクシを
鳴嚢(めいのう、鳴き袋)や口の中で育てるもの、背中のくぼみにオタマジャクシを入れて運ぶもの」などがいる。
また、すでに絶滅したものの、雌が自らの受精卵をのみ込み、胃の中で育てて口から子ガエルを産むことで
知られていたカエルも2種存在したという。(c)AFP
0277名無虫さん
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2015/01/04(日) 04:41:34.93ID:???
<画像>
卵ではなくオタマジャクシを産むことが確認された新種のカエル(学名:Limnonectes larvaepartus)の雄(左)と雌。
米カリフォルニア大学バークレー校ジム・マクガイア氏提供(2014年12月31日提供)。(c)AFP/Jim McGuire
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/6/5/1024x/img_653d602e530660a3e6d0a666a225b489251798.jpg

<参照>
PLOS ONE: A Novel Reproductive Mode in Frogs: A New Species of Fanged Frog with Internal Fertilization and Birth of Tadpoles
ttp://www.plosone.org/article/info%3Adoi%2F10.1371%2Fjournal.pone.0115884

<記事掲載元>
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3035518
0278名無虫さん
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2015/01/07(水) 18:56:13.53ID:???
動物園で飼育のメダカ、新種でした インドネシアで採取
朝日新聞DIGITAL 2015年1月6日01時56分配信記事
ttp://www.asahi.com/articles/ASH155DSLH15OIPE010.html

東山動植物園(名古屋市千種区)は5日、インドネシア・スラウェシ島で採集し、飼育していたメダカが新種と判明したと発表した。
6日から公開する。

新種のメダカは体長約3センチ、尾びれの上下がオレンジ色で縁取られているのが特徴。
スラウェシ島のティウ湖で生息していたことから、「ティウメダカ」と名付けられた。
同園によると、世界で生息が確認されているメダカでは36番目の種になるという。

同園は、メダカの研究に力を入れており、2008年、インドネシアの大学の研究者らと協力して、ティウ湖でメダカ126匹を採集。
同園に持ち帰り、繁殖に成功した。

その後、琉球大の熱帯生物圏研究センター(沖縄県)と共同で研究した結果、体の特徴などから新種と判明した。
昨年12月には米国の科学雑誌に研究論文が掲載され、世界的にも認められた。

同園では、ティウメダカを含む27種のメダカを飼育している。

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▽関連リンク
東山動植物園
新種メダカ(ティウメダカ)発見! 明日(1/6)より公開します。
ttp://www.higashiyama.city.nagoya.jp/topics/index.php?g_no=ZOO00346
0279名無虫さん
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2015/01/18(日) 11:33:27.54ID:???
 カンボジア南西部にあるカルダモン山脈(Cardamom Mountains)で発見された両性類が、新種のアシナシイモリと確認された。
この生物は灰褐色で足がなく、巨大なミミズもしくはヘビに似ており、学名で「Ichthyophis cardamomensis」と名付けられた。
新種は体長が最長1.5メートルにも及び、地元ではよくヘビと間違われていた。

&#8195;国際環境保護団体フォーナ・フローラ・インターナショナル(Fauna and Flora International、FFI)によると、
同山脈一帯は生息地の消失の危機に瀕しているという。(c)AFP

<画像>
カンボジア・ポーサット州で発見され、最近新種と分かったアシナシイモリ(2010年9月12日撮影)。(c)AFP/Fauna and Flora International
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/1/6/1024x/img_16c5c626127048cd91dde34beb2bad69267558.jpg
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/0/8/1024x/img_0810421cd6cb4998acdfca99e4186bda352119.jpg

<参照>
New legless amphibian discovered in Cambodia | Fauna & Flora International
ttp://www.fauna-flora.org/news/new-legless-amphibian-discovered-in-cambodia/

<記事掲載元>
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3036745
0280名無虫さん
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2015/02/06(金) 21:46:20.18ID:???
掲載日:2015年2月6日
ttp://www.afpbb.com/articles/-/3038917

 英国の植物学者チームは5日、カンボジアの山岳地帯で新種のランを発見したと発表した。発表は、英ロンドン
(London)のキュー王立植物園(Royal Botanical Gardens, Kew)で同日より開催予定の大規模なラン特別展示に
先立ち行われた。

&#8195;新種のランは、2013年に行われた探索中にカンボジア南西部カルダモン山脈(Cardamom Mountains)で採集され、
ロンドンに持ち帰られたものだ。

&#8195;だがチームは、昨年12月にキュー植物園の温室の一つで花が咲くまで、それが新種であることに気が付かなかったという。

&#8195;花はえび茶色の筒状花で、長さは1センチほど。ランの多くその繊細な美しさで知られているのに対し、この花は
それ以上に特徴的な外観をしていた。

&#8195;新種ランを発見した遠征チームの一員であるアンドレ・シュイットマン(Andre Schuiteman)氏は「他のランと異なる点は、
花びらに大きなイボが複数あるところだ」と説明する。

&#8195;まだ命名されていないこの新種のランは、ポルパクス(Porpax)属に分類される。

&#8195;5日から開催されるキュー植物園のラン特別展示の準備が進む中で発表されたこの新発見のランだが、同展示会には
出展されないという。(c)AFP

<画像>
カンボジアの山岳地帯で発見の新種のラン(2015年2月5日提供)。(c)AFP/ROYAL BOTANIC GARDENS KEW/ANDRE SCHUITEMAN
ttp://afpbb.ismcdn.jp/mwimgs/9/1/1024x/img_9173377f2cb0afef1553e4a1191f0285210413.jpg

<参照>
Orchids | Kew
ttp://www.kew.org/visit-kew-gardens/whats-on/orchids
0281名無虫さん
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2015/02/14(土) 09:33:36.63ID:???
掲載日:2015年2月13日
http://www.zaikei.co.jp/article/20150213/235512.html

 森林総合研究所は12日、熱帯雨林では樹高が高いほど樹木の葉の光合成能力が増加することを発見したと発表した。
研究成果は、熱帯での炭素固定能解明に大きく役立つものだという。

 温帯での研究から、樹高の高い樹木は葉まで水を吸い上げることが難しいため、樹高がある程度以上高くなると
光合成能力が低下することがわかっていた。

 しかし、マレーシアの熱帯雨林で100種以上の樹種について、樹高 1mの小さい樹木から50mを超える巨大な樹木まで
葉の光合成能力を、高さ85mの林冠観察クレーンを建設して測定したところ、樹高が高くなると光合成能力が増加し、
大きな樹木ほど炭素をたくさん固定できることが分かったという。

 これは、雨が多い熱帯雨林では根から水を十分に吸い上げられるので、日光がよくあたる林冠部で効率よく光合成を
行えるためと考えられるという。

 将来、熱帯雨林地域では干ばつの頻発や気温の上昇が危惧されている。もし将来、干ばつが頻発すると、多くの樹木が
絶滅し、大規模な森林や生物多様性の劣化が起こる危険がある。一方、測定した樹木の中には節水型の樹種も見られた
ことから、今後、同研究所では、さらに樹種ごとの特徴も詳しく解析し、干ばつなど気候変動の影響評価を目指すとしている。
(町田光)
0282名無虫さん
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2015/02/14(土) 09:34:23.57ID:???
<画像>
森林総合研究所が調査を行ったランビルヒルズ国立公園の熱帯雨林(森林総合研究所の発表資料より)
ttp://www.zaikei.co.jp/files/general/2015021314330300big.jpg

林冠観察用クレーンのゴンドラに乗り、地上から約40mの高さで測定している(森林総合研究所の発表資料より)
ttp://www.zaikei.co.jp/files/general/2015021314342430big.jpg

樹高と光合成能力の関係を示す図。矢印のように、樹種に関係なく樹高が高くなると光合成速度が直線的に上昇する
(森林総合研究所の発表資料より)
ttp://www.zaikei.co.jp/files/general/2015021314360830big.jpg

<参照>
森林総合研究所/熱帯雨林の葉の光合成能力は樹木の高さで決まる―世界で初めて統一的に解明―
ttp://www.ffpri.affrc.go.jp/press/2015/20150212/index.html

Height-related changes in leaf photosynthetic traits in diverse Bornean tropical rain forest trees - Springer
ttp://link.springer.com/article/10.1007%2Fs00442-014-3126-0
0283名無虫さん
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2015/03/14(土) 23:47:45.30ID:???
ttp://nationalgeographic.jp/nng/article/20150312/438950/
車並みの超巨大淡水エイを捕獲、世界記録か
幅2.4メートル、体長4.3メートル、しかも妊娠中 2015.03.13

 タイのメコン川で調査をしている科学者が「巨大な」発見をした。淡水魚の世界記録レベルの巨大淡水エイが
捕獲されたのだ。場所はバンコクから1時間ほどにあるアンパワーという地区の水深20メートル地点である。

 計量を手伝ったチュラロンコーン大学の教授で獣医師のナンタリカ・チャンスー氏によれば、そのエイ
(学名:Himantura polylepis または H. chaophraya)は、幅2.4メートル、体長4.3メートル、体重は318キロから
363キロと推定された。体重が推定値なのは「あまりに大きく、そして、扱いにくかったため、傷つけずに計量
できなかった」せいだとナショナル ジオグラフィックのフェローでネバダ大学教授のゼブ・ホーガン氏はいう。
「どこをどう見ても巨大でした。ほかの巨大淡水エイと比べても、間違いなくトップランクです」

 実は、ホーガン氏は以前にもこのエイと出会っていた。2009年、ナンタリカ氏との共同プロジェクトでいちど捕まえ、
タグ(標識)を打って放流していたのだ。

 ナンタリカ氏が超音波検査を行ったところ、彼女は2匹の胎児を身ごもっていた(エイの多くは卵胎生)。
2009年にも彼女はやはり妊娠していた。「つまり、ここは生育場のようです」とホーガン氏。

 2009年のとき、彼女は幅2メートル、長さは4メートル58センチだった。「何かのアクシデントで
尾が短くなったのかもしれません」とナンタリカ氏。オスにつけられたような噛み跡もあった。

 2度の捕獲により、科学者は巨大エイの成長速度のデータを手に入れたことになる。ほかのほとんどの魚と同じように、
十分なエサがあればエイは生きている限り成長を続ける。寿命がどのぐらいかはわからないものの、
その大きさからこのエイは35から40歳だろうと見られている。
0284名無虫さん
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2015/03/14(土) 23:48:54.80ID:???
世界記録の可能性

 世界最大の淡水魚を調べる自身のプロジェクトで、ホーガン氏は淡水魚の世界記録を
ずっと追いかけている。本種の記録はこれまで314キロとされていた。非公式には500から600キロという話もある。

 ギネスブックではメコンオオナマズが最大と認定されている。メコンオオナマズもタイに生息し、
およそ300キロにもなる「世界最大の淡水魚」とこれまで言われてきた。ギネス世界記録北米オフィスの
アンソニー・ヨディス氏は、今回のエイが新記録になるかどうかについては、正式に申請されない限りコメントしないという。

 ホーガン氏とナンタリカ氏が成長と移動を追えるように、エイにはタグとマイクロチップがつけられ、
リリースされた。その間、魚体を傷めず、また、ストレスも極力減らすために、特別なネットが
用いられた。おかげでエイはおおむね大人しかったようだ。

 巨大淡水エイにはエイのなかでも35センチを超える最大のトゲを持ち、猛毒がある。
敵から身を守るためにトゲを使い、しばしば致命傷を与えるが、人を傷つけることは極めて稀だ。

絶滅の恐れも

 ホーガン氏とナンタリカ氏の尽力もあり、巨大淡水エイは国際自然保護連合(IUCN)で絶滅危惧種に指定
されている。「保護する法律がないので、彼らは急速に減っています」とナンタリカ氏はいう。

 メコンオオナマズを含む同じ地区の巨大魚がおかれた状況はもっと悪い。あっさり漁獲されてしまうからだ。
一方、淡水エイはとても巨大で強く、専用ではない漁具はたやすく壊してしまう。そして、食材として
あまり人気がないので、漁業からのプレッシャーは高くはない。

 しかしながら、汚染、油の流出、生息地を分断するダムなどがエイを脅かしている。

 ホーガン氏いわく、「この生きものがキャッチ・アンド・リリースしても生き延びることが証明されましたし、
何より妊娠していたのはグッドニュースです」
文=By Brian Clark Howard, National Geographic
0285名無虫さん
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2015/03/19(木) 19:02:46.20ID:???
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/031800001/
ペットとして人気の吸血鬼カニ、新種と判明 2015.03.19
 鮮やかな黄色い目を持つことからその名が付いたとされる淡水性のカニ「バンパイアクラブ」。以前から
ペットとして人気を博しているこのカニの仲間には、どこで採取されたのかがあやふやなものも存在していた。

 ところがこのほど東南アジアで実施された調査によって、特に需要の大きい2種が新種であることが判明、
学名Geosesarma dennerleとGeosesarma hagenと名付けられた。これらのカニは、インドネシア・ジャワ島の
それぞれ別の渓谷から発見された。

「今回のカニはある意味特殊なケースです。10年も前からペット市場に出回っていましたが、
どこから来た種なのかがわかっていなかったのです」と、ドイツのアクアリスト(水槽での生物飼育の専門家)
であるクリスツィアン・ルカウプ氏は語る。彼は、1月に学術誌『Raffles Bulletin of Zoology』に
今回の新種について記載した論文の共同執筆者である。

 G. dennerle(上の写真)は体が濃い紫色で、背中にクリーム色の斑が入っている。もう一方のG. hagenは、
人目を引く鮮やかなオレンジ色をした殻とハサミを持つ(下の写真)。ギラリと光る目と派手な体色を見れば、
このカニが人気なのもうなずける。

「東南アジアをはじめ世界中の水生生物ディーラーは、顧客が色鮮やかな生き物を欲しがることを
よくわかっています」と、記載論文の共同執筆者であるドイツ、レーゲンスブルク大学動物学研究所の
クリストフ・シューバルト氏は言う。「現地のディーラーたちが、学者がまだ調査をしていない場所で
採集を始めると、突如として、未記載の生き物の市場ができてしまうのです」
0286名無虫さん
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2015/03/19(木) 19:03:43.09ID:???
バンパイアを探して

 ルカウプは、アクアリウム市場で培った人脈を駆使して、バンパイアクラブがいる場所を知って
いそうな人物を探し出した。「偽の情報もたくさんありました。カニを捕っている側にしてみれば、
他の人間に入って来て欲しくはないのでしょう」
 ルカウプはこれまでにエビをはじめ、ペットとして売られている淡水性甲殻類の生息地を何度も
突き止めてきた経験を持っており、今回も見事にジャワ島中央部で目当てのカニを探し当てた。
 インドネシアにはまだ名前の付いてないバンパイアクラブがたくさんいるだろうとシューバルトは
言う。淡水性のカニは生涯海に出ず、同じ場所に留まる傾向にある。そのため、インドネシアの
島々にはたいてい、独自のバンパイアクラブが生息している。

 またバンパイアクラブは水陸両生であり、これも彼らが鮮やかな体色を進化させた一因と
考えられている。陸上では「水中に比べて視覚によるコミュニケーションがたいへん重要になってきます」

限られた生息地、乱獲の危険

 新種であることが判明した2種のバンパイアクラブはおそらく、それぞれがひとつの川の流域だけに
生息しているため、乱獲の犠牲になる可能性が高い。「地元の人々は、生活のためにカニを
捕まえています。彼らはただ捕れるものを捕って、どんどん輸出してしまうのです」とシューバルトは言う。

 ルカウプは、人気が過熱して天然のバンパイアクラブが捕り尽くされることがないよう、この先、商業的に
繁殖が行われるようになって欲しいと語る。熱心な愛好家の中にはカニの繁殖を行う者もいるが、
バンパイアクラブの大半はインドネシアから輸入されてくるものだ。

 バンパイアクラブのような、ペットとして売られている珍しい水生生物の保護に関しては、
今のところこれといった解決策がないのが現状だ。
0287名無虫さん
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2015/03/24(火) 16:59:08.52ID:???
掲載日:2015年3月23日
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032000008/

枝の上で身を寄せ合う新種のティティモンキーの群れ。アマゾンの熱帯雨林で撮影。(Photograph by Adriano Gambarini)
http://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032000008/ph_thumb.jpg

 2011年、ブラジル南部のマトグロッソ州で動物を探していたジュリオ・ダルポンテ氏は、赤みがかったオレンジ色の
尻尾を持つサルに気が付いた。同氏には、尻尾の色は「炎のよう」に映った。

 ダルポンテ氏はブラジル新熱帯肉食動物保護研究所の研究者だ。このサルに興味をもった彼と研究チームは、
その後数回にわたってアマゾンの熱帯雨林を訪れ、ひたいには縞状の薄い灰色の毛、ほほには赤茶色の毛が生える、
このサルをさらに観察した。

 そしてチームは、このサルが南米一帯で30種以上が確認されている樹上性の小型サル「ティティ」属の新種である
ことを突きとめた。

 ブラジルの学術誌『Papeis Avulsos de Zoologia』に発表された研究によれば、この新種のティティ(Callicebus miltoni)は、
ブラジル人霊長類学者のミルトン・ティアゴ・デ・メロにちなんで「ミルトンズ・ティティモンキー(Milton's titi monkey)」
と名付けられた(「ファイアーテイルド・ティティモンキー(fire-tailed titi monkey)」と呼ばれることもある)。

 ダルポンテ氏は、ブラジルのアマゾンで新種のサルを発見できたことに驚いたと話している。というのも、この地域は、
1913年から14年にかけて、米国の大統領セオドア・ルーズベルトが共同で率いたことでも知られる「ルーズベルト・ロンドン
科学探検隊」が調査を行った地域だからだ。 「ミルトンズ・ティティモンキーの存在を確認するまでに1世紀かかりました」
とダルポンテ氏は述べた。

 ほかのティティモンキーと同様、ミルトンズ・ティティモンキーも一夫一婦制で、つがいと2、3頭の子ザルという家族で暮らす。
0288名無虫さん
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2015/03/24(火) 17:00:25.09ID:???
 果実を主食とする体重1.5キロほどのこのサルは、多くの時間を互いの毛繕いに費やし、時々枝の上に並んで座っては
親しみをこめて尻尾を絡ませ合う。「このような行動は、家族の絆やつがいの結び付きを深めるのに役立っているのでしょう」
と、ダルポンテ氏は言う。

 ミルトンズ・ティティモンキーは警戒心が強い。警戒すると、その場から姿を消して、林冠の葉の覆い茂った場所に
身を潜めてしまう。そんなときでも、ダルポンテ氏と研究チームはサルの音に耳を澄ませたり、動物界では最も複雑と
いわれる発声を録音を再生したりすることで、ミルトンズ・ティティモンキーを見つけ出せるようになったという。

 ミルトンズ・ティティモンキーは、ルーズベルト川とアリプアナン川に挟まれた低地雨林のごく限られた地域に生息する。

 泳ぎが下手なためか、あるいは山地を越えることができないため、ミルトンズ・ティティモンキーはこの地域に留まっているのだ。

 ただ問題もある。「河川によって森は分断され孤立しているため、森林火災のような人間による生態系のかく乱の影響を
受けやすい」と、ダルポンテ氏は懸念する。

 生息地のおよそ57%が保護区、あるいは先住民の土地として保護されているものの、残りの生息地では森林伐採や開発が
ありふれた光景となっているのが実状だ。

 ダルポンテ氏によると、もう一つの心配は、ブラジル政府が水力発電用ダムの建設とアマゾンに道路網を張りめぐらせる
計画を立てていること。

 ミルトンズ・ティティモンキーが絶滅の危機に瀕していると言うには時期尚早だが、決して安心はできないと同氏は付け加えた。

<参照>
Pro-Carn&#237;voros
ttp://www.procarnivoros.org.br/en/

Pap&#233;is Avulsos de Zoologia (S&#227;o Paulo) - New species of titi monkey, genus Callicebus Thomas, 1903 (Primates, Pitheciidae), from Southern Amazonia, Brazil
ttp://www.scielo.br/scielo.php?pid=S0031-10492014003200001&script=sci_arttext
0289名無虫さん
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2015/03/26(木) 07:19:40.03ID:???
掲載日:2015年3月25日
ttp://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/news/15/032400013/

ブラジルの熱帯雨林で撮影されたアルビノのバク。(PHOTOGRAPH BY LUCIANO CANDISANI)
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 ブラジル南東部にある熱帯雨林で地元の人々に目撃され、伝説になっていた白いバクの撮影に、
ナショナル ジオグラフィック誌に寄稿する写真家ルシアーノ・カンディザーニが成功した。

 ブタにも似た出で立ちのバクの体は、通常、こげ茶色をしている。「白いバクが出没する」という噂に興味をそそられた
カンディザーニは、この幻の動物を写真に収めたいと考えた。

 2014年5月、目撃情報のあるヴォトランチン保護区に入り、暗闇の中、夜行性のバクが姿を現すのを待った。
バクは数多くやってくるものの、白いバクは一向に現れない。彼はあきらめず、今度はカメラトラップを設置した。
動物がカメラの前を通ると、自動的にシャッターがおりる仕組みだ。

「ある晩、撮った写真を確認していたら、白いバクが目に飛び込んできたんです。胸が高鳴りました」とカンディザーニは
振り返る。アルビノのアメリカバク(学名:Tapirus terrestris)が野生下で撮影されたのは、これが初めてだ。
0290名無虫さん
垢版 |
2015/03/26(木) 07:20:04.67ID:???
バクの受難

 アルビノの動物は、自然に起こる遺伝子の突然変異によって色素が欠如し、毛は白く、眼は赤みを帯びたピンク色となる。

 アルビノのバクは、生息地である南米の熱帯雨林でもめったに見られない。体長1.8メートル、体重200キロ以上にもなる
バクは、ブラジル最大の陸生哺乳類だ。警戒心が強く、群れを形成しない草食動物のバクは、ゾウに似た柔らかい鼻を
もつことでも知られ、この鼻で高い枝の葉や果実をつかむことができる。また、長い鼻は泳ぐときにシュノーケルとしても
役立つ。泳ぎがうまく、涼んだり外敵から逃れたりするために水の中に入る習性がある。

 だが、バクも狩猟や森林伐採といった脅威にさらされている。東南アジアのマレーバクを含め、現生する4種はどれも
個体数が減少している。

 珍しい動物を撮影できて幸運だったとカンディザーニ。アルビノのバクを撮影してから、彼は同じエリアに
カメラトラップをさらに設置し、他にも、ヤブイヌなどめったにお目にかかれない南米の動物の撮影に成功している。
「ブラジル大西洋岸の森林は危機にありますが、まだまだ科学に驚きをもたらす可能性を秘めています」と
カンディザーニは付け加えた。

<参照>
Tapirus terrestris (Brazilian Tapir, Lowland Tapir, South American Tapir)
ttp://www.iucnredlist.org/details/21474/0

Luciano Candisani Photography - Luciano Candisani Fotografia
ttp://www.lucianocandisani.com/
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