鮫島事件って、文革の時の中国で、記者が一時拘束されただけの話なのか?
そうだとは思えないのだが。

こういう系統の話を研究している友人から聞いた話なのだが...
2chでよく言われる「鮫島事件」が有名になった理由は、ご存知の通り、昔中国で日本経済新聞の記者が拘束された事件を示しているのだが、
元記者が隠してきた極秘資料を発見し、ここで公表した親族が立てたスレを当時の中国共産党の情報部部員が発見、
削除したためだそうだ。
その資料の内容は、当時新疆ウイグル自治区で激化の一途をたどっていた紅衛兵同士の武力闘争や、そこで極秘裏に行われていた地下核実験、
そして核廃棄物処理の事実とのこと。あくまで聞いた話だし、友人も断定はできないと言っていたが。
1954年には「新疆生産建設兵団」と言う、ウイグル開墾事業を推し進めるための武力組織が結成されていたのだが、こいつらの非道な行動(強盗、殺人、婦女暴行etc)も記録されていたとか。
そりゃ中国も必死に隠蔽するわ。
だが、日本は東京オリンピックの翌年。世界へ向けて、さらにアジアの復興を印象付けたいのと、当時国交が無かった大国・中国との友好関係を構築したいがために、
世界へ向けて発信されるべきであったこの「鮫島記事」はお蔵入りになった。
数年後、鮫島氏は紙面に載せようとしたらしいが、製作段階で公安にかぎつけられ没(当時公安委員で有力者だった藤井丙午は親中左翼主義だった事もあり)に。
そのまま日経新聞社を退社するまでの間を公安にマークされ続けた鮫島氏は、結局何を語る事も無く2004年に他界。
この「鮫島事件」は、中国国内の非道な行為が問題と言うより、公的権力による言論の自由への違法な圧力こそが問題なのだ。


って友人が言ってた。真偽は確かではないし憶測も混じってはいるが、さほど真実から遠いわけではなさそうだからここに上げとく。
日経新聞は右派で知られているし、左派が多かった当時の公安は、元から目を付けていたのだろう。そう考えると、結構納得できる話だと思うのだが...。



延々と続く論争に、早く決着がつけばいいな。