28歳のショルツは「安定」こそ、ディフェンダーには最重要だと強調する。

「自分は目立つようなスペクタクルな選手ではありません。安定していつも同じ仕事をやり続けるタイプの選手だと思っています。それは50試合ぐらいプレーした時に感じてもらえるものなのかもしれません。今日は攻撃面で前後半にドリブルとクロスで少し見せ場を作れたかなと思いますが、もっと精度の高いプレーを見せられるはずです。とはいえ、そこが自分のメインではなく、まず守備のところで、一生懸命に頑張るところが仕事です」

 ただ、強いチームとなっていく段階は着実に歩めている。その実感は、ショルツも得ている。優勝請負人の血が騒いでいるようだ。

「クリーンシートで終わると気持ちいいです。リーグトップのチームになるためには、安定が大事。『ディフェンスがチームを優勝させる』という言葉がありますが、私もそう信じています。これまで他のチームでリーグトップでいた時にも、ディフェンスの安定が必要だと実感してきました。このチームはまだまだ良くなります。非常にタフなスケジュールが待っているなか、しっかり貢献していきたいです」