結果論で考えればサンパオリはダメ監督なのだろう。
それでも再三ここに書いているけれど、クロアチア戦のような面子が理想に近いなら、
そういうサッカーを継続していく方がよかっただろう。
南米のアルゼンチンスタイルでは限界なんだよ。
ビエルサの時も勝っていても戦い方に批判があったように、
どうしてもアルゼンチンはアルゼンチンの理想のスタイルがある。それがもう呪縛にしか思えないよ。
チリは自分たちだけでは手詰まりだからサンパオリを招聘し、結果として大成功を収めた。
でも、AFAはサンパオリを召集しながら、サンパオリを完全に支持できなかった。
協会、監督、選手。この三すくみはねじれてしまった。悲しいぐらいに。
ビエルサは結果も出していたし、チームは強かったから、偏った選出でも批判に耐えられた。
優秀な選手をはずしても自分を通した。
サンパオリはその点で弱かったね。選手が偉大すぎる弊害だよ。力関係がおかしい。
35名の予備登録メンバーを見ても、23名をみても、中途半端だった。
いろんな調整をして失敗したようなもんだ。
それはサンパオリを全面支持できなかった協会の責任