武田信玄公は旗印に「疾如風、徐如林、侵掠如火、不動如山」と掲げた。
コロンビア、セネガル戦では、疾きこと風の如く、侵し掠めること火の如く攻め勝ち点を奪取し、
ポーランド戦では、徐かなること林の如く、動かざること山の如く守り決勝トーナメント進出という目標を完遂した。
局面を冷静に深慮したうえ最善の策を選択しただけの話。
毛利元就公は嫡男に宛てた手紙に、「算多きは勝ち、算少なきは負け候と申す。兵書の言葉に候。」と認めたという。
前後の見境なく猛り狂って槍働きで敵の首を取ることに固執するだけはアホウな猪武者というもの。
ただ闇雲に攻め立てるだけが侍の道でもあるまい。
西野Japanは、本邦の歴史的伝統を尊び 、先人の叡智に学び、前評判を覆して見事予選リーグを突破した。
誠に、サムライ・ブルーを標榜するにふさわしい我々の日本代表といえよう。天晴日本晴れ青い空。