>>49
デビュー当時から普通に絶賛されてたからな

楠木ともり Part1
・メルヘン 02話

作品の評価と役者の評価は切り離して視聴しているので
今回のようにどれだけ台本が肉厚でもお芝居に感動があってこその評価
01話の導入からパッと華が開いた02話の今回は素晴らしい内容

カボチャのあの場面からの「私出来たよ!」のこの箇所は
「魔法使えた」ではなく「魔法出来た」の台本に意味がある
台本は「私魔法が使えるんだね、原書使いになったんだね」と続く中で
そのピークが「私出来たよ!」で特に語尾の「よ」は本当に素晴らしい
突然のこの一瞬が、こちらに伝わるものが圧倒的で見事なお芝居

大袈裟に、これまで生きてきて最高の溢れ落ちる程の喜びを表現
自分が魔法出来た!という感動よりも私は土御門さんの期待に応えられた!という
それこそ初めてと言って良い圧倒的な充足感がそこには溢れる
台本の理解が「人間性の成長」にあって初めて生まれるお芝居

散々使い古された「魔法使えた!」ではなく「魔法出来た!」が今回の本質
初めてと言って良い人と人との繋がりから来る絆が主題でそこに自己肯定と自己実現が乗っかってる状態
その絆がまた脆く崩壊してまた最後に再び形作られていくジェットコースターの台本を
楠木ともりがその本質をキッチリ把握して劇的な表現に繋げてる点が良い

01話02話だけで楠木ともりの代表作を確信させる見せ場だらけの内容で
当たり役に相応しい期待以上の結果を残している印象
何より訴求力が高く役者として華があり才能を感じさせる
満足度の高い空想世界を堪能

90点

(´・ω・)