なぜミュージックレイン3期生はなかなか出てこられないのか?

ミュージックレインはアニプレックスのアニメ(特にオリジナルアニメ)に出演することが多いのだが、
最近アニプレックスも女性向けのアニメが多いのと、中堅声優を起用することが増えていて、
新人の女性声優が出演できる機会が減っている。
今期で言えば『くノ一ツバキの胸の内』が出そうな可能性があったけど、残念ながら起用されていない。
ミュージックレインの4期生が昨年募集されたが、その中の「スーパー声優オーディション」の募集要項には
その声を活かして歌手、俳優、アイドル、モデル、ゲーム実況者、マジシャンなど、
領域を越えてマルチに活躍できる新しい才能を募集します。
とある。やはりミュージックレインにおいても、声優仕事だけでは新人声優が出ていくのは難しい環境にあるのは事実なのだろう。
ゲーム実況が入っているということは、デビュー後に声優として軌道に乗るまでは配信者として活動することもあり得る。

コロナ禍は新人声優全体が出づらくなっている原因だろうが、実際はコロナ禍以降にもデビューして売れている声優はいる。
次にミューレ特有の理由を考える。
ソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)は2010年から定期的にアニストテレスというオーディションを開催しており、
水瀬いのりや楠木ともりなど、そこから輩出された有名声優が数多くいる。
その他にも矢野妃菜喜や元A応Pの春咲暖や星希成奏が在籍しており、楠木ともりや矢野妃菜喜は新人女優賞、
水瀬いのりは在籍中に主演女優賞を受賞するほどの活躍を見せている。
私が小耳に挟んだ噂話だと、ソニー系はオーディションで枠が一括だと聴いたことがあるので、
ソニー・ミュージックアーティスツに押されてミューレが出にくくなっているのでは?と想像している。
たとえば、SMA所属に水野朔がいるが、2021年に『SELECTION PROJECT』、
今年は『ぼっち・ざ・ろっく!』『後宮の烏』に出演が決まっている。特に後者は主演である。
この売れ方はミューレ1期生や2期生を彷彿とさせる。

まとめると、ミューレ3期生が売れるのに時間がかかってる理由は
・コロナ禍により新人声優がそもそも出てこられない
・ソニー・ミュージックアーティスツとの兼ね合い
・アイドリープライドの微妙な立ち位置