なるほど…形から入るとそういうスタンスでプロの演技を見るのか…
違うよ。それじゃ物真似芸人になるだけだ

文節単位というのも気になった
例えば、「ちょっと!」という突っ込みの台詞があったとして
ある声優さんは、「ょ」と「っ」の間にある「ぉ」から演技が変わる。いや増える
勢いよく突っ込んではみたものの、何だかおかしくて途中で笑えてきた
または勢いよく突っ込んではみたものの、あまりに駄目すぎて真面目に心配した
など、文節の途中で感情を追加する演技には意味があって
演技に深みを与える
プロの演技を聞いていれば、文節に縛られる事は無い、もっと自由なんだと気付くと思うんだけど

プロの演技を聞いて、その豊かさに自由さに深さに感心して気付かされる
という事はあってもいいかもしれないけど、パクっちゃ駄目だ
見える物聞こえる物は、その役者さんが生み出した役の表面に過ぎない
表面だけをパクったってハリボテになるだけだし、上手く再現出来ても物真似の域を越えられない
役の中身の深さに気付き、同じ深さを目指して自力で掘り進める
それが出来る人が、プロになれるんじゃないか