いわゆるアニメ声を肯定的な文脈で捉えるのはオタ界隈だけ

https://www.news-postseven.com/archives/20110925_31603.html

落語家に女性は少ない。現在、東京の女性落語家は四団体合わせて二十人。圧倒的な少数派である。

女性が落語を演る上での最大の弱点は声だ。女性特有の高い声で無理に「男の声」を作ろうとすると、
どうしても「アニメで女性の声優が男の子の声を出している」みたいになってしまう。
そんな声でご隠居さんや喧嘩っ早い男を演じられては、こっちが気恥ずかしい。

だがそれは「女に落語は出来ない」ということではない。
アニメ声になってしまう演者が未熟なだけだ。

そもそも、落語において「声を作って演じ分ける」というのは極力抑えるべきことであって、
声ではなく演技力によって老若男女を演じ分けるのが上手い落語家なのである。