軽い気持ちで犯行予告を書き込んだ者の行く末
簡単に言うと…
1.インターネット掲示板に芸能人の殺害予告の書込みをした者が、警察の捜査の対象となっているとの報道がされた。
2.インターネット掲示板に殺害予告の書込みをすると、脅迫罪や業務妨害罪等に問われ得る。
3. インターネット掲示板は、気軽に匿名で書込みができるからこそ、利用に注意しなければ、民事責任、刑事責任に問われることがある。
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 数か月おきに見掛ける内容の報道で、芸能人に対する加害予告に警察が動いているというものがあります。このコラムの執筆当時は、ある芸人やその家族を殺害する旨のインターネットでの書込みに対し、警察が捜査をしているという報道がなされていました 。

昔と違い、今は、芸能人に対する批評をSNSやインターネットの掲示板等で『気軽に』『匿名で』書き込むことができます。「あのコンビのネタは面白かった」、「あのツッコミは秀逸だった」などの賞賛する書込みもできる一方、ネタとは全く関係のない個人そのものを批判するような心無い書込みもできてしまいます。心無い書込みには、事実のものから虚偽のものまで様々です。そして、度を越した書込みをすると、民事上の法的措置にとどまらず、犯罪にも問われることがあるというのが、今回のテーマです。