会社の人事担当者が診察に同席したいとのことで,先日,一緒に病院に行ったところ,
「どうしたら,本人が働きやすい環境が作れるのか?」に始まったのは良いものの,
「どういう経緯で通院を始めたのか?」,「治る見込みはあるのか?」,「本当に悪いのか?」,
「診断書を出して欲しい。」など,どんどんエスカレートして行き,医者も困った表情をしていた。
当初の説明ではこのような展開になるとは全く思いもしなかった。本当にショックだった。
10分以上時間が経過したので,後日,本人の同意のもと,医者と人事担当者の面談ということになった。

が,人事異動による新体制の発表がなされた際に,社長から「事前に情報が漏えいしているようなので,
情報管理には気をつけるように。」との注意があり,以前,自身の情報を流されたり,
個人情報を紛失されたりした経緯があり,人事担当者や会社がますます信用できなくなったので,
病院に,人事担当者による面談と診断書の発行を不同意にする意思の連絡をすぐに入れた。

「口頭だけの説明では本当に信用できない。」ということが良く分かった。
何故,自分の現状(病状)を把握したいのか理解できない,いや,理解しようとする気持ちも失せた。
業務中の怪我とその後遺症により休職を命じられる際にも,周囲からは訴えるに値するという位の
心ない言葉を言われ,かなり傷ついたが,またもや傷口に塩をすりこめられるような思いだ。
今回の人事担当者の対応により,刑事事件の被疑者が刑事責任能力があるか否かを判断するため,
精神鑑定を受けさせられることと,同じような対応を受けているような気持ちになった。
本人の十分なる理解と同意を得ないままの,興味本位ととらえられるような現状把握は
絶対にやめて欲しい。
人の苦しみや悲しみや不幸などまでも,責任ある立場の者が漏えいすることは絶対に許さない。

会社に裏切られ,心身の健康を失い,家族を失っても,不祥事の懲戒処分の減給よりも重い減給処分を
受けた所得状況下にあっても,多額の投資をしてあらゆる治療を施して一日も早く健康体になり,
労災事故の怪我で会社に迷惑をかけた分,少しでも役に立とうと必死に元気を出して働いているのに,
これから,自分は何を信じて働き生きていけば良いのだろう。