まいどおおきに」…もうかるどころか赤字経営

フランチャイズ契約の際、「赤字はない」などの説明を受けて出店したが、
実際には収益が上がらず損害を受けたとして、「まいどおおきに食堂」の
名称で全国展開する外食チェーン加盟店の元店主9人が12日、同チェ
ーンを経営する「フジオフードシステム」(大阪市)などに計3億2200万円
の損害賠償を求める訴えを東京地裁に起こした。

 訴えによると、原告らは平成17〜18年、フランチャイズ契約をする際、
被告側から「売り上げは月800万円以上」などと説明を受けて出店。しかし、
実際には収益が上がらず、人件費などがかさみ赤字経営となり、わずか
1年足らずで閉店するなどした。

 原告は「被告側が、合理性を欠いた算定方法による予想収益を提示する
などした上、適切な経営指導を怠ったことで損害を受けた。魅力的な数字を
並べられ、うのみにしてしまった」と訴えている。

 フジオフードシステム社は「訴状が届いておらずコメントできない」と話している。