学歴というのは、アメリカにもヨーロッパにもある制度。日本の学歴制度も、決して間違ってはいないと思う。
だが、私自身、受験勉強をせざるを得なかった者の実感として、何かが間違っている気がする。
くその役にも立たないことを暗記させられて、テストで、その優劣を競うのは、
実に空しかった記憶がある。
 昇進や、入社の際に、学歴を重視している組織のことを考えればよくわかる。
日立製作所、大蔵省、官僚、銀行、日本の大学の研究機関。
 これらの組織では、今までは、いい大学を出ていれば優利だったのかもしれない。
だが、学歴を重視するような組織は、最近うまくいっていない。
 組織の一員が幸せそうに見えない。生き生きしていない。ああなりたいと思わない。
それに比べると、学歴の有無を問われないベンチャー起業の経営者は、目が生き生きしているし、
話の内容も面白い。魅力がある。
やっぱり、日本の学歴制度ってどこかおかしいんだろうと思う。
まあでも、先に述べたような所で働きたいのなら、必死で勉強するべきだけど、
そうじゃないんなら、三流大で十分。あんまり勉強せずに、人間的魅力を磨くべし。