>>961
続)

山本太郎が「皆さんは損させられてるんです!もっと楽に生きられるんです!悪の親玉がいるんです!」…と言ってたら、「若者の自由が高齢者介護に搾取されている」というクラスタのかたまりが出来た。れいわ結成からたった1年で。その個別具体的な懸案の事よりも、その即効性の恐ろしさよ。そして山本太郎が言ってないイシューが醸成される恐ろしさね。

その事を当時の左派層全体としては俯瞰で憂慮してたんだけど、今は層自体がそうなってるね。おかしな言説が「なんかおかしいな」と漠然と思いながらも、それを言語化できないからそのまま浸透してしまう。
それは受け手の受け皿が固定化しすぎたという事だろう。それが「言い方の違いだけで本旨は劣化してない」というならいいんだけど、本旨もイビツになってるよね。「これはよろしくありません、排他しましょう」というような提言しか受け皿に乗らなくなってきた。じゃなけりゃ暇空が出現する事はなかったよ。